誰かと過ごせる時間があとどれだけ残っているか、という言い回しを聞いた事はありますか? 実際に親に会える時間は●●日等。 私のそれは、あっけなく消えました 巷でよく言われているのが、『親と過ごせるのは実質●●日』という文言だ。 それが短いか長いかは、各人の判断によると思う。両方の人の気持ちが正しく評価されるべき、そう思うばかりだ。 ただ、私の場合、俄にそれがゼロになった。 良かれ悪しかれ、どうでもよかれ。 2022年12月2日、16時頃。 私は常にスマホを肌身離
山家についての覚え書き 山家と言われる人々を正規に知ったのは、地元に帰ってからだ。 山家は、日本民俗学の始祖(っちゅー割には、本人的には『民俗学マジソウジャナイ』になってしまった不遇の人でもある)柳田國男曰く、『平地民を戦慄せしめよ』と評した、ある種の『日本固有種族』とも言われている……まぁそこ、諸説あるが。 確かなのは、同じ狭い日本という土壌を踏みつけているにもかかわらず、言わば我々『平地民』とは異なった文化圏の人々である。その特徴の一つとして、土地の固有所有意
所謂腐女子界隈の『地雷CP』の発生について、個人経験よりの一案 何時だったか、友人があるキャラを見れなくなったという話をした。以前はそのキャラにも愛情を寄せていたが、今では目にする事さえ敬遠しているという。 きっかけは一時期SNSを騒がせた某の影響だが、話しているとそれ以前から幾らか思う所はあった模様だ。それも含めて私のかなり勝手な想像込みだが、概ね間違っていないだろうと思うのは、私自身にも似た経験が幾度となくあるからだ。 ある物語において、嫌いなキャラがいる。
30年モノの腐ってアカン方面の同人誌を、改めて見つめました 本日、断捨離をした。 もっとも、実際は気合いと費やした時間の割にさして断捨離は出来なかったが、その過程で、現代では信じられない遺産を発見する事となった。 前世紀に発行された同人誌である。 ナマモノで、しかもちょっと腐り気味。 同人誌界隈でナマモノ、しかも腐っているともなれば、ある意味常に炎上し続けているが、前世紀から存在していた、なので今後も存在し続けるだろう。ある資料によると、江戸時代から似た傾向は
元上司の退職について きっかけは一本の外線だった。 「アノォ、申し訳ないんですけど、今月で辞めます」 六月上旬の朝十時、元上司の電話はそんな具合から始まった。 上記は原文そのままという奴だ。コンビニのパートかよ、マァ実際お前は好き勝手しでかす、負の意味で常勤気質の抜けないパートだから、と心の中で呟きつつ相手の話を聞いていたものの、退職理由については相変わらず、非常に曖昧だった。 というか、理由を言っていない。 要約すると、『自分の意思ではないが、辞めざるを得な