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自分らしく飛びたい-中村洋太さんのライターコンサルを受けて-

「このままこのやり方を続けていったら、書けなくなる」

1月末にクラウドワークスに登録し順調に受注案件を増やしていた4月半ば。執筆用のGoogleスプレッドシートを前に私の指は動きませんでした。
「自分の書く文章に意味はあるのか」と立ち止まってしまったからです。

もうお願いするしかない。

頭に浮かんだのは憧れのライターである中村洋太さんのコンサル。
中村さんが執筆されるnote記事は私のバイブルで熟読していますが、ライターコンサルをされていると知って、ずっと気になっていたのです。

「note掲載記事もほとんどない私には時期尚早ではないだろうか。」
躊躇する思いはありました。
ただ、このままだとお願いをする前に書きたい気持ちが消えてしまうかもしれない。

同じような気持ちでコンサルを依頼された池田あゆ里さんの記事に勇気をもらい、祈る気持ちでDMを送りました。

そして迎えた昨日の初セッション。

こんなに緊張したのはいつぶりだろう、というくらい膝が震えていました。

事前に現状と悩みを整理していましたが、会話の中から出てくる疑問も多々あり、脱線も多かったと思います。

それでも中村さんは悩みの本質を見抜き、その都度具体案を示しながら、この先の道を照らしてくれる、心に刻みたい言葉のギフトをたくさん贈ってくださいました。

迷った時にこの気持ちに帰ってこよう。そして同じように悩んでいるライターの方がいたら、私の経験が少しでも役に立てば嬉しい。
そんな気持ちから、コンサルへの準備とコンサルから得た学びをここに書き残したいと思います。

【コンサル準備編】自分の悩みを深掘りする

コンサル日時が決定した後、中村さんからこんなメッセージが届きました。

当日はライターとしての現状と現在の悩み、そして目指したい像などをあらためて教えてください。

コンサル依頼のDMに簡単な自己紹介と悩みを書きましたが、更に具体化する必要がある、と感じました。書いていく中でどの瞬間に自分が辛いのか、嬉しいのか、自分と向き合って現状と悩みを整理しておきました。

ライターとしての現状
1月にクラウドワークスに登録してWebライティングの世界に飛び込む。
クラウドワークス主催のクラウドカレッジで「スタートコース」「Webライターコース」を受講、学んだことを案件に活かしてPDCAサイクルを回す。

最初はゲームを攻略するような楽しさがあり夢中になる。また、幸運にも最初から記名記事を書かせてもらえたことでポートフォリオ化ができ、その後複数のクライアントから案件を受注。現在に至る。

現在の悩み
クラウドワークス経由でしか案件を受注しておらず、執筆内容はSEO記事が中心。案件にもよるが、執筆というより作業と感じる時が多く、楽しみよりも苦しみに感じる時間が増えてきた。
向いていないのではと思うが、他の道が見えてこない。

これまで受けた案件で一番楽しかったのはインタビュー記事。音源を聞くことでインタビュイーの熱意に触れ、更にそれを記事にして読者に伝えることができることに喜びを感じた。できればこの道で専門性を磨いていきたいが、どうしたら仕事を獲得して収益化できるのか。

エッセイ的なもので書きたいネタはあるが、それこそ無名のライターの文章は読んでもらえないだろう。自分の経験や感じたことから生み出す文章をお金にできるのは、ほんの一握りの才能のある人たちではないか。

目指したい像
自分の心が動かされたことを文章で読者に伝え、その文章を収益化できるライター。
「あなたに記事を書いて欲しい」と言われるライター。

【コンサル学び編】アドバイスで刺さったポイント

1時間半のコンサルは中村さんの言葉が刺さりっぱなしで、メモ帳がどんどん埋まっていきました。
その中で特に心に止めておきたいと思ったのは以下の4つです。

・自分が受けたい仕事を見越してセルフブランディングをする
今の実力は置いておいて、なりたい自分の姿をプロのライターが書くべき言葉で書く。「初心者」「修行中」などは不要。まずはプロとして声をかけてもらえる状態を作る。

自信の無さから、クラウドワークスのプロフィールにもTwitterのプロフィールにも「逃げ道」的な言葉を使っていました。自信のない人には誰も仕事は頼みたくない。当然のことですよね。

・価値のある文章はすぐにはお金にならない
自分じゃなくてもできることは、単価は安いがすぐにお金になる。
知らない人の文章には誰も価値を付けられないので、継続して書き続けるしかないし、長期的な我慢が必要な場合もある。
ただし、自分の中に価値のあることしか書かない、ということが大事。

すぐにお金になる文章、を書き続けることに行き詰ってしまったので、自分に必要なのはこの「長期的な我慢」だと感じました。
あとは「書く」と決めて書き続けること。
日々の心の機微を流さずに、なぜそう思ったのか、その思いにどんな価値があるのかを掘り下げて分析する思考力、言語化する習慣を養っていこうと思いました。

・自分のことをきちんと書く
バックグラウンドを提示すればするほど、自分を知ってもらえる。
自分の情報を開示すれば読者やクライアントから親近感を持ってもらえる。
すぐには仕事には繋がらないかもしれないが、タッチポイントが多いほど記憶にとどまり、声をかけてもらえる可能性が増える。

Webという世界が何か怖いものだという思いが少なからずあり、バックグラウンドを開示することをためらっていました。ただ当然のことながら、クライアントはよく分からない人には大事な仕事は頼めません。「自分」をWebの世界でマーケティングしていくしかない、と腹をくくりました。

・自分の持っているネタを出しまくり、分析する
何が当たるかは、書いてみないと分からない。
書き続けていくと、当たると思って書いた記事に反応が少なかったり、予想外の記事に「スキ」がたくさん付いたりする。
書いて、分析して、また書いていく。

これが一番驚いたというか、やっていいのか、と思ったポイント。
自分という無名のライターのエッセイ的な話を知りたい人がいるはずがない、それじゃあブログと一緒じゃないか、と思っていたからです。
自分の中で価値があると思ったことは書いてもいい、と言っていただいて、書くことへの敷居が下がった気がしました。

【コンサル実践編】ライター名変更

コンサル終盤、Twitterのプロフィールに話がおよび、

「実名をライター名にすることに抵抗はありますか」

と中村さんに聞かれました。
それまでのライター名は「ドルフィンズリング」。
自分の中では由来も思い入れもある名前だし、正直なところ「イタリア在住で実名にしたら、すぐに誰だかわかってしまうのでは」と一瞬不安がよぎったのも事実です。

ただ、「クライアントさんが安心して仕事ができる名前。〇〇さんにインタビュー記事を書いてもらいましたと宣伝したくなるライター名かどうか。」と中村さんに問われた時に、答えはすぐに出ました。

幸いまだライターとして活動しているのは3か月、覚悟を決めるなら早い方がいい。

即座にクラウドワークス、Twitter、noteのライター名をすべて実名に変更しました。継続案件中のクライアントさんには混乱が無いように連絡を入れ、記名記事を許可していただいたメディアさんにも、新しいライター名に修正してもらえるよう依頼しました。

まとめ

悩みながらも案件を書き続けていた1カ月、中村さんのnoteを片っ端から読んでいたのでお人柄は想像していましたが、実際にお話しした中村さんは想像を超えていました。

私の悩みに対して「そこまで考えているのは凄いと思います」「その気持ちに従って大丈夫だと思います」と肯定ポイントを見つけてくださって、それを聞いて、いま立ち止まることは間違っていないんだ、と現状のもやもや感が無くなりました。

中村さんが教えてくださるアドバイスは、中村さんが一つひとつ乗り越えてきた経験から得た知識。成功されている方が実践から得た学びを実行しない理由はありません。

雛鳥は親鳥の飛ぶ姿を見よう見まねで学び、羽をバタつかせてもがきながら飛べるようになっていく。

私もいつか自分らしく飛ぶために、今は素直にアドバイスに従ってみよう。
感じることを楽しみ、書くことを楽しみ、挑戦し続けていこうと思います。

書くことに対しての前向きな気持ちを取り戻すことができたのが、今回のセッションで一番嬉しかったことです。
セッションが終わった後、このnoteを書きたくてワクワクしました。

今後は中村さんに執筆の添削を依頼しながら、文章の表現や自分のブランディングに磨きをかけていきたいです。

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