DOLLY EN GREY

日々考えていることを気が向いたときに書きます。 自閉スペクトラム症、障害等級3級。 …

DOLLY EN GREY

日々考えていることを気が向いたときに書きます。 自閉スペクトラム症、障害等級3級。 名前は小説「ドリアン・グレイの肖像」とロックバンドのDIR EN GREYから。

最近の記事

東大前刺傷事件について、自分と重ねて思うこと

東大前刺傷事件の犯人が、 「東海高校の外来生」 「普通の家庭(医師の息子ではない)」 「東大理Ⅲを目指していた」(自分は京大医学部志望だった) などの点で自分と共通していて身につまされたので、自分と比較して、事件について思うことを書いてみる。 ~~~自分の場合~~~ 自分は現在30代後半。公立中学から東海高校に入学。 中学の頃はあまり勉強しないでも成績が良かった一方、一生懸命勉強する気にもならず(勉強してもそれ以上成績が伸びる感じがしなかった)、学内テストでは2番が多

    • 2020年-1984年-1948年

      ジョージ・オーウェルの「1984年」。 執筆年が1948年だから,1984年はその36年後で,2020年はさらに36年後だという(どうでもいい)ことに気づいたので,この小説中のキーワードのいくつかに関連させて,2020年の世の中を振り返ってみる。 「二重思考」 2+2は5にも4にも3にもなる。矛盾する思考を即座に切り替えたり,さらには同時に信じ込むことさえできる思考の技術。 感染を抑えるために外出自粛を呼びかける一方で,Go Toキャンペーンで移動を促進したのは,二重思考を

      • 新型コロナウイルスの起源についての私見(最近コロナについて考えたこと②)

        いまアメリカが武漢のウイルス研究所を徹底的に調査しているということで,前々から新型コロナの起源について考えていたことをまとめてみました。(医学やウイルスについては素人なので,専門的にみて不可能なことが含まれていれば,ご指摘いただけるとありがたいです。) まず,私がこれまでに見た人工ウイルス説や研究所からの流出疑惑を肯定する側,否定する側の主だった主張と根拠をまとめると, 【肯定する側】 ① 感染が始まった武漢にウイルス研究所があることや,中国政府の不自然な対応などの状況証

        • 最近コロナについて考えたこと①

          コロナ対策で今週から基本在宅勤務になり,会社に行かなくていいことを喜びつつ,まったく仕事がはかどらなくて焦る。そんな日々の中で,コロナについてのニュースや政府の対策,民衆の非合理的な行動などにいろいろ思うところをまとめてみた。(第1弾) ①感染の原因と予防策 ニュースで取り上げられる感染事例の多くが風俗,食事会,ライブハウス,合唱団といった「人が集まって頻繁な会話や大声を出す場所」ばかりだけど,こうした明らかに感染しやすい状況以外での感染者がどれだけいるのか。「感染経路不明

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          ハースストーンから学ぶ英語表現①

          『ハースストーン』というカードゲームをご存知でしょうか。 アメリカのブリザード・エンターテイメントが、同社の超人気オンラインゲーム『ワールドオブウォークラフト』の世界観をベースに作ったゲームで、総ユーザー数はなんと7000万人以上。 カードゲームなので手軽にプレイできる分、むしろ『ハースストーン』から『ワールドオブウォークラフト』を知ったという方も多いのでは(かく言う私もその一人です。というか知っただけでやってはいませんが)。 このゲームは、カードゲームとして非常に面白

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          英文法を理解するための「普遍性」と「弁証法的な考え方」

          英文法を理解するには、「普遍性」と「弁証法的な考え方」が大切だと思う。 「普遍性」とは、できるだけ幅広いケースに適用できて、可能な限り例外が少ないこと。 英文法の本では、大抵の場合に当てはまる「基本ルール」を提示し、そのルールに当てはまらないケースを「例外」として紹介することが多い。 たとえば、疑問文では普通anyを使うけど、Would you like some coffee? のようにコーヒーなどを勧めるときはsomeを使うとか。また、「~しなければならない」のha

          英文法を理解するための「普遍性」と「弁証法的な考え方」