見出し画像

「結婚」に憧れるのはわかるけど。。。

先日2000年生まれの2000人で作る「ヤングマンベイグ」と言う雑誌のなかの「ぼくらにとっての結婚」と言う特集でコラムを書かせていただきました。常日頃「結婚神話」に洗脳されている若者に対して「目を覚まして!」と言う気持ちを持っていたので、若者に向けて書けるのはとても良い機会でした。
「結婚」を「愛し合う恋人たちのゴール」的に考えている若者が多いけど、この制度に騙されないで!と本当に言いたい。
「結婚式」がしたいならウェディングドレス着てパーティーすればいい! 
大好きな人を世間に認めてもらう実感を得たいなら皆んなにアナウンスの手紙を出せばいい!
大好きな人と一緒に暮らして生活したいなら気が済むまで同棲すればいい!
結婚に憧れるのわかるけれど、この国が認めている結婚なんて所詮資本主義をうまく回すための「奴隷制度」の一環だと私は思ってる。本当みんな、騙されないで!「資本主義の奴隷」にならないで!
そんな訳で、若者に向けて書かせてもらったコラムは以下です。


*****
結婚ってタイミングで、私は偶々外国人の恋人が帰国する事になった時「一緒に行きたいけどビザないじゃん」って結婚しただけ。結婚ってその程度のもんでいいと思う。むしろきっかけ無かったら結婚する必要全く無いし、同棲でいいと思う。結婚なんて、書類上どうしても制度を利用した方が良い場合以外はしなくていいよ。だって「結婚」って浅いよ(笑)。それよりも深いのは「家族」。

若い時は結婚には恋愛が不可欠だと考えていて、そうでないカップルは「悪」とみなす傾向があるけれど、実際には恋愛の末結婚していても恋愛関係が終わってるカップルの方が多いかも。
実は私達「婦婦」もそう。妻がカミングアウトして、改めてストレートにしか恋愛感情を抱かないと確信した私は女性になった妻とは恋愛関係がなくなってしまった。でも私達みたいに恋愛関係なくても「家族」としてうまく成り立っているカップルもいっぱいあるよ。世の中いっぱいる、セックスレスのカップル。全然それって恥ずかしい事でも「禁句」でもないし長年付き合っていればそれはむしろ自然で、みんなもっと声上げていいし、「生活(家庭、家族)」と「恋愛」ってもっとオープンに切り離しても良い時代が来ているはず。

私のパートナーは人として最高だし、生涯一緒にいたい人。そして何よりも大切な家族。
でも恋愛相手としてはもう違う。だからお互いに恋愛は別にする。
まだあんまり想像できないかもしれないけれど、同じ人と30年も40年もマンネリのsexしたいの?もっと自由に考えて!「結婚」なんて、重要じゃない。本当に重要なのは「家族」。それは恋愛からはじまってもいいし、親友からはじまってもいい。もちろん従姉妹同士でも姉妹同士でもいい。一緒にいて安心できる人。性別とか、血縁とか、人種とか関係なく。一人じゃなくてもいい。2人でも3人でも。

結婚は「家族」を作るきっかけにはなるかもだけれど重要じゃない。それに同性婚も複数婚も出来ない今の結婚制度なんて意味ないし時代にあってない。「結婚」に捉われず「大切な人」を見つけて。そして案外それは「恋愛」とは関係ないかも。もちろん恋愛は素敵だしできるならした方がいいけれど。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?