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生物コミュニケーション大作戦のプロジェクトメンバーに迫る!!〜リバネス 小山編〜

生物コミュニケーション大作戦 ~いきものみんなとお友達~ では、あらゆる生き物をコミュニケーションでつなぎ、互いを理解し共生できる世界を目指して若手研究者・中高生の生物研究者とともに研究を推し進めています!
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運営:ハイラブル株式会社・株式会社フォーカスシステムズ・株式会社リバネス

フォーカスシステムズの大島です!運営メンバ―紹介記事もいよいよ最後となりました。今回はリバネスの小山さんについて紹介していきます。

(インタビューアー:ハイラブル 柳楽さん)

実はお二人とも関西出身なのですが、普段は標準語を話されています。熱中すると関西弁が出てしまう小山さんと、それにつられて関西弁で話す柳楽さんを見て、東京出身の私はいつもほっこりしてます。
イントネーションまではお伝え出来ませんが、そんなお二人のお話している様子をお伝えできればうれしいです!

研究者の方達とコミュニケーションをとって光科学分野を発展させたい

柳楽:まずは自己紹介、お名前と業務内容についてお話を伺いたいです。

小山: リバネスの小山と申します。業務内容は主に中高生研究者の応援と光科学分野の研究者と、いろんな連携仮説を考えることです!

柳楽:なぜ光化学分野なんですか?

小山:もともと大学で光のエネルギーを濃縮することができる「金属のナノ粒子」について研究を行っていたんです。で、その金属ナノ粒子が極めて好きで。研究者と連携仮説を考える時に、隙あらば光化学分野を考えてしまうんです。

柳楽:光化学の魅力は何ですか?

小山:大抵サンプルが美しいことです。ある光波長を吸収をするっていうことは、必ず色がつくっていうことなので、たいてい美しいんですよ。ステンドグラスの赤い色って皆さん見たことあると思うんですけれども、あれは金のナノ粒子の色なんです!

柳楽:結構身近なところにもあるんですね、そういうの。

小山:あと私の持論として、美しいなって思うものって多分まだ人類が理解しきっていないロジックによって機能美を備えている可能性が高いと思っているんです。

柳楽:なるほど。小山さんは中高生研究者の支援にもかなり関心があるかと思うのですが、それと「光化学」や「機能美」って関係するところがあるのですか?

小山:そうですね、私が子供が好きな理由は、子供が新しいサイエンスと出会った時に見せるワクワクした顔は、科学と出会った人類のシンプルな喜びって感じがするからです。
美しい物をみたときに、きっと未知の機能が備わっている、まだ見ぬ自然現象が隠れていると想像して解き明かす楽しみを、子供たちと享受したいと思っています。

ブリッジフェローとしての経験を「する」立場から「してもらう」立場に

柳楽:小山さんはブリッジフェローとして、実際に中高生研究者の方を支援してきたという経験があると思うんですけど、ブリッジフェローとして子どもたちと触れ合う際に、苦労した事ってありますか?

小山:中高生研究者の方のポテンシャルが非常に高い子たちだったので、コミュニケーションとか、実験結果をまとめるとか、そういう部分に苦労はしなかったんですね。だからこそ、より専門的な知識を持ってアドバイスする場面が多かったです。

柳楽:なるほど。

小山:研究のメジャーが少し違ったものですから、論文検索の仕方とか、どこに最先端が眠っているのかなどアドバイスしてから、私も有機化学の発光について学び直していました。

柳楽:そういう体験を今度はいろんな人にしてもらうっていう立場になりつつあるわけじゃないですか?今回その大作戦でどんなブリッジフェローの方と一緒に仕事したいと思いますか?

小山:ひたすらノリがいい人がいいです。一応私結構人見知りなので。

柳楽:本当ですか??

小山:本当なんですよ、本当なんですよ!人見知りだからちょっとこう、心の中で何か言いたいこととか、意外とパッと言えなかったりするんです。だからノリとテンションでちゃんとしゃべれる人。「この分野のこと私たち全然わかんないね」ってなっても、お互いに相談しあえる人がいいと思っています。

柳楽:確かに色んな分野の方とつながる機会がありそうなので相談しあえるチームにしたいっていうのは確かに僕もそうかなと思います。やっぱりちゃんとしゃべれる人であって欲しいとかあるんですか?

小山:そうですね。なんというか雑談ではなくて、ちゃんとみんなで学び合えるように、かつコミュニケーションの部分で律速しないようなチームにしたいなと思います。

柳楽:なるほど。地に足が着いた議論がしたいっていうことですね。

ケチャップとマヨネーズとマスタードを混ぜたソースが好きな人 は 『ケチャップとマヨネーズとマスタードを混ぜたソースが好きな人』?

柳楽:普段小山さんがコミュニケーションする上で、どんなことに気を遣ってます?

小山:とりあえずゆっくり喋ろうとしています。それこそ自分自身がね、思いつきとノリとテンションで喋っちゃうタイプだから、たまに地に足ついてない時があるんですよ。

柳楽:あ、そうなんですか?なんかあんまりそんなイメージ僕はなかったんですけど。逆にじゃあ、人から話を聞くときとかって、どんなことを考えて聞いているんですか?

小山:結構私、人の指摘が理解できないことが多いんですよね。そういう時は、そのまんまの言葉として頭に入れるようにしています。

柳楽:どういうことですか?

小山:あの、例えばですよ。『私はケチャップとマヨネーズとマスタードを混ぜたソースが好きだ』って言われた時に意味わかんないってなったとして、普通だったら「ソースやたら混ぜるのが好きな人なのかな?」とか「多分この人、マスタードが好きなんだな」とか、そういう仮説を立てると思うんですよね。

柳楽:ふんふんふん。なるほど。

小山:私は理解できないときはそのままインプットするようにしていて。『私はケチャップとマヨネーズとマスタードを混ぜたソースが好き』っていう言葉を入れておくんです。そうすると後で意味が分かったりするんですよ。

柳楽:うーん、なるほど。思い込みが無い状態でってことですね。

小山:そうですそうです。邪推とか婉曲の無いように保存して、「あのときの言葉ってこういう意味か!」みたいな。咀嚼し直せるように冷凍保存するって感じです!

柳楽:なるほど!めちゃくちゃ分かりやすい!その場で反射的に答えるっていうのを極力しないようにしてるってことですね。あんまり考えたことない感じのことだったんで、面白いです。独特のコミュニケーション方法をはじめ、結構いろんな話が聞けた気がしました。ありがとうございました!

小山:こちらこそ、ありがとうございました!

                  執筆:フォーカスシステムズ 大島

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