全北海道教職員組合【道教組】

北海道の全教組織「全北海道教職員組合【道教組】」です。 組合づくりについてnoteで発…

全北海道教職員組合【道教組】

北海道の全教組織「全北海道教職員組合【道教組】」です。 組合づくりについてnoteで発信することにしました。 道教組のホームページ(www.dokyoso.net)、Facebookページ(www.facebook.com/dokyoso/)も合わせてごらんください。

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    教職員組合運動に集う仲間を増やしていくために大切にしたいことや、そのためにみんなで考え合いたいことを発信しています。

最近の記事

集まれば名言が生まれ、 それは価値観として広がる

道教組第34回定期大会を開催することができました。 様々な困難があった2020年度を振り返り、新しい1年の展望を持ち合う場。そんな1年間の節目はまるで〝大みそか〟のようであり、一年の初めの節目〝元日〟のようなものでもあるようです。 約20本の発言からそんなふうに考えさせられました。 よく、教職員組合運動はバトンリレーのようなたとえをすることがあります。 世代が変わっていきながら運動を発展させていくことから「リレー」のようだというのはあまりにも自然で疑うことはあまりないのだろ

    • 語り合うから、見えてくる。

      ちょうど1年前の記憶、どんな思い出がありますか? 2月もちょうど真ん中。 まだかろうじて、「コロナのニュースは気になるけれどお出かけしようか」という感じだった時期…ですよね。 そんな頃からまもなく1年。2月27日の「全国一斉休校要請」から1年を迎えようとしています。 逢いたい人に会えない日々、出かけたい遠くの場所を思いながら過ごす日常。 そんな中で、教職員組合運動に集う私たちは、ものすごくたくさんの試行錯誤を続けてきました。 「それってどんな意味があったっけ」って立ち止まっ

      • "想い"を共にする。

        世の中には、様々な集まりがあります。 子どもたちにとっての「学校」のように、社会の仕組みによってつどっているもの。 「職場」のように、契約によってつどっているもの。 そして、趣味の集まりや町内会のように、任意でつどっているものなどがあります。 教職員組合運動は、任意で集まるもののひとつですが、そこには「想い」による結びつきがあるという、特殊性があるような気がします。 労働組合の運動は、賃金の向上や権利の獲得、職場づくりに代表されるものが目立ちます。 一方で教職員組合は、「

        • いぶし銀からSNSまで~教職員組合を語ろう~

          いつもと違う、夏だから…。全国の学校が夏休みに入りました。 本来ならば、たくさんの教育研究集会が行われる時期ですが、代替オンライン開催が目白押しの夏です。 「毎年夏に会っていたあの人はどうしてるかな?」 ―――そんなふうに思いながら、それぞれの持ち場で束の間の休息をする、そんな今年の夏ではないでしょうか。 教職員組合運動も同じような状況で、依然として逢いたくても集えない状況は続いていて、まだしばらくは続きそうな感じがします。 「コロナ時代」の教職員組合運動ってなんだろう

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          11本

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          コロナ禍の夏。それでも、愉しみを…。

          あなたの「楽しい」はどんなコト? もう7~8年前のこと。 教職員組合運動を進めることに「迷い」が生まれたことがありました。 「やらねばならないこと」に翻弄させられて…みたいな、そんな感覚です。 ある人がアドバイスをしてくれました。 「自分が『楽しい』と思えるコトをやったらいい」と。 そこで考えたのは、誰もが思いもよらないような、楽しいことをやってる人にインタビューをしてみようという、ダメもとで行き当たりばったりな企画でした。 お手紙を書くとお返事が来て、お話を聞かせてもら

          コロナ禍の夏。それでも、愉しみを…。

          提言「子どもたちが生き生きと学べるコロナ収束後の学校づくりを」

          みんなが考えさせられた「学校」という場所の意味4月、始業式。約40日間の臨時休校を終え、子どもたちは新しい学年に不安と期待を持ちながら学校に帰ってきました。 小学校5年生に進級した子が、新学期に次のような詩を書いてくれました。 ある低学年の子は日記で「学校が休みになったことを知ってやったぁと思ったけど、やってみると学校に行ってた方がいいなぁと思いました。・・・」と書いてくれました。 最初は喜びだった家にいられる生活も、月日が経てば魅力的ではなくなってしまったのでしょう。「

          提言「子どもたちが生き生きと学べるコロナ収束後の学校づくりを」

          「自分だからできること」を問う。

          最近、「ネット会議」とか「オンライン飲み会」という言葉をよく聞くようになりました。 会いたい人に逢えない状況が続く中で、時節柄がリアルなつながりの「代替策」として、インターネットのこうした仕組みがいっきに広がった…そんな感じでしょうか。 おしゃべりが得意な方は、動画で配信をはじめたりしていて、「知っている人の声を聴く」ということがこんなに心地いいものかということを改めて感じます。 行きたい場所に行くことができない。 会いたい人に逢いに行けない。 交通機関が発達し、インター

          「自分だからできること」を問う。

          教職員組合のミスマッチを埋めるために

          学校は1年間で一番の繁忙期である年度末・年度始業務のまっただなかです。4月1日になると、新しい1年を迎え新年度のオールスタッフを迎えることになります。 多くの教職員組合では、新採用の方などまだ組合に出逢うきっかけをつかんでいないみなさんを対象にパンフレットを作ったり、歓迎グッズを準備しているころだと思います。 少しでも子どもたちのために力合わせを進めようと願う仲間が増えることを願ってのことです。 しかし、現実はなかなか簡単ではありません。 そんな中で、ある教職員組合での「

          教職員組合のミスマッチを埋めるために

          あなたに届け!教職員組合のコト!

          すべてのみなさんに〝お疲れ様〟とエールを。学校が休校になって3週間くらいが経過します。 全国各地の学校では、休み中の子どもたちのことを考えながら、学校はどう再開できるのかということを考えていることと思います。新型コロナウイルスに感染したみなさんにはお見舞い申し上げるとともに、日常とは異なる対応にあたっているすべてのみなさんに「お疲れ様」とエールを送り合いたいと思います。 さて、そんな中でももうすぐ新年度を迎えます。 人事異動があり、職場の中での校内人事があり、新しい1年がス

          あなたに届け!教職員組合のコト!

          教職員組合運動を愉しむ。

          たくさんのみなさんと集い合い、教職員組合運動を創ろう!ある単組で大ベテランの先生からこんな話をされました。 「先生は、SNSをうまく活用してるけど、それって組織としてはどう考えるべきだと思う?」 ちょっと考えて、「組合の仲間にとって、SNS(組合アプリも含めて)は『実際に会うためのもの』と考えたらいいと思う」と話をしました。 「実際に会う」ってすごく大事なことだと思うのです。でも、距離が遠かったり、時間的に難しかったり…めぐりあわせだったり。でも、そこを乗りこえて出逢う

          教職員組合運動を愉しむ。

          私たちは「仲間」を増やしていく。

          プロローグは1年前私たち道教組が、「いまの時代だからこその組合づくりを考えなければならない!」と強く感じたのは、ちょうど1年前のことです。 道教組運動を未来につなげけていくために…。いわゆる組合用語でいうところの「組織拡大・組織強化」をどう進めていくのかということを単組代表者会議や定期大会で議論をしようということになりました。 ちょうど時を同じくして、全教の定期大会でも同じような方針が提案されていました。そこには、「私たちが増やしているのは『数』じゃない『仲間』だ」という、あ

          私たちは「仲間」を増やしていく。

          組合づくりをみんなで考えたいから…

          はじめまして! はじめまして。全北海道教職員組合と申します。 略称を「道教組(どうきょうそ)」という、全日本教職員組合(全教)に結集する北海道の教職員組合です。 教職員組合運動が持つ組合づくりの工夫について発信していきます。 組合づくりを書いてみようと思って…。2019年、私たちはコミュニティ・オーガナイジングという考え方に出逢いました。 コミュニティ・オーガナイジングは、20世紀(1900年代)初頭にアメリカでの実践から生まれたものです。これを体系化したり本に書いたりま

          組合づくりをみんなで考えたいから…