セカンド・ハラスメント

いろいろなハラスメントを受け、悩んでいる友人から相談を受けることもありますか?
ハラスメントの加害者は、被害者にこそ責任がある、と思い込ませて自責の念を煽ります。
そんなハラスメントの被害者である友人が、相談する事自体ハードルが高く、それを乗り越えてワタシ(あなた)に相談してくれた、とします。
そんなときに、ワタシ(あなた)の発する何気ない言葉で、友人をさらに傷つけ、苦悩を深くすることがあるようです。
それを「セカンド・ハラスメント」と言います。
そんな「何気ない言葉」の具体例が書かれていたので、忘れないようメモしておきます。

1.被害の原因を被害者に落ち度があるとしたり、被害者の性格に帰して責めること
 ex.「あなたにもスキがあった」「あなたから誘ったのでは」という発言
 ex.「あなたは神経質すぎる」「あなたは生真面目すぎる」という発言

2.被害の重みを被害者以外が判断し、矮小化すること
 ex.「これくらい当たり前」「これくらい大したことない」という発言
 ex.「あなたよりひどい人もいる」「もう忘れてしまったら」という発言

3.加害者を一方的に擁護すること
 ex.「あの人がそんなことをすると思えない」「男なんてそんなもんだよ」「教育熱心なだけだよ」などの発言

4.被害者についての噂を流布したり、誹謗中傷すること
 ex.「個人的な恋愛感情のもつれらしい」などと憶測のうわさを流し、被害者を孤立させること
 ex.加害者とされた者の「被害者は、うそつきだ」「自分をはめようとしている」などの発言

5.相談、問題化することを非難すること
 ex.「皆我慢しているのだから、我慢したほうがいいよ」「なぜ今頃になって言い出すの」などの発言

6.相談、問題化することについて被害者を脅迫・威圧したり、報復行為をすること
 ex.加害者としされた者が「セクハラされたと誰かに口外したら将来はないよ」と被害者に対して言うこと
 ex.相談、問題化したことを理由として、さらなる就学、就労上の不利益を与えること


かなり気をつけていても、ふと言ってしまうときもあるかもしれません。
たとえばテレビや週刊誌やネット世界はセカンドハラスメントが蔓延しています。
テレビや週刊誌は確信犯として焚き付けてるのでしょうし、ネットでは個人がそれらのセカンドハラスメントを無批判に追従しているようです。
という意味では、普段からテレビや週刊誌に乗ってあれこれ言ってしまう人は、特に気をつけたほうがいいのかもしれませんね^^;
自分もセカンドハラスメントの加害者(加担している)の可能性があるという自覚して振り返ってみたいものです。

つい、言ってしまった、、、が友人をさらに苦しめることにならないように。

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