見出し画像

できるだけ言語化した方が、相手に伝わるよ

▼音声を聴きながら、読むとより理解しやすいかも


先日僕は、自分の職場で、クリスマスイベントとお正月イベントの用意をしていて、勤務時間中はかなりハードな毎日を過ごしていたんですね。

おかげで筋トレする時間がなくて、2kg太りました。

そんな話はどうでもいいですね。

どんなことをやっていたのか軽くお話をすると、クリスマスイベントではクリスマスツリーと飾り付け、オーナメントですね、あれを患者さんと一緒に作って、手作りのサンタさんを病院の非常口からクリスマスツリーに向けて歩かせて、みんなのところにサンタさんが来ているように見せたんですよ。

で、クリスマス当日に、患者さんにクリスマスプレゼントとして、患者さんが作った、マスクケースと栄養科さんにお願いして作ってもらう、カスタードドッグを渡すって言うのをやるんですね。

で、それと併用して、お正月のイベントの用意もしていて、おみくじを108種類、煩悩の数だけ違う事が書いてあるものを作ったんです。あと絵馬を手作りで作って、これをみんなに書いてもらうためにプレゼンをして、お正月当日は手作りの鳥居と鐘を飾って、その下に、おみくじとか絵馬を置く予定なんですよ。

これらのプレゼン、説明、日程とかも決めながら、動いていたんですね。

で、これらの作業って今まで僕の勤めている病院ではなかった文化なんですよ。

僕の勤めている病院って、何もイベントもないし、入院している患者さんからしたら、クソつまんない病院なんですよ。

だから僕は入院という時間をネガティブなものにするんじゃなくて、旅行のような、思い出とお土産を持って帰ってもらう時間にしようと思って、やり始めたんですね。

で、これをやるときにすごく学んだのが、人に伝える難しさですね。

僕は日頃からいろんな本を読んでいるし、知識は普通の人よりかはちょっとは多いのかなと自負していたんですが、実際に人に伝えることをしようとすると、まぁ上手くいかないんですよ。

説明したのにもかかわらず、「そうだったっけ?」とか言われたり、仕事をお願いをしていたのにもかかわらず、やっていなかったりとか色々あるわけですよ。

その都度、僕がまた行って、説明して、またプレゼンして、を繰り返して、なかなかハードだったんですよ。

言っておきますが、当然お給料なんて上がらないですよ。

あと予算なんてものも、ないですよ。

普段の課で出せる予算の中でやりくりしないといけないんですよ。

ちなみに僕がこの二つのイベントでかけられた、予算っていくらだと思いますか?
本部の人が僕らに出してくれたお金っていくらだと思います?

1000円ですよ。

たった1000円で、クリスマスイベントとお正月のイベントをやるんですよ。

どんだけケチなんだって思いますが、まぁしょうがないです。
これが会社という組織の中にいる人間の宿命でしょうね。

いろいろなことをやってみて思ったのが、まず知識はいくらあっても仕方がないっていうことと、説明をするときに、とにかくわかりやすく噛み砕いて、そして、端的な説明を、どれだけ相手のメリットがあるのか、という説明をしなければいけないんですよ。

そんなこと知ってるわ、って思うかもしれないですが、これが実際にやるのがまぁ大変なんですよ。

つまり「なぜそれをやりたいのか」の因数分解がとにかく必要だ、ということです。

なぜそれをやりたいのか→こうしたいから→これをするとこんな風になる→さらにこんなメリットもある→そしてこうゆうふうな狙いがある

当たり前の流れですが、ここを僕らはこの説明を雑にやりすぎるんですね。

多くの人はこれがしたい→こうだから、というのを自分の都合だけで言ってしまうが、これは話を聞いてもらえない典型的なパターンなんですよね。

そうじゃなくて、相手がそれをやりたい、面白そう、って思ってもらえるような相手の心に引っかかるところまで具体的な言語化を考える事がとにかく大事なんですよ、ということです。

ここを怠ると、基本伝わらないので、どうしたら相手の心に引っかかる言い方ができるのかを、考える事がとにかく大事なんですよね。

そのための前段階として、自分のやりたい事の因数分解です。
とにかく具体的になぜそれをやりたいのか、やったらどうなるのか、相手にどんなメリットがあるのか、とにかく掘り下げて考えてみてください。

考えるときは合理的なんだけど、最後の出口、伝えるときは感情に持っていくっていうのが、人に伝えるのには必要なんだな、ということですね。

僕が今回やった説明みたいに、

この病院はクソつまんない、入院が牢獄のようにつまんない、まるで罰を受けているかのような時間になっている。
だから旅行に来たかのような、楽しい時間にしたい。
旅行のように感じてもらうには、思い出とお土産を持って帰ってもらうことだ。

思い出とお土産は自分たちで作り出すものだから、だから患者さんにクリスマスツリーや飾り付けを、お土産のマスクケースを作ってもらう。
一生懸命作って、それを持って帰って、あぁ色々あったけど、楽しい時間だったな、と思って帰ってもらう。
そして、それを看護師さん達と患者さんが一緒に楽しそうにやっているところを写真で撮って、ホームページに載せさせてもらって、この僕が勤めている病院を見たときに、「あっ、ここって病院なのにこんなことやっているんだ。楽しそうだな」と思って、看護師さんが働きやすい環境を作れば、看護師さんの募集が増えるんじゃないか。そしたら、看護師さんたちの仕事は楽になるし、質も上がるし、楽しい雰囲気にもなるし、患者さんも働いている人たちもwin-winになりますよね。

みたいな感じで説明したら、看護師さんたちの協力は得られそうでしょ。

こうゆうことです、「伝わる言い方」というのは。

クリスマスイベントをやりたい、をとにかく合理的に具体的な言葉で言語化して見るんですよ。

で、これを話をする人に合わせて、あなたにはこうゆうメリットがあります、というのを言語化して説明をすると、伝わるよ、という話ですね。

ぜひ参考にしてみてください。

伝え方には技術があるので、おすすめ文献もご紹介しておきますね。

▼今日のおすすめ文献はこちらじゃないですかね


▼本を読む時間がない方はインスタに本3冊が、1分で読めるようにまとめてあるので、そちらをチェック!


▼YouTubeではラジオ感覚で聞き流しができるので、ながら聴きで知識を身につけたい人はYouTubeをチェック!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?