見出し画像

正しいことを相手に押し付けない方がいいよ

みなさんは仕事をしていて、「それはこうしなきゃダメだよ」とか「その話の根拠は?」とか「これはこうするのが普通だから」みたいに、価値観の押し付けってされたことありますかね?それともやったことありますか?実は多くの人はこの「価値観の押し付け」をしがちなんですけど、これって人間関係の弊害にしかならないんですよね。

僕もよく間違っていることは、間違っていると言いたい方なので、正論を人に押し付けがちだったんですけど、ある本と出会ってからはあまりやらなくなりましたね。その本が「デールカーネギーさんの『人を動かす』」という本なんですよ。

『人を動かす』の中に書かれているものの中で、人間関係の本質を説くものが書かれていて

①人は自分を正しいと思うもの

②論破された相手は決して考えを変えようとはしない

というものがあるんですね。人って自分の意見を大切にするんですよ。「自分のもの」「自分の言葉」この「自分」が主語に入るものを、とにかく大切にしようとするんですね。これを心理学で「確証バイアス」と呼びます。自分の信じたい情報だけを選んで信じてしまって、自分にとって都合の悪い情報を除外してしまう、思い込みのことです。

これって誰にでもあるんだけど、この「確証バイアス」にかかっているかもと思っていないと、人って相手を責めてしまう事があるんですよ。よくみんなが口にしてしまう言葉で見かけるのが

「なんでこれをやらなかったの?」

「何やってんの?

「これはこうするものでしょ?」

みたいに、自分の考えは正しくて、相手の意見はハナから間違っていると思い込んでしまう時に、言われる言葉ですね。

これは嫌われます。だって相手の話を、なんでそんなことをしたのかも意図を確認せずに、自分勝手に相手のことを勝手に評価して決めつけるんだから。

「デールカーネギーさんの『人を動かす』」の話でもしたけど、人は自分を正しいと思いたがるものなんですよ。例え、間違ったことを言っても自分の言っていることを正当化するのが人なんですね。だからそんな相手を、論破したりすると、相手の顔を潰すようなものだから、決して意見は変えないんですよ。表面上は「すみませんでした」とか言いながら、心の中では恨みの気持ちが沸沸と湧いてくるものなんですよ。つまりいざ困ったときには助けてくれない、足を引っ張ってくる存在を作っちゃうんですね。

だから論破っていうのは、弊害でしかないから、やめた方がいいですよ。

つまり何が言いたいのかっていうと、相手の「自尊心を傷つける」行為はしない方がいいですよってことです。相手の顔を潰すとか、相手に恥をかかせるようなことは絶対にしない方が良いです。

だから、よく子供や部下を叱るときはみんなの前で言ってはいけないって言われますけど、まさにこれがそうゆうことなんです。

怒られた相手は、基本的にあなたへの反抗心が芽生えます。

100%あなたが正しいことを言っていていも、相手の顔を潰したことには変わりないですからね。

注意は、2人だけでそっとするのがおすすめですね。

あとは、ばかな人、もしくは無能な人ほど、この「自分は正しいという思い込み」を持つこともわかっています。

これを「ダニング・クルーガー効果」と呼びますね。IQとかEQとかの数字が一定数少ない人というのは、かえって自分は優秀な人間だと思い込んで、優越感を感じてしまうんですよ。

こうゆう人たちは、特徴があって

①人の話を聞かない、受け入れない

②原因を把握しない、できない

③相手のことを正しく評価できない、正しく評価しようともしない

という感じです。

ね、厄介でしょ。

人とは自分のことが一番正しくて、相手のことはどうでも良いものなんですよ。だから相手に言葉をいうときは気をつけてください。

決して相手の顔を潰さないように、相手に恥をかかせない選択をしてください。

じゃあどうしたら良いのか、まずは相手の意図を確認してください。

あとは明らかに頭がおかしい人がいたら、無視でも良いと思います。人に迷惑がかかっているときは、その人が発言できないシステム、環境を作ってしまって、話がわかる人だけで話をして決定するというシステム作りをすると良いと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?