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裏切る人の見抜き方

▼音声を聴きながら、読むとより理解しやすいかも


僕の放送では、普段僕が本の知識を元に、実施にやっている活動や、本の知識を伝えたりしているんですが、その中で良く「仲間が大事だよ」とか「人を大切にすることが大事だよ」という話をしますが、どんな人が信用できて、どんな人が裏切るのか、っていう話をしていなかったと思うので、今日は裏切る人の見抜き方、というのお伝えしますね。

まず裏切る人の特徴ですが、基本的に「自分勝手な人」です。
自分のことしか考えないで、人のことよりも、自分の利益とか、自分さえ良ければ良い人が、裏切りっていう行為をしてくる人ですね。
自分に甘くて、人には厳しい人なんかがそうですよね。

じゃあその「自分勝手な人」をどうやって見抜くのかっていうことですが、これね、実は簡単にわかるんですよ。

結論からいうと「社会的ストレス」を抱えていない人なんですよ。

心理学者のベルナデッテ・フォン・ダヴァンスさんと行動主義経済学者のエルンスト・フェールさんが行った研究で、社会的な不安や不快感が信頼に及ぼす影響について調べているんですよ。

この研究では参加者の人が、人前で話すように言われるんですけど、聴衆つまり聞いている人たちは、一切反応もしないように指示されているんですね。
つまりみんなの前で話すんだけど、聞いている人たちは、なんの反応もしないし、無関心で相槌もしないんですね。だから話している人に「自分の話を聞いてもらえていない。相手にされていないんじゃないか」って不安を募らせる状況を作ったんですよ。

その後、「ギブサムゲーム」をやったんですね。
「ギブサムゲーム」っていうのは、2人の人がいて、1人がお金を相手に渡すと3倍の金額になるんですよ。
もう1人の人は、そのお金をいくら返すのか、見るゲームなんですね。

つまり誠実な対応をするのか、それとも裏切るのか、自分の利益しか考えないのか、というものを見ることができるゲームです。

この結果分かったのが、相手に信頼されたいという願望と、相手を犠牲にしてでもお金を得たいという願望は対立することがわかったんですね。

どうゆうことかっていうと、社会的なストレスがかかっている人は、そうじゃない人に比べて、誠実な振る舞いが50%も多かったんですね。

つまり普段からストレスを抱えている人、人から冷たくされたりとか、いじめられている人は、実は誠実性が高い傾向があるんですよ。

さらにもう一つ、面白いのが、身に付けるものでも裏切るかどうかがわかるんですね。

これね、偽ブランド品です。

行動経済学者及び心理学者のフランチェスカ・ジーノさんとマイケル・ノートンさん、ダン・アリエリーさんの研究で、何を身につけるのか、っていうので、その人の誠実性が変わるってわかったんですよ。

参加者にサングラスをかけてもらって、一方には何も言わないで、もう一方の人には「偽ブランド品だよ」と言って、渡すんですね。

で、その後に数学のテストをしてもらって、得点を自己申告してもらうようにいうんですよ。

そしたら「偽ブランド品」をつけていた、参加者は71%も自分の得点を水増ししたんですね。
ただサングラスをつけていたグループは30%の人が得点をごまかしたんですよ。

つまり偽ブランド品を身につけるって、一見、害のない行為に見えるのに、偽っていう疑念から、人は嘘をついたり、人を欺く傾向が、大幅に高くなるんですね。

なので裏切る傾向が高い人の特徴は二つです。

①社会的なストレスがない人
②偽ブランド品を身につけている人

この二つの特徴はちょっと気をつけたほうがいいかもしれないですね。

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