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1年間楽しみにしていた賞レースが数時間後に迫ったお笑いファンの心境

ついにその日が来ました。

M1グランプリ、漫才頂上決戦です。
なんと、今年は記念すべき第20回というメモリアルな大会!

普段は本紹介や読書に関する記事を投稿していますが、実は読書と同じくらい"お笑い"が好きです。

今回は、お笑いファンの私が居ても立っても居られずに書いた(書いてしまった)エッセイです。

お笑い好きの方には共感していただけると思いますし、お笑いに興味の無い方は「読書大学(だい)ってこんなやべえヤツだったのか…」と憐れみの気持ちで見ていただいて構いません。

※このエッセイは2023年末に書かれたものです。
(2024年現在で、修正や補足を一部しています。)


↓↓↓↓↓↓エッセイ始まり↓↓↓↓↓↓

 現在、2023年12月24日(土)午前6時54分。

 今日が何の日かお分かりだろうか。
 クリスマスイブ?半分正解だ

 正解は【M1グランプリ2023の敗者復活戦及び決勝当日】である。
 正解した人は私と同じ匂いがする。クンクン。

 私はお笑いファンだ。
 【よくネットやテレビでネタにされるウザくてイタいタイプのお笑いファン】だ。
 賞レースの優勝予想、決勝進出者予想、敗者復活者予想、ネタの採点・感想など、【よくネットやテレビでネタにされるウザくてイタいタイプのお笑いファン】がやりそうなことは、だいたい全部やっていると思っていただいてよい。

 だが安心してほしい。
 今回この場で、私の優勝予想やネタの感想を言うつもりはない。だから、このまま読み続けてほしい。
(上から言ってすみません。どうか読み続けてください。お願いします。)

 今回は、「1年間楽しみにしていた賞レースが数時間後に迫った、よくネットやテレビでネタにされるウザくてイタいタイプのお笑いファンの心境」を語っていく。


 私は小学生の頃からお笑いが好きで、かれこれ20年近くになる。
 きっかけは、M1グランプリ2005だった。この大会に出場していた、笑い飯、麒麟、ブラックマヨネーズのネタをみて、小学生の私は衝撃を受けた。(千鳥も敗者復活から決勝に進出)

 今では、MCなど超売れっ子の彼らだが、当時は賞レース現役バリバリで漫才をしていたのだ。

 それから、M1グランプリは毎年欠かさず見るようになった。もちろん過去のDVDも全部みた。


 M1グランプリは2001年に開幕し、2010年に1度幕を閉じた。
この時はかなりショックだった。なんせ、1年で1番楽しみにしていた番組が終了してしまったからだ。

 だが、2015年に5年のブランクを経て、M1グランプリは復活した。ニュースでこのことを知ったとき、飛び跳ねて喜んだ。

※なお、M1グランプリは時期により以下に分類することも多く、覚えておくと、今後何かの役に立つかもしれないし、立たないかもしれない。
旧M-1:2001年~2010年
新M-1:2015年~現在


 学生時代には、当時付き合っていた彼女とのクリスマスデートでも、以下のようなことを平気で言っていた。

「M1グランプリがあり気持ちの準備をしたい。そのため、デートはおそくとも午後5時までにしてほしい。」

「何とも気持ち悪いし、腹が立つ奴だ」と思ったそこのアナタ。その感想は間違っていない。

 ただ、私にとってデートは1年に何度かあるが、M1グランプリは1年に1度しかない心底楽しみにしている番組であり、それはどんなに大事な人が相手であろうとも変わらないのだ。

 その心境は今でも変わっていないどころか、より強く思うようになったのだから救いようがない。


 ちなみに、その時の彼女が妻である。
 妻には過去のM1グランプリを全て見せ、毎年、決勝進出者、敗者復活者、優勝者の予想をさせ、敗者復活と決勝戦の採点も欠かさず、半ば強制的にさせている。
【よくネットやテレビでネタにされるウザくてイタいタイプのお笑いファン】への調教計画は順調に進行中だ。


 近年のM1グランプリは盛り上がりが毎年加速している。
 初回の2001年では参加数が1603組だったのが、今年(2023年)はなんと8540組だ。アマチュアの参加数も年々増えている。

 あなたの周りにM1グランプリに出場したことがある人がいてもおかしくない。(※2024はなんと10,000組を突破)
 なお、私は「まだ」参加したことがない。

 また、最近は制作サイドの気合が年々明らかにパワーアップしている。M1グランプリに関連するコンテンツが毎年増えていっているし、情報発信も積極的だ。


 毎年、夏から1回戦がスタートし、これらのコンテンツ等を享受しながら、【よくネットやテレビでネタにされるウザくてイタいタイプのお笑いファン】は、決勝に向けて気持ちを高めていっている。

 特に決勝進出者が決まってから、そこまでのダイジェスト的な感じでまとめられた動画は控えめに言って最高である。

 選曲も相まって、これを見ると芸人さんがいかに苦労し、M1グランプリに懸けているかが伝わり、「漫才師かっこよすぎる…」となるのだ。

 時には泣きそうにもなる。スタッフの熱も並々ならぬものであることが伝わる。(※ちなみに2024は↓↓↓の動画)


 また、決勝戦当日の開幕で流れるVTR(通称「煽りV」)も素晴らしく、見る者の期待値を沸騰しそうになるくらい一気に高める。

 煽りVの最後には「俺たちが一番面白い!」というナレーションに合わせてラストカットが抜かれる、通称「俺たちが一番面白い枠」があり、この枠が誰になるかを予想するのも、お笑いファンの間の恒例行事になっている。

 今年は例年と変わり、敗者復活戦から決勝までノンストップで続く。今までは間に1時間以上あり、そこで少し休憩するのが定石だった。
 今回は15時から22時まで約7時間ノンストップだ。どのタイミングで風呂に入ればよいのだろう。

 ちなみに前後のネットコンテンツを合わせると、13時から1時の約12時間ノンストップとなる。真の強者はここまで見る。


 現在、2023年12月24日(土)午前7時39分。
 
緊張してきた…


【よくネットやテレビでネタにされるウザくてイタいタイプのお笑いファン】は、M1グランプリが自分の体内の構成要素の一部になっており、通常の人間と体内構造が少し変化(進化?退化?)しているので、出演者と同じように緊張する。

 その緊張を少しでも落ち着かせ、整理するために、私はクリスマスイブの朝7時前からこんなエッセイを書き連ねているのだ。

 本当は10話分くらい、M1グランプリについて語りたいのだが、これ以上書くと、「『読書大学』なのに「読書」関係ねえじゃねえか!」というツッコミが入りそうなので、そろそろ締めに入る。


 私は全ての漫才師をリスペクトしており、かっこいいと思っている。
 今年のM1グランプリ(敗者復活・決勝)も全コンビが力を発揮して、悔いの残らないパフォーマンスをしてほしい。

 そして、その姿をしっかり目に焼き付けると同時に、今年あった嫌なことを全部吹き飛ばすくらい、ガヤガヤ、ゲラゲラ笑いたい。

 楽しみだが、始まると終わりがきてしまうので、始まってほしくないという気持ちも正直ある。


 以上が「1年間楽しみにしていた賞レースが数時間後に迫った、よくネットやテレビでネタにされるウザくてイタいタイプのお笑いファンの心境」だ。

↑↑↑↑↑↑エッセイ完↑↑↑↑↑↑


以上です!

1年ぶりに見返しましたが、なかなか熱がこもっています(笑)
読んでいただいた方には、果たしてどこまで楽しんでいただけたのかは分かりませんが、書いてる本人は相当楽しみながら書いています。

さあ、皆さん。
2024年の記念すべき第20回大会を全力で満喫しましょう!


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