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コーヒーブレイク

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コーヒーブレイクの記事を集めました♪
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記事一覧

コーヒーブレイク21回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part8(経産省の紹介)

長らく時間が経ってしまいました。 本シリーズは、以下の18回目から順に、外務省→総務省→財務省→経産省→警察庁の順で、霞ヶ関の5大省庁の紹介をしています。 今回は、経産産業省です。長いので、経産省と略します。 「経産省、事件」と検索すると、 ●「性的暴行など7件 経産省の元職員に懲役10年の判決 東京地裁」 ●「コロナ給付金詐欺 経産省元職員2人に 実刑と執行猶予付き判決」 ●「経産省20代キャリア官僚「覚せい剤密輸」」 という結果が出てきます。 他方、経産省といえ

劣等感(コンプレックス)の超克 Part6(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 省内の人事を巡るバトルであるGreat Gameの話です。 民間企業の会社員も、入社してから10年ぐらいすると、人事管理をしなければいけません。 入社してから数年間は、自分のことだけ考えて、自分の仕事をしていれば良いですが、管理職に近づくと、自分の所属する課に所属する人たちの人事管理(マネジメント)をしなければいけません。これが本当に、本当に大変です。 省内の人事を巡るバトル 私の所属する省庁では、はやくも8年目の総括補佐(=中間管理職)の時に、課員

劣等感(コンプレックス)の超克 Part5(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 今回は、全く休暇がなく、睡眠時間も削り、非人間的な生活を送っていた地獄の法律改正業務を終えた後のストーリーです。 社会人8年目の新しい部署では、管理職の1つ下のポストである総括補佐を拝命しました。 国際会議の運営 法律改正で、勤務時間が恐ろしく長く、コンプレックスしか感じていなかった部署から、英語を使用する国際会議の運営をする部署にきて、Comparative Advantage(比較優位)を感じました。 留学の成果である英語力を活かせるポストだっ

気分転換コーヒーブレイク(元気のでるMusic案内~Part2~)

前回の続きのPart2です。 7.情熱大陸 テレビの「情熱大陸」の主題歌です。 ディスコ風テーストで、アゲアゲの気分になります(言い方が古い?) 伴奏を挟み、全体的に長めなので、ランニング時に聞くのに最適です。 8.できっこないを やらなくちゃ サンボマスターの元気が出る曲です。 困難が目の前に立ちはだかっている時に、聞いてみると、なぜか出来る気になる曲です。 ボーカルの山口隆さんの煽りもいい感じです。 口ずさみたくなりますね♪ あきらめないで どんな時も

劣等感(コンプレックス)の超克 Part4(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 東村アキコ先生の「かくかくしかじか」 前回から時間が空いてしまいましたが、東村アキコ先生の「かくかくしかじか」5冊を一気読みして、以下のシーンに涙ぐんでしまいました。 東村アキコ先生の漫画家としてのコンプレックスをあけっぴろげに打ち明けたストーリーに共感しました。弟子と師匠に美しい関係が描かれています。 「かくかくしかじか」を読んで、「あ~、書(描)かなければ!」と、自分のコンプレックスの連載記事を思い出しました。 本題(留学後の話し) さて、本

劣等感(コンプレックス)の超克 Part3(ボストンでの武者修行)

前回の続きです。 入省4年目にて、法律改正と通常業務が重なっていたなかで、毎日6時間確保したい睡眠時間を削って、「とある勉強」をしていました。 それは、英語の勉強です。 留学を目指す 私は、そもそも留学を希望して、霞ヶ関の官庁に入省しました。 そのため、隙間時間を見つけて、英語の勉強をしていました。 目指す先は、アメリカでした。 理由は、入省1年生の時に、他課の課長から言われたこの一言でした。 「留学は、まずは超大国のアメリカを目指すべき。何よりも世界中から優秀

劣等感(コンプレックス)の超克 Part2(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 私、桐島のコンプレックス記録@霞ヶ関です。 入省4年目(目の前真っ暗の法律改正:やればデキルを信じて) さて、入省4年目の6月になって、なんと、私が全く興味のない環境系の部署に異動になりました。 私は抽象思考が苦手です。その私の前に現れたのはなんと「排出権」、、、 さて、官僚は部署異動の度に3ヶ月で案件にキャッチアップしなければいけないため、まずは絶対読んでおいた方が良い本を、前任や周りの人に教えてもらいました。 そこで紹介されたのは、「排出権商人

劣等感(コンプレックス)の超克 Part1(霞ヶ関での武者修行)

組織内で一緒に仕事をする若手の悩みを聞いていたところ、徐々に私(桐島)が霞ヶ関のとある役所に入ってからのトンデモナイ武者修行の日々がフラッシュバックしてきました。 私は、どの組織・環境に身を置くかによって、(特に若いときの)人間の成長は決まると思います。 その観点から、私が入省した霞ヶ関の役所は、私を最大限に成長させてくれました。 しかし、それは、同時に渓谷に突き落とすような厳しい環境のなかで、大きなストレスを抱えて、長時間労働を余儀なくされることと表裏一体でした。

気分転換コーヒーブレイク(元気のでるMusic案内~Part1~)

~努力しまくっている人~ ~最近、少しモチベーションが落ちている人~ 向けの記事です。 今回は、私(桐島)が、モチベーションダウンした時によく見ている(聞いている)動画の紹介です。 1.Another Sky ANAの機内で流れる葉加瀬太郎作曲の音楽です。 コロナ禍の辛いなかで、ANAの従業員が1人1人のMusicの才能を発揮して、葉加瀬さんが、みんなをOcestrate(オケを鼓舞して率いる)する。 感動ものです。飛行機の機内に搭乗した錯覚にも襲われるため、気分転換

コーヒーブレイク20回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part7(財務省の紹介)

前回の続きになります。今回は、財務省の紹介になります。 財務省の組織と機構 まず、財務省の組織と機構です。財務省は、72,879人が働いています。 なかでも、国税庁の規模が大きく55,193人(本省1,100人、地方54,093人)が働いています。 全国に税務署が524カ所もあるためです。 財務省の全体人員の76%は、国税庁職員が占めているため多く見えますが、本省@霞が関に限ればだいぶ少なくなります! 今回は、財務省本省の解説をしたいと思います。 財務省本省は、大臣

コーヒーブレイク19回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part6(総務省の紹介)

中途の方向けに、前回の外務省に引き続き、今回は、総務省の紹介です。 中途の方も、総務省の成り立ちを知ると、政治(永田町)と行政(霞が関)、霞が関と地方の仕組みを理解できます♪ 総務省は、霞ヶ関のなかでは、最もトリッキー(Tricky)な役所です。 それは、全く関係の無い3つの省庁が一緒になった経緯があるためです。 総務省の組織 総務省が公開している組織図を見てみましょう。 これを見ると、大きく、行政、自治、情報の局があることがわかります。 行政(行政管理局、行政

コーヒーブレイク18回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part5(外務省の紹介)

前回17回目に続き、Part5です。 中途の方向けの国家公務員、霞ヶ関の説明です。 今回は、私がわかる範囲で、各省紹介をします。まず、5大省庁(以下の赤囲い)を紹介します。 各省庁の働きやすさ Openworkが23年7月26日に公表した、進みゆく学生の”霞ヶ関離れ”、実際に働く職員のリアルな声と提言、を参照します。 1府11省をピックアップし、2023年7月時点での8つの評価項目を分析して、働きやすさを示したスコアがあります。 (1府11省は、内閣府、総務省、法務省

コーヒーブレイク17回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part4

前回16回目に続き、Part4です。 世間の皆様は、官僚には興味がないと思っていましたが、意外にも沢山のアクセスをいただいていて、驚いています(^_^;) それでは、今回は、中途で霞ヶ関に入ると、どのような「スキル・セット」が手に入るか?を解説します。 例えば、以下の記事では、「調整力」を挙げています。 このような説明方法もありますが、長らく霞ヶ関に勤めてきた立場から言えば、先輩から私が読めと言われ、私が後輩にも読んだ方が良いとおすすめしている書籍の内容こそが、我々役

コーヒーブレイク16回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part3

前回15回目に続き、Part3です。 今回は、中途で霞ヶ関の国家公務員を目指す方に向けて、霞ヶ関の雰囲気をお伝えしたいと思います。 桐島が官僚を目指したきっかけ それでは、今更ですが、私が官僚を目指したきっかけをお伝えします。 私は、1年浪人して、東京都内の有名私立(経済学部)に1年間通っていました。 そこから、京都の大学に入学しました。 そのため、実質的に2浪という状態で大学生活をおくりました(当時は2浪だと就職が不利という都市伝説もあり)就職に関して、1発で終わ