愛は薬時々毒
凪良ゆうが描く家族の物語。
下宿を営んでいる和久井一悟は、ある日自転車で人を轢いてしまう。
その轢いてしまった相手が、
自分の世話をしてほしいと下宿先に引っ越してくる
ところから物語は始まる。
その相手は、小さい頃に生き別れた弟だったのだ。
その出来事をきっかけに、一悟の周りにも変化が起き始める。
家族の愛、親の不完全さ、取り巻く周囲。
愛するとは、どういうことなのか。
家族とはなんなのか。
子供の目線で見た世界と当時の親の目線で見た世界。
事実は一つだが、その人によって真実は違ったものなのかもしれない。
なにも正しくないし、なにも間違っていないのだ。
最後の展開がとても驚くものなので、ぜひ見てほしい。
けっこう驚く展開なのだが、するっと物語が入ってくるから不思議だ。
私の今一番の推し作家。
凪良ゆうさんのすみれ荘ファミリア
ぜひ読んでみてください。
Written by なおこ
アラフォー女
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