人格を高めること、死の瞬間に思いを馳せること
最近ニュースを騒がせているビッグモーターや官僚の横領の事件を見ても、この一文は本当にそうだなあと実感する。
例えば、副社長だった方は早稲田大卒でMBAまで取っていてとても頭が良いと聞いたし、官僚は日本社会のエリートと呼ばれる人たちだ。
だからこそなのか、と私は思う。
この本がいまだにたくさんの人に愛されるのは、成功したり、地位や名誉があってもそれだけではいけないんじゃないか、と考える人たちがいるからなんじゃないか。
成功することに焦点を当てた自己啓発本が溢れる現在、やはりこの本は異質だと思う。
人格主義、とにかく人格を高め、自分の内面を磨くことで人間関係や人生をよくしよう(インサイド・アウト)という考え方を主張する。
少しきつい表現のように聞こえるかもしれないけれど、私からすると
「自分が変わればもしかしたら状況は良くなるかもしれない!というか自分が変わる以外に、周りの状況や運命みたいなものを動かせるものはないのかもしれない!」
と思うきっかけになったものです。
最近日本に一時帰国したこともあって、関わる人の数がぐっと増えるとともに、周りから嫌なことを言われたり、傷つく回数もぐっと増えた。笑
でも昔だったら、相手が変わることを望んだり、なんであんなことを言うんだ!といちいち憤慨していたけれど、今回はなんか違いました。
あの人はなんであんなことを言うんだろう、何かあったのかな?とか、
私はなんでこんなに傷つくんだろう、とか、
相手を非難しても、相手の考えを変えることはできないし、自分の見方を変えるしかないのかな、とか。
とにかく、被害者意識でいれる時間がぐっと減りました。
これはよかったのか悪かったのか、、、笑
“反応”が大きく変わったんです。
そして、本を読み学び続けるということは、自分を甘やかすことをしなくなるんだなあと思いました。
自分の死の瞬間に思いを馳せるようになったのは、このコヴィー先生の本に出会ってから。
幸せとか、充実した暮らしとか、考え出したらキリがなくなってくる。
だけど、自分の死ぬ瞬間を考えていくと、いろんなことが怖いくらいシンプルになっていく。
私が大事だと思っていたものは、大事だと周りから言われていたものばかりだなあ。
間違いなく、世界の名著。
人生で何度でも読み返すだろうなという一冊。
ぜひお手に取ってみてください。
Written by あかり
アラサー女
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