家事育児は誰がやるの問題
我が家の家事育児ルールはとてもシンプルである。
「できる人がやる」
これだけだ。
言い方を変えれば
「強い人が弱い人を助ける」
ということになる。
特に夫婦で相談して決めたことではないが、長男が産まれたころから自然とこのようになった。
そして10年くらいこのルールで運営していて、今のところは何も問題はない。
「できる人」や「強い人」
は、家族全員が対象。
我が家でいえば50代の私から3歳の三男まで。
「できる人」や「強い人」
は、ずっと「できる人」や「強い人」を続けなくても大丈夫。
時に「できない人」なったり「弱い人」になることもある。
一瞬だけ、今だけ、今日だけ弱い時もある。
ものすごく強いんだけど、今は時間がなくて戦えない、
という場合もあるだろう。
そのときは時間がある人が強い人なので、その人が戦うことになる。
その時に一番強い人が、弱い人たちを助けるのだ。
「できる人がやる」
このルールはとても単純だが、ポイントが三つだけある。
ポイントその1
「自分の得意なことであればどんどんやろう」
腕力が一番にあるのが私だし、計算が一番に強いのが嫁さんだ。
ゲームが一番に強いのが長男だし、食事を一番にのんびり食べられるのが次男。三男に至っては一番にわがままである。
そんな個性的な5人のメンバーが集まって我が家を構成している。
もし目の前にある家事や育児が自分の得意なことであればどんどん積極的にやっていくことにする。
このときには「平等とは?」などとは考えない。
自分が一番の戦力なのだから遠慮せずに前進しよう。
平等は諸刃の剣。全てを平等にしようとすると回り回って自分に重い負担がかかることもあるので注意。
ポイントその2
「誰が『できる人』なのか常に考えよう」
例えば私は先日ぎっくり腰になったが、その瞬間に「できる人」登録から抹消された。
普段私がやっていた家事育児は嫁さんや長男が代わりにやってくれることとなった。
同様に、「ちょっと疲れちゃったな」と思ったのであれば、休んでもいいし寝てもいい。
参加メンバーは常に
「誰が『できる人』なのか?」
「自分は『できる人』なのか?『できない人』なのか?」
の判断をしていく。
その判断を繰り返していけば、自然とパートナーを見渡して、あ。今は自分の方が強いな、と気づくことができる。
すごーく楽しいのは、この10年くらいは私と嫁さんだけで戦力の分担をしていたのが、ここに10歳の長男も戦力として加わってきたところだ。
長男は家具を組み立てたり洗い物を片付けたり洗濯をしたり、最近は料理もするようになった。
今後戦力として次男と三男も加わってくるのかなーと考えるだけでとんでもなくわくわくしてくる。
ポイントその3は
「助けてもらった恩を忘れない」
といったところだろうか。
「恩」は返さなくてもいい。
いちいち恩を返そうと思うとしんどくなる。
先ほども書いたが、このルールは平等ではないし、平等を求めてはいけない。
ただ、感謝をして忘れずにいよう。
以上、まとまりのない文章になってしまったが、これが我が家の家事育児作業推進ルールである。
「家にいる時間が長い」とか「俺が稼いでいる」とかの意味不明な縛りではなく、各々のスキルが発揮できる場面で存分に家事育児を進めたい。
各々が得意なことがあり、不得意なことがある。
互いに苦手なことや知らないことがあることを認め合った方が前に進みやすい。夫婦は2人でひとつだし、家族はみんなでひとつなのだ。
チカラを合わせて前へ進もう。
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