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娘ですが介護は致しません! 6話


前回の投稿から時間がたってしまいましたが、酷暑の中、介護に従事されている皆様、御身大切に!

さて、今回は要介護認定されたものの介護サービスを拒否する母のことを冒頭で描かせていただきましたが、これ、あるあるなんですよね。
「自分はまだ若い」と思う気持ちは私にもありますが、実感として「老い」を感じることも多くあります。母の世代はそこを乗り越えたまた別の段階に突入したからこそ「さらなる老い」を認めたくないお年頃なのでしょう。施設の利用を始めれば「様々な老い」を直視しなくてはならず、自分もまたその一員であると「いつか」は認めなくてはならなる…それは、1分1秒でも先延ばしにしたい現実なのでしょうね。
明日は我が身です。

後半は親の資産整理について描かせていただきました。通帳を整理する際、家族信託や後見人制度について調べたり、銀行にも相談に行ったのですが、親ひとり子ひとりで家族信託の口座を持つというのは意味がない気がしました。兄弟や両親が健在など、後々遺産相続などの問題が出てくる場合は「家族信託」や「任意後見人制度」を検討すべきだと思います! その場合も親の様子が「ちょっとおかしい」くらいで手を打っておかないと制度自体が利用できなくなります。
この辺は詳しいサイトやYouTubeなどで探してみてください。

我が家は今後、年金で介護資金が賄えなくなりそうだ… と判断した時点で成年後見人制度の利用を考えています(成年後見人制度は母の認知が心配になってきたころ友人の税理士さんに勧められていました)が、費用が高く、1度利用すると利用者が死ぬまで制度の利用を止められないというデメリットを考えると、介護施設の利用料と合わせて、きちんとプランニングする必要があります。また、これから描くことになりますが、独居老人には保証人がいない問題があり、こちらも民間の保証人サービスが必要になるので、かなりの金額が必要になります。
ここは自分のこととしても、覚悟して下さい!!
保証人がいないと病院に入院すら出来ないのですから!

そんなリスク回避のためにも親の資産、せめて年金額と借金の有無は知っておきたいですし、出来ることなら無用な積み立てや定期も早いうちに整理しておくべきかと思います。

毒親もちの場合は「借金しかない」「顔も見たくない」「かかわりたくない」という方も多いでしょう。その場合でも、時間のある時に包括支援センターや法テラスなどに相談しておけば、いざという時の心構え(介護を拒否するとか財産放棄の方法とか)が出来るのではないでしょうか?

逃げても逃げても追いかけてくる… それが毒親毒家族なのです。

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