見出し画像

娘ですが親の介護は致しません! 14話


やっと14話をお届けできます。

今回は総合病院のシステムについてちょっと困ったことを補足。

救急搬送を除いて、最近はホームドクターからの紹介状がなくては総合病院を受診できないシステムになっているようですね。
私は「頭痛」や「肩こり」「不眠」「年齢的な緩和ケア」で結構頻繁に病院を受診していますが、総合病院での検査や診察が必要な病気になったことがありません。
コロナ禍が拍車をかけたのかもしれませんが、久々に(というか今回お世話になった病院は初めて)行った総合病院は、何もかもが「診察券によるナンバー管理」で人がいない…(-_-) 朝イチの時間帯での予約だったせいもあるのでしょうが、とにかく何をどうしたらいいのか解らない。

もちろん母はまったくわからない。

後から来た人が診察券を受付機に差し入れ、「伝票らしきもの」を受け取っているのをまねて受付をすませ、ダンジョンのような病院をさまよい、なんとか母の再診と手術の説明を受けることが出来ました。

母はやはり「骨折? 私が?? え~っっ!?」とケガを否定。
まま、そういう患者さんには慣れているのでしょう、ドクターも看護師さんも笑顔でスルーされていましたが(苦笑)
診察後はまた別の場所で(迷った)入院手続きの説明や退院後の介護(ここで介護の手続きが必要なら手続きの説明もしてくれる)についてをケースワーカーさんと話すのですが、とにかく書類が多い…そして時間がかる。
朝8時に受付をすませ、終わったのはお昼過ぎでした(^^;)
担当してくださった方たちはみなさん笑顔で呑み込みの悪い私に根気よく説明してくださいました。コンプライアンスもあるんだろうし仕事でもある…とはいえ本当に頭が下がります。

しかし…システマティックになり人員も削減できたのでしょうが、支払いの機の前でどうしたらいいのか立ちすくむご老人の多いこと、そもそも、病院に来ている人は病気や怪我で通常の動作や認識が出来ない人が多い(付き添いがいる人ばかりじゃない)せめてフレキシブルな案内係の人がひとりくらいいてくれてもいいんじゃないか?とは思いました。

「あ~ お母さんひとりじゃ病院にもかかれないわぁ~」

と、最後の最後に母のノンキなセリフに脱力させられ、この日は帰路についたのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?