スケジュールアプリは有効か?
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受勉強計画を立てないと、なかなか、思うように勉強は進まないものです。しかし、計画をあまりに細かく立てると、その通りには進まないことが逆にストレスになったりします。そこで、何度かやりながら、修正を繰り返すことになりますが、ちょっとした修正でも、手書きだと、見にくくなりますし、最悪、全て書き直すことになる場合もあり、その為に貴重な時間を取られてしまって、何のための勉強計画なのか?という、話にもなりがちです。
そこで、スケジュールアプリを活用できるか?なんです。世間には有名なアプリが既に何個もあるわけですが、個人的には
インストールしないで使えるものが欲しい(会員になる必要はあります。)
と思っていました。というのも、ITに詳しい人はご存知かと思いますが、アプリを入れるというのは、
最悪、スマホの中に入っている個人情報を抜き取られる覚悟が必要
だからです。ちょっと、調べてみるとわかるのですが、怪しい挙動のアプリはかなり、あるわけです。中には
え?あれも?
というのもあるとか、ないとか(個人で確実に調べるのは難しい)。そこで、出来るだけインストールしないで使えるもの(ブラウザで動く)として
Notionを使っていました。さすがに手書きよりもずっと、楽に使えます。もっとも、うまく計画が作れるかどうかは、こういうアプリを活用できるかどうかに比例はしません。計画書を効率よく作れるだけであって、適切な計画が作れるかどうかは、個人の時間管理の技量と、時間がどれだけあるかにかかっていますから。
1日で自分が出来る勉強量というのは、そんなに急には変わりませんから、どうしても、優先順位を考えて、必要な勉強を確実にこなしていく必要があります。ただ、その必要な勉強というのが、
個人によって、全然、違う
ので、難しいわけです。ただ、何年も合格していない人には共通点があるんです。それは、
基本的なことをわかったと誤解して、スルーしてしまっている
ことです。しかも、意外にも、予備校を利用している人に多い傾向があります。それは、おそらくなんですけど、
やることが多すぎて、自分を冷静に振り返る余裕がない
からだと思います。予備校の講師に聞いた人の情報(また聞きです)だと、
合格のお祝いをする集まりに来る生徒の大半が3年目以降の生徒
なんだそうです。もちろん、行政書士受験生の多くは、社会人で、時間に余裕のない人が多いことが最大の原因だと思います。だから、どうしてもそうなる人が多い。ただ、気になるのは、
その3年間の成績がそんなに変わらない人が少なくない
んです。つまり、3年間の実力はほとんど、変わらず、最後に受験した年度の試験問題との相性や採点基準などの関係から、当たっただけ
だったりします。そして、ここが肝心要なんですけど、なぜ、そうなるか?なんです。それは、
当たりはずれが大きくなるやり方をしているから
です。具体的には
①やたら、予想問題or新作問題をやりたがる
➁やることを増やし過ぎている
➂基本的なことは逆に穴だらけ
④理解よりも知識詰め込みを優先しようとしている
というパターンです。そういう要望に受験産業界も応えようとしますから、提供するものは、どうしても、知識詰込み型です。だから、たまたま当たりが来るまで合格できないパターンが多いんだと思います。私個人も、たまたま、R5年度は当たり年だったんだと思います。たまたま知っている問題が出たため、それなりの点数で合格したと思っています。ただ、受験直前に模擬試験として残しておいた、採点基準が厳しいと言われた年度の過去問でも、択一だけで合格点ギリギリくらいはいってました。それは、
条文と判例の理解に徹しようと切り替えた
からだと思っています。教材も絞りました。まずは過去問をやって、出来なかったところが出来るようになるのは、どうしたらよいかを逆算して、計画を作りました。今年、チャレンジする人はぜひ、あれこれ、手を出さずに
基本に徹する
ことを目標にして欲しいと思います。それにはまっとうな教材を選んでください。何をもって、まっとうなのか?なんですが、
理解出来て、思い出すキッカケがちゃんと、頭に残るもの
です。
試験に出るものだけをセレクトして、余計なものを全て省きました!
的な宣伝文句をたまに、見かけますけど、究極を言えば、それって、
頻出部分をまとめた表があればいい
ってことになりますよね?表って、どれだけ覚えにくいか、想像しただけでもわかると思います。なんでもいいので、名簿があったら、それを覚えられるかどうか、やってみればわかります。住所と氏名がアイウエオ順に一覧で載っているようなものです。覚えられます?20人分くらいでいいですよ。半年後、憶えてますか?
結局、私達の脳の構造上、意味のあることしか、憶えられないんです。
もちろん、反復すれば、意味のないことの記憶の補強は出来ます。しかし、せいぜい、補強程度なんです。例えば、橋がダンボールで出来ていて、それを強力なボンドで補強していても、いつか、崩れてしまうのは目に見えていますよね。
受験産業の多くはその場しのぎの方法ばかり言うんです。しかし、当たり年だと、ぱっと、短期間で受かる場合もあるので、それで皆、惹かれてしまうわけです。でも、それで受かった人は、
実務では全く使えない
のだそうです。最悪、顧客に嘘を言ってしまって、信頼関係を喪失してしまうこともあるとか。行政書士試験は運の要素が大きい試験ですが、それでも、
基本的なこと&頻出事項を理解して、きちんと覚える
ことで、受験年度で点数は変わるとは思いますが、概ね、合格基準には達すると思います。
ちなみにNotionは汎用性が高いので、仕事などにも活用できると思います。こういうアプリは、習得する時間や労力と、効率との天秤になるので、とりあえず、試してみて、使えそうなら、継続使用してみると良いと思います。
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