【きれはし30】漫才 ゲーム

A「じゃあさ、今から”ひじ”と”ひざ“を言い間違えたら四肢を一本もがれることにしよう。ピザって10回言って!」

B「は?ピザピザピザ・・・・・・・」

A「ここは?」

B「ひじ」

A「おぉー」

B「いや引っかかるか!なんだその闇のゲームみたいな条件は」

A「まあそれはさておきさ」

B「さておけるかね?」

A「こういう10回クイズみたいなゲームってもうマンネリ化してるなと思ったから、新しいゲームを考えてきたわけよ」

B「新しいゲーム?」

A「そう、これまでにない画期的なゲーム。その名も、逆ゲーム!」

B「ほう、どんなの?」

A「今から言う単語の逆の意味になる言葉を答えていって!まあやってみれば分かると思うから。前?」

B「後ろ?」

A「そうそう!晴れ?」

B「雨?」

A「そう!こんな感じで進めていくから」

B「めっちゃシンプルなゲームだな」

A「画期的でしょ?」

B「いやこんなんみんな思いつくわ。思いつくけど“誰かも同じこと考えてそうだなぁ”って思って大々的に発表しないんだよ」

A「とりあえず次から本番いくからしっかり答えてよ?スイカ?」

B「どんどん行くな。スイカの逆?メロン?」

A「不正解でーす」

B「えー、じゃあ答えなんだよ」

A「この場合”酢“と”イカ“の反対だから”塩ダコ“だね」

B「あ、酢イカって言ってたの?だとしても塩ダコって何だよ!」

A「あるんだよそういう料理が」

B「正解聞いても全然腑に落ちないわ」

A「じゃあ次ね。吉幾三?」

B「吉幾三の逆?この場合同音異義語もないからー、、、いや分かんないわ」

A「ざんねーん。これは”よし“と”行く”と”ゾウ“だから“いや帰るキリン”でしたー」

B「分かるわけないだろ!てかそもそも逆の定義も曖昧すぎるんだよ。ゾウの反対キリンか?」

A「えー、よく考えたら分かると思うけどなぁ」

B「よし分かった。じゃあ次は俺が出題するから。同じ気持ちを味合わせてやるわ」

A「いいよ」

B「じゃあ、King Gnu?」

A「えーと、Queen Kneeかな」

B「えーそれはないわー!Kingの逆がQueenなのはまだ分かるけど、Gnuの逆はKneeじゃないだろー!何だよ”女王のひじ“って!それは違うだろー」

A「いや、Kneeは”ひじ“じゃなくて”ひざ”な」

B「あ、ほんとだ。間違えた」

A「よしじゃあ左足をもらおうか」

B「そのゲームまだ続いてたのかよ」



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