少子化対策について

僕は今まで何回もこのテーマについて遠回しに触れて来た。何故かと言うと僕自身結婚をしていないし、子供もいないからである。
動画内において岸さんが「自由になって来てるから」と仰っているが一言で言えば正にその通りで、ホリエモンがその最たる象徴である。少子化対策として彼は精子バンク、代理出産を提案している。家族に割く時間がもったいないから、サクッと見ず知らずの女性に孕んで貰ってなんならお金も預けて育てて貰おうというぶっ飛び意見である。僕も正直に告白すると、代理出産は少しだけ頭をよぎった。片親では子供が可哀想だから実行に踏み切らないだけだ。
何故普通に結婚を目指さないのか?
まずもって僕は安月給サラリーマンであるし、一人が好きだし、30後半になって今更大恋愛が出来るとは思わないし、女の子一人引っ掛けるだけの口説き詐偽テクニックを持っていないし今後も身につける気が無いからである。でも子供は欲しいのである。それは子供好きだからではない。そもそも人間なら誰しもが持っていたであろう種の保存に対する本能の欠如をまざまざと見せつけられているようで悔しいのだ。男としての不甲斐なさと表現しても良いかもしれない。ホリエモンは、破天荒な事をなんだかんだ言ったって子供を一人作ったのだから立派である。一人者の男女は「俺、私は自由よ」といった面をして何喰わぬ顔で道端を闊歩しているが、僕に言わせれば恥知らずである。貴方という存在は、何万年にも渡って遺伝子をバトンしてきた先祖の存在があるからこそであって一人で生きている訳では決してない。子供に対する欲求は、過去に対し責任を果たしたいとする僕のエゴである事は認めるが、歴史的事実を省みた際、一人者は褒められた話ではないと認識しよう。ホリエモンが偉いところは、彼は立派な一オヤジにはなり得なかったが、その分、ロケット事業などを通して日本人全般の子孫に対してちゃんと貢献しようとしている点である。
少子化対策の現実性に話を戻すが、現家族制度の解体を視野に入れている時点でホリエモン案は世間的に却下されるであろう。後は、強制的に男女をくっつける法律でも作るかしかないのだ。でも、前者を試みるとなれば右翼から批判されるし、後者については左翼から批判されるであろう。お金をばら撒けば良いという意見もあるようだが真に呑気だ。これを端的に言えば、個人バラバラを良しとする自由主義に対し、お金の力で縛り付けこれを制すという発想なのだ。一度高まり始めた拡散したい欲が沈静化するとは思えない。しかもお金は逆に自由をもたらしやしないか。そもそも財務省が国民にお金をばら撒くとは到底思えない。ホリエモンが違法を合法化して財源にしようと言っているのは、けちん坊財務省と渡り合う為の折衷案なのであって、彼のリアリスティックな一面が垣間見れたのであった。
ただ移民を入れて需要を喚起しようとは恐ろしい発想だ。これは容認出来ない。国内に新たないがみ合いが生まれてしまう。あと、菅義偉をやんわり持ち上げるのも勘弁して欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?