読書記録📚「からっぽの冷蔵庫
日本にも7人に1人は貧困である
そんな事実、信じられますか?
車だってスマホだって持っている。
だけど上靴のサイズが変わっても小さいまま履いている。
夏休み中は、食べるものがなくて2学期には体重が減っている。
そんな子どもが意外と潜んでいるんです。
本書では、山梨でフードバンクプロジェクトの活動を主に紹介してあります。
食料が足りず、満足にご飯が食べられない子どものいる家に、米や野菜などを届けるプロジェクトです。
貧困家庭では、500円あれば、好きなものが買える!
という発想ではなく、
500円で食料が手に入る!というほど、貴重なお金。
野外に遊びに行ったり、旅行に行ったりするなどの経験もなかなかできず、生きていくことが第一優先なのです。
500円分の食料が手に入るだけで、少しゆとりが生まれ、子どものために費やせる何かができると思うととても素晴らしい活動ですよね。
読んでいて印象に残ったのは、ボランティア文化について。
このような活動をするにもボランティアの存在は欠かせません。
しかし、日本では「偽善だ、いい人ぶっている」などと言われ、世間の目は厳しいものがあります。
逆に、アメリカでは、大統領もボランティアに積極的に携わっているほど、ボランティアに対する意識が高く、当たり前のように助け合っています。
国民性もありますが、もう少し、気持ちよくボランティアに携われる風土ができてほしいものです。
ちなみにわたしも、学生時代からボランティアは意欲的に参加しているほう。
むしろ自分自身が学びを得られるのがボランティアです。
教え子にはボランティアの良さを伝えていきたいです。
何よりも、貧困家庭にも手が差し伸べられるような国の政策が一刻も早く進みますように!!
懇願します!!!!
【書籍情報】
著者:谷本真由美
出版:集英社
ISBN:978-4087817058
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@suji0books