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くよくよしないで待つしかない!

ほとんどの人が、思い通りの行動ができない世相です。どのようにして次のステージを待つか?今は待つ力が問われているのです。待つ力の鍵は禅の言葉にありました。莫妄想(まくもうそう)です。

毎日々々、コロナのニュースばかり。いったいいつまで?と嫌になってしまいますね。今はほんとうに、のびのびと自由に動ける日々を待つしかないと思います。待ち方にもいろいろあります。暗い気分に沈みつつ待つか。世相に怒りイライラとしながら待つか。それとも、今できる最善のことをして待つか、などなど。一人ひとりの待つ力が問われているのです。

有名な禅の言葉に「莫妄想」があります。まくもうそう、と読みます。妄想することなかれ、という意味です。ひらたく言うと、くよくよするな。コロナ禍の日々が長く続くと、どうしても人の心は下向きになります。あれこれいろんなことを考えてしまいます。家族が感染したらどうしよう、この先の仕事はどうなるのか?心に浮かぶ妄想はほぼ、ネガティブなことばかりです。

そんなときわたしは莫妄想と心の中でつぶやきます。イケナイ!またネガティブになっている、まくもうそう、まくもうそう、という風に。湧いてきた妄想を拭き去るとは、まるでコンピュータの不要なデータを一瞬のうちに消去するようなイメージです。

心静かに待つことはとても難しい。待ちながらも、どうしても考えても仕方のないことを考えてしまう。考える必要のないことを考えてしまう。挙句の果てに、人に腹いせをしたり。世界中の人たちが、コロナの終息を待っています。お互いに莫妄想を念じつつ、穏やかに待つことのできる世の中を願うばかりです。

「待つ」についての日本のことわざもいくつかあります。たとえば「待てば海路の日和あり」。たとえ海が荒れていても、待っていればそのうちに、かならず航海に適した穏やかな天気になる。だからじっくりとチャンスを待とうよ、と。


英語de元気ing
Let’s wait quietly for the days to come when
we can move freely again.
今は静かに待っていよう。
再びのびのび自由に動ける日々を。

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