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クラシック演奏定点観測〜バブル期クラシック演奏会

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80年代の海外オーケストラ来日ラッシュから始まり、現在の日本クラシック事情まで記録していく。定点観測の音楽批評として、数十年来オケ演奏を聴き続けたリスナーの耳を武器に、世間のいわ…
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2021年8月の記事一覧

土居豊の音楽エッセイ【バブル期90年代の来日オーケストラ鑑賞〜平成日本の音楽リスニング黄金時代】  第1回「アバド指揮ベルリン・フィル来日公演1994年 マーラー交響曲第9番〜数分間もの静寂」

土居豊の音楽エッセイ【バブル期90年代の来日オーケストラ鑑賞〜平成日本の音楽リスニング黄金時代】  第1回「アバド指揮ベルリン・フィル来日公演1994年 マーラー交響曲第9番〜数分間もの静寂」

土居豊のエッセイ新連載

【バブル期90年代の来日オーケストラ鑑賞 〜 平成日本の音楽リスニング黄金時代】

戦後日本の文化享受が絶頂に達した90年代の数年間を振り返る。それは、もう2度とないかもしれない、贅沢な文化享受体験だった。
日本人のクラシック音楽家としては唯一無二、空前絶後といえる小澤征爾の海外での活躍ぶりがあった。
文学の面では、村上春樹が海外に打って出始めた90年代の黄金期でもあった

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