![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141903935/8bbd4b5c0af8c079069a689fb4e9714b.jpeg?width=800)
- 運営しているクリエイター
記事一覧
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137145257/rectangle_large_type_2_3adc8be22b64997cf622fe8db39a05f5.jpeg?width=800)
土居豊の文芸批評 映画編ノーラン監督・アカデミー賞作品『オッペンハイマー』〜男の嫉妬、やっかみ、恨みのこわさ
土居豊の文芸批評 映画編 ノーラン監督・アカデミー賞作品『オッペンハイマー』〜男の嫉妬、やっかみ、恨みのこわさ (1)『オッペンハイマー』は「逆・アメリカンドリーム」映画 映画『オッペンハイマー』で、ノーラン監督はアカデミー賞を総なめにした。必見の映画ではあるが、相当体力と気力が必要なのも確かで、みんなにおすすめするのはちょっとためらう。また、科学的・歴史的予備知識は、たくさんあればあった方が楽しめることも、間違いない。20世紀の科学史や、第二次大戦史に興味があれば、絶対
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133019685/rectangle_large_type_2_38957682331f6e4fd3a6a6d31a3fceed.jpeg?width=800)
土居豊の文芸批評 ドストエフスキー『罪と罰』 ラスコーリニコフの老婆殺しは、妹推しの兄が切羽詰まってやっちまったこと
土居豊の文芸批評 ドストエフスキー『罪と罰』 ラスコーリニコフの老婆殺しは、妹推しの兄が切羽詰まってやっちまったこと (1)なぜ、いま、ドストエフスキー? 唐突だが、ドストエフスキーを語ることにする。 それというのも、筆者は長らく村上春樹作品を批評してきたが、村上作品の根底には、ドストエフスキーからの影響が色濃いからだ。 村上自身、中学時代からドストエフスキーを読んでいたし、英語で米国ハードボイルドのペイパーバックを読むようになってからも、ドストエフスキーの長編を愛読して
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114039033/rectangle_large_type_2_8910ec953d435808c114d9f8fadf1d34.jpeg?width=800)
土居豊の文芸批評アニメ・ラノベ編 《「涼宮ハルヒ」エンドレスエイトのアニメは8回も繰り返す必要なかったのでは?》
土居豊の文芸批評 アニメ・ラノベ編《「涼宮ハルヒ」エンドレスエイトのアニメは8回も繰り返す必要なかったのでは?》 1 「涼宮ハルヒ」エンドレスエイトのアニメ化への賛否 ゼロ年代を代表するアニメ・ラノベの『涼宮ハルヒ』シリーズ、その中でも、賛否両論なのが、京都アニメーションによるアニメ化の「エンドレスエイト」の8回繰り返しの試みだ。 実際に、いくら深夜アニメだといっても、同じエピソードをちょっとずつ細部を変えながら8回繰り返したことは、最初の放映時からネットで物議を醸した。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107083353/rectangle_large_type_2_271392193b51e80473f969a01f6728c6.jpeg?width=800)
連載更新!文芸批評4(続き)村上春樹『街とその不確かな壁』の原点は、忘れられた傑作『1973年のピンボール』である 2
連載更新!文芸批評4(続き)村上春樹『街とその不確かな壁』の原点は、忘れられた傑作『1973年のピンボール』である 2 ※写真は全て土居豊の撮影 ※前回まで 土居豊の文芸批評その4 村上春樹『街とその不確かな壁』の原点は、忘れられた傑作『1973年のピンボール』である https://note.com/doiyutaka/n/n496a4b188cfa (4)ピンボールの主役・鼠の故郷、西宮と芦屋 本作は、前作『風』でもう一人の主人公だった語り手「僕」の親友「鼠」に