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大学2年の冬季

こんにちは。小林です。

前回の投稿、読んでくださった方ありがとうございます。

今回は私が陸上に1番向き合った時のことを書きたいと思います。

1人の陸上選手の体験談だと思って読んでくださると幸いです。

大学2年の冬(昨年度の冬)、その時が私にとって1番陸上に時間を捧げた時期であり、私の陸上への考え方を変えさせてくれたきっかけになった時期でもありました。

結論からいってしまうと3月に入る前に左第4趾中足骨疲労骨折という怪我をしてしまい、その後競技復帰に3ヶ月かかりました。

しかし、その怪我のおかげで私は「陸上だけではない」「多くの武器を持つことが大事」ということに気づけました。その経緯を説明します。

大学2年のシーズンが終了

思うような結果が出ず、悔しさと共にこのままではダメだと焦る自分がいました。このままでは大学で陸上をやってる意味はないと感じ、ある決断をしました。

大学2年の冬季練習でした決断

私はこの冬が最後の挑戦だと思い、本気で上を目指すための練習をすると決断しました。

もともと大学で陸上を続ける理由は、高校の時果たせなかった全国という大舞台で活躍したいというものでした。

ですが、今のままでは到底不可能と感じたため、この冬季練習で後悔のない練習をし、それでもダメなら辞めるという覚悟をもちました。

実際の冬季練習のサイクル

実際のサイクルはこんな感じでした。


6時 ドリル 坂ダッシュ
9時 授業
12時 あきコマか昼休みを使い練習(砂浜)
14時 授業
17時 競技場でメインメニューかジムでWT
20時 練習終了 ケアに1時間

アルバイトの時間も少しあったのでこの通りいかない日もありましたが、基本は1日6時間の練習でした。

メニューも1日単位で作り、ほとんどその通り行っていました。

跳躍練を週2、砂浜練は週2〜3、WTは週2のサイクルでバランス良く練習し、必ず夜1時間のケアを入れるという流れを確立していました。
(練習内容はまた後日の投稿で)

冬季練習をこなしている時の心境

初め1,2ヵ月はかなりきついサイクルだったと思ったのですが、案外楽しく、日々練習をこなし成長することに達成感と充実感がありました。
明確な目標にただ真っ直ぐ進めたからこそそう思えたのだと思います。

1月が始まった頃、体に異変は起きました。腰を軽く痛め、サイクル通り練習が進まなくなりました。

しかし、その時はサイクル通りいかないことに焦りを感じ、気づいたら練習場所へ行き、ただひたすら自らが作ったメニューをこなしていました。

その時は気付いていませんでしたが、陸上に専念するあまり、陸上に悪い意味で完全に取り憑かれていました。

腰の痛みは治り、順調に練習をつめていたのですが、2月の半ば頃、急に左足に力が入らなくなり、1mも走れなくなるまでに陥ってしまいました。

病院へ検査を受けに行き、MRIの結果、疲労骨折と診断され、復帰まで3ヵ月かかると言われました。

この冬季練習を通して感じたこと

人生でここまで陸上に向き合えたのは初めてで、病院で復帰まで3ヵ月かかると言われたとき、もちろんショックでしたが、「ここまでやりきれたんだ」という気持ちが何故かありました。

しかし、怪我をしたあと陸上競技から1ヵ月ほど離れ、陸上以外のことをいろいろしたのですが、陸上だけやっても苦しいだけだと感じました。当たり前のことかもしれませんが、私にとっては大切なことでした。

冬季練習中は陸上のためにたくさんのことを犠牲にしました。遊びの誘いも飲み会も断れるものは断ってしまいました。練習で仲間に頼ることをせず一人で強くなろうとしました。

しかし、私は陸上を何故やっているのか、根本的なところから考え直したら
・純粋に競技をするのが楽しいから
・仲間に会って話すのが楽しいから
というように「楽しい」が必然でした。

だからこそ、今は楽しく陸上に取り組み、他のやりたいことにも取り組むため、練習は週2回の集合練習と1日1時間程度のトレーニングで集中して行い、後は好きなことや勉強に時間を使うようにしています。

今はこのサイクルですごく安定して陸上競技に取り組めていると思っています。

最後に

この冬季練習を経験したからこそ、今の自分があります。
私はトップアスリートでもないので、あまり深いエピソードではありませんが、私にとってはとても大切な経験だったと思いましたので長い文書かせていただきました。

今後も陸上への向き合い方を共有していきたいと思っています。


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