第一章 気候変動問題って?
最近レジ袋が有料化されたり、ソラーパネルが色々なところにできたりして漠然と「環境問題」が身近になりつつあると感じます。
しかし、具体的に今地球で何が起きていてどんな被害が出ているのか、なぜよくないこととされているのかなど、理解していない人が多いのではないでしょうか。またそれらを知るきっかけも少ないと感じます。
そこで、ここではざっくりと気候変動問題について紹介させていただきたいと思います!
そもそも地球は誕生してから(大気ができてから)、全休凍結したり平均気温が60度だったりと気候は変動し続けています。
最近の地球の大まかな傾向としては恐竜が絶滅したあたりから大きな氷河期に入り、また緩やかな温暖化傾向にあると言われています。(温暖化傾向の中にも寒冷期や氷河期もあります)
しかし18世紀の産業革命以降、人間の生活には化石燃料の使用が必要不可欠となりそれに伴って温室効果ガス発生量も爆発的に増えそれとともに地球の平均気温が上昇したり永久凍土や南極、北極の氷が溶けたりするようになりました。これがいわゆる地球温暖化です。
それではなぜ温室効果ガスが増えると地球温暖化につながるか説明させていただきます。まず地球に大気があり、太陽からずっとエネルギーを受けています。そのエネルギーは熱や光で吸収、反射しています。その吸収される際に大気中の温室効果ガス(主に、二酸化炭素、水蒸気、メタン)が太陽光の中の赤外線を吸収し再び放出性質があります。これが地球の平均気温が人間が住める程度に保たれている仕組みです。つまり温室効果ガスは、地球を包む毛布のようなもので温室効果ガスは私たちにとって必要です。
https://www.nishiyama-g.co.jp/taiyoko/contents/sun/why/sun2.html
「地球温暖化はなぜ起きるの?」より
では地球温暖化対策になぜ、温室効果ガスの削減が必要なのでしょうか。
それは前述の通り、産業革命以降の人間の経済活動のせいでこの温室効果ガスが増えすぎてしまって地球温暖化が異常なスピードで加速しているからです。
化石燃料を使用することで、太古の昔に地中に化石として保存されて二酸化炭素を大気中に戻してしまったり、温暖化することで海から水蒸気(温室効果ガスの一つ)が大量に発生したり、永久凍土が溶けることでメタンなどの強力な温室効果ガスが沢山発生しています。
ここで地球温暖化が地球環境にどんな影響を与えるかいくつか紹介します。
1、大気中の水分量が増えることで、干ばつが起きたり巨大台風が発生したりします。これによって一次産業が主産業の国などは大きな被害を受ます。また、食糧問題は紛争のきっかけになることが多くたくさんの難民が生まれたりします。
2、平均気温が上がることで海流が変わったり、異常気象が起きて大量絶滅やバッタの大量発生などが起こりこれも食糧問題と深く関わっていす。
3、北極や南極、氷河の氷が溶けることで海面上昇がすすみ海抜の低い島国などは水没の恐れがあります。
4、生態系の面では、サンゴは台風が海水を混ぜることにによって海水が冷やされ、生きられますが台風の進路が変わったり海水の温度が上昇することで白化減少につながります。また蚊が標高の高い場所でも生息できるようになり感染症が世界中で広がったりします。
5、私たちが暮らす白馬(主に観光地)では、小雪によりスキー場の営業日数が減ったり運営コストが上がったり、夏の避暑地としての機能を果たさなくなったりなど大きく被害を及ぼします。
2月の岩岳スキー場
上記以外にもに温暖化は私たちの社会に大きな被害を及ぼします。したがって私たちがこれからも発展を続けていくためには温室効果ガスの排出量を今よりも少なくして、地球が温暖化するスピードをゆっくりにする必要があります。
このように地球規模でしかも目に見えない問題ですが、私たちが対策するすべは考え方次第で無限にあります!例えば温暖化問題について友達や家族と話してみるのも対策の一つです。温暖化問題のついて意見を持つということは、自分自身がそれについて知っている必要があります。
天気がいい日、風が気持ちい日は外に出て地球を観察してみてください。きっと何か地球からのメッセージが見つかります。地球に住むみんなが宇宙船地球号の乗組員です。みんなで地球について考えられたら素敵ですね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?