喉元すぎるまでは熱いってば
以前も似たようなタイトルで記事を書いた気がしますが。
先日強烈なnoteがでました。
ぜひ読んでください。
賛否あると思う。
猫山ファンである僕でさえ、僕自身の中で賛否ある内容。
強烈が故に勘違いされそうな部分もあって、炎上しかねんとは思う。
猫山さんを知らない多くの人が、ちゃんと読まずに「パワハラ容認」と捉えたことでしょう。
けど、
これらは猫山さんがずっと言っている「ダイブする」とか「セルフブラック」の話の延長線上にある「話題」の一つであり、
現在の「雰囲気」や各世代に流れる「ゆるさ」に正義を求めると
これから先やべぇぞという猫山さんからのメッセージなのだ。
超サイヤ人シンドローム
@nekoyamamanager さんが書いていたように、
「シンドイ」先にある成長というのは
僕ら世代のように現在よりは
まだ「強制された努力」が存在した時代の
良い面も悪い面もあったと思う。
これを「スーパーサイヤ人シンドローム」という(勝手に)
漫画が連載されていたのが僕が小5のころ。
なので上司たちが中高生のころ。
つまり、ドラゴンボールをみて厨二病を発症したアラフィフ世代は
「負荷をかければ成長できる、誰でも!!」
という信念をもとに僕らアラフォー以下の後輩達に対して、負荷をかけるのです。
このスーパーサイヤ人シンドロームには大きな問題があります。
確かにシンドイことをこなせば筋トレのように屈強になる場合もありし経験値も増えてLv アップできるケースが多いと思います。
「サイヤ人だったら」ね
そうなのです。
引用にも書いたように「戦闘民族」サイヤ人だからこその特徴であり、
本来はその人の個性に合わせた課題や負荷、学び方があるはずなんです。
これも、成功体験および人口ボーナス時期の大量生産における効率化と標準化の悪しき習慣の一つと思われます(いいすぎ?)
俺はヤムチャやぞ
サイヤ人がダメではなく一律がダメ
みんながみんなサイヤ人ではないぞと猫山氏に言いたいのではなく、
パーソナライズされた育て方があるはずだと思っただけだ。
Aくんはこんな性格だからこんな仕事を、Bくんは言われたらやれる子だからこっちの方向にと
世のおじさんは次世代に対して真剣に成長過程を考えてきたはずです。
それがあの記事では
負荷をかけよう、かけられた方がいい
全員がな!みたいに読み取れた。
人はちゃんと読まないものです。
猫山さんは、若手に負荷や対立、競争から逃げるな
と言いたいのではないかなと思いました。
そうなると若手がどんな生態なのかによると思いますよね。
若手ってどう?
一人ひとりは違っても、集団にすると色が見えます。若手を一括りにして母集団と位置付けるわけです。
リスクを避けるとありますが、このリスクがなんなのかを考えてあげる必要がありますね。
これが『上司に意見する事』だったら、猫山さんのいってるような『総務に駆け込む』という通報に行動が変わるわけです。
闘いより排除を選択し、
成長より会社を辞める事を選択してしまう。
それは会社の中にいて、
彼らを1人にしていないか?
していなかったか?
と考えてしまいます。
タイトルにある『喉元過ぎれば熱さを忘れる』をもじったやつはまさにこれを言ってる。
いま熱いんだと直接言えない関係を作ってしまった大人側に原因があると考えてあげたい。
言い換えれば、
溺れるまで待ってから助けるみたいなやり方。
これって若手だけの話じゃない気もしてきましたね。
お金は必要だ
猫山さんは記事中でこんな事を書いている
これは間違いない。
働いても働かなくても腹は減る。
人は生きるだけで消費する生き物だし、
日本では"まだ"最低限の生活を保証されているが、『なんの不安もない』と条件をつけるならお金がいります。
やりたい事をするためだけでなく、
やりたくない事をやらなくていいように。
指導は必要か
猫山さんの読んで、いつも悩む部分
おじさん側が指導するに相応しい状態にあるのかと思ってしまう。
なんなら横並びでまだ、走ってる最中。
おじさん勢はリスキリングやアンラーニングしている最中なのだから。
そこに歳や役職は関係ないと思ってる。
なので、むしろヤバいのは若手よりおじさんだろって感想をリプした。
この働き方改革で楽してしまったり、
ハラスメントを怖がって、関わらないようにしているのは大人の方なのだから。
そして、勢いのある若手が辞めて、
そうでもないおじさんだけが会社に残るのだ。
働き方改革とやらで「やらなくていい、無理しない」という選択をし続けると勘違いしてどんどん格差の奈落に堕ちてしまう。
若手くんらは『それしかない世界』に生まれたから問題なのかも。
僕らミドルは『強制されたシンドサ』を身に体験しているけど、そのままだと芸がない。
その経験を新しく"前向きに"方向性を変えて、
若者に対して成長を願う新しいサポートにコンバートする必要があると思っています。
自分が成長できたことを実感できないで若手に指導なんかできないよ。
ま、うちの若手は優秀なので教える事ほとんどないんですけどね。
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あとがき
それでも働き方も会社の在り方も変わっていく。
過去のやり方にこだわるのではなくいいところは『変えて』バージョンアップして使えば良いと思う。
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