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【読書】完璧なリーダーはもういらない 長尾彰

僕は「リーダー論」と言われるものが嫌いだ。
だいぶ勉強させられてきたのだが、マネジメントとの線引きが曖昧だったりヒーローっぽいものを謳うものが多かったからです。
なのでしばらくこの手の本を読むことはなかった。

社内のコンプライアンス研修のなかで、大先輩よりお薦めがあったのがこの本だった。漫画を読むとも思えないシニアの大先輩が一押しする本だ。読まねばならんと思った。

ちなみに、僕は宇宙兄弟を読んだことがないし話も知らない。
それでもめちゃくちゃ勉強になったので、お薦めできると確信しました。

本書をお勧めしたい人

  • 小規模チームのリーダーをしている人

  • リーダー力をアップしたい人

  • リーダーを指名する人

所感

チームにリーダーは一人だと勘違いしていました。
本書では5人チームであればリーダーは5人だとしています。

そして僕が思い描いていた人を引っ張りあげるような
「牽引型の優秀なリーダー」はもういらない
と断言しています。
びっくらこきました。

それよりもこれからは、宇宙兄弟の兄の方『六太』のような、
一見優秀そうに見えない愚者風リーダーが良いとしています。
一緒にいるとなぜかうまくいく、そういう存在。

自分はどうしたいのかがわかる人は、相手がどうしたいのかをわかってあげられる。Want思考。それが大事。

魂を揺さぶる存在『シェイカー』を目指す。

また、一緒にいると頑張ろうと思える存在をシェイカーと呼称しています。
誰に影響を受けているかを聞くと答えられるけど、「あなたは誰をシェイクしていますか?」と聞くとなかなか答えられない。
ところが、筆者はそんなことはなく、「自分は他人に影響を与える存在なのだ」と自覚できたらOKなのだと言っています。
リーダーシップとは「自分の得意分野を活かして人に影響を与えること」です。これは支配ではなくシェイク(良い影響を与える)するというということ。

リーダー像のイメージが180度変わってしまいました。


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