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誰かに支配される人生を送りたくない人にオススメの本5冊。


みんなの図書館さんかくを開館してから、選書をさせていただく機会が多くなりました。

いくつかのテーマに分けて、月一回くらいのペースでオススメの本を紹介していくことをはじめてみました!

ただ、紹介するだけだとおもしろくないので、ワンポイント解説もしながら、本を読んだあとの生かし方にも触れていきたいと思います。

誰かに支配される人生を送りたくない人にオススメの本

第1回目のマガジンでは、「誰かに支配される人生を送りたくない人にオススメの本」を紹介していきます。

コロナの影響で在宅時間が長くなり、自分を見つめ直す時間になっているような気がします。

時間の使い方の変化、仕事の変化、社会の変化、さまざまな変化を通して、自分と向き合う方も多いのではないでしょうか。

こんな時期だからこそ、自分の人生を誰かに支配されず、自分で自分の人生を生きる、そのことの価値がより高まっています。

そうしたことを考えると、一番はじめに読み返したくなるのが、伊藤洋志さんの『ナリワイをつくる』です。

伊藤さんは、ナリワイを「個人で元手が少なく多少の特訓ではじめられて、やればやるほど頭と体が鍛えられて技が身につき、ついでに仲間が増える仕事のこと」と定義しており、この本の中で伊藤さんのナリワイがこんな風に紹介されています。

京都の一棟貸し宿「古今燕」
「木造校舎ウェディング」
「熊野暮らし方デザインスクール-田舎で土窯パン屋を開く-」
6月だけ和歌山県で梅農家 ・花飾り「ハナアミ」の販売とか企画のお手伝い
「地球のココロ」(@ニフティ)の連載 (もともとライター・編集業していましたので)
あと、ナリワイのギルド団体(サークルですが)をつくったりしています。
ブロック塀ハンマー解体協会
全国床張り協会

伊藤さんとは二度ほどお会いしたことがあるのですが、自分らしく生きる姿にいつも魅力を感じます。

ナリワイを持っている人は、なんだか魅力度がどんどん増していくような感じもします。

そんな魅力的な人のひとりで、ぼくも大好きな人のひとりが、みうらじゅんさんです。

みうらじゅんさんは、「マイブーム」「クソゲー」「ゆるキャラ」などの造語をつくったり、漫画家として活動をしたり、仏像マニアだったり、、、

いろいろと謎な一面が多い方ですが、そんなみうらじゅんさんがご自身の仕事論について書かれているのが、『「ない仕事」の作り方』です。

みうらじゅんワールドの解像度が高まる一冊で、ぼくは結構好きな本です。

『ナリワイをつくる』や『「ない仕事」の作り方』をもうちょっと具体化させ、誰にでもできそうな実践論としてまとめられているのが、藤村さんの『月3万円ビジネス』です。

その名の通り、月3万円を稼ぐビジネスをつくろう!の本でして、どうせ月3万円しか稼げないんだったら、非電化で、ローカルで、分かち合うビジネスのつくり方が紹介されています。

月3万円ビジネスという名前ではありますが、そのビジネスの根幹になっている考え方はさまざまなことに生かしていけるマインドが書かれています。

ビジネスや仕事だけでなく、生活や1日の過ごし方を見つめ直したい、クオリティオブライフを高めたい方にオススメなのが、『時間術大全』です。

GoogleとYoutubeで働いていたジェイクとジョンが、87の時間のワザを実例をもとに説明してくれています。

こういう系のライフハック本って、あまり好きじゃなかったのですが、この本は一味違います。

ぼくもこの本を読んで、時間の使い方を大きく見直すことができて、それこそ本を読んだり、走ったりと、自分のやりたいことをできる時間がめちゃできました。

最後の1冊は、岩田松雄さんの『ミッション』です。

元スタバ、元ザ・ボディショップのCEOの岩田さんが、自らの経験をもとにただお金のために働くだけではなく、自分のミッションのために働く働き方を薦める本です。

この本を読んだのは学生の頃で、たまたまこの本を読んだ数ヶ月後に静岡で岩田さんの講演会があって、目を輝かせながらお話を聞いたのを覚えています。

岩田さん曰く、自分にとっての「火花散る一瞬」を徹底することが大切。

「火花散る一瞬」とは、スターバックスではコーヒーをお客さん渡す瞬間。

価値を発揮する瞬間のことを「火花散る一瞬」と呼んでいて、あなたが価値を発揮する瞬間、発揮していると感じる瞬間はどの場面かを、考えて働こうと言っています。

この本は、ぼくにとってバイブルの1冊で、たまに読み返して、自分の「火花散る一瞬」はなんだろう?と考えています。

特集してほしい本コーナーがあれば、ぜひお知らせくださいー!

ということで、今回は「誰かに支配される人生を送りたくない人にオススメの本」を紹介してきました。

どの本も「みんなの図書館さんかく」に置いていますので、コロナが終息したらぜひ借りに来てくださいね!

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