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【祝新譜】「Mellon Collie and the Infinite Sadness」楽曲ランキング

ロックファンには嬉しいニュースが飛び込んで来ましたね。


スマパンの新譜が出ます。僕が情報を取りこぼしていたら申し訳ないのですが、少し前に唐突に8月2日に新譜が出ますとアナウンスされ、今からワクワクが止まりません。

スマパンと言えば僕の中ではやはり「メロンコリー そして終わりのない悲しみ(原題:Mellon Collie and the Infinite Sadness)」が強い。セカンドも好きですが、これは別格です。

このアルバム、僕は通して聴くことも多いですが、そのときの気分で聴きたい曲を選んで聴くことのほうが圧倒的に多く、そうなると必然的に曲ごとに聴く回数にばらつきが出る訳で、ここでアルバム内で好きな曲ランキングを作って僕のスマパン遍歴を振り返ってみるのもありだなと思ってこのnoteを書いているわけです。

それではいきましょう
今回はTOP10です。



10位 Beautiful(B10)

ビリーコーガンってこういう曲も書けるのかと驚いた曲。
メロディとしてはセカンドの「Today」を彷彿とさせるのですが、それとは違うシンプルに純粋な大名曲です。
このアルバム、A面の曲のほうが人気の印象ですがB面の曲ももっと注目されていいと思うんだよなあ~


9位 Mellon Collie and the Infinite Sadness(A1)

ここでまさかの最初のインストがランクイン。力強いピアノと悲しげなストリングス。初めて聴いたときは「今自分はとんでもない大名盤を聴こうとしている」と気が引き締まったのを覚えています。
実は僕、朝のアラームはこれに設定しています。気持ちよく目覚められるのでオススメです。


8位 1979(B5)

恐らく彼らの一番人気の曲。歌詞が本当にいいし、シンプルかつ力強いメロディラインは圧巻。2:32〜のブリッジが本当に好き。何回聴いても飽きない。


7位 Jellybelly(A3)

少しセカンドっぽいヘヴィな空気感を感じつつ、それでもやはり一つ上の次元に達した彼らの世界観を楽しめる一曲。前曲までのしっとりした雰囲気をいい意味でリセットする重要な曲です。


6位 Zero(A4)

ビリーの唯一無二のシャウト、単調に思えて味変を楽しめるジミーチェンバレンの素晴らしいドラミング、意味不明なギターソロ、「こういうのでいいんだよな」の一言で言い表せる至高の大名曲。大好きです。


5位 In The Arms Of Sleep(B4)

彼らなりのワルツ。シンセの音をベースにアコギが優しく響く名曲。少しインドっぽい雰囲気も兼ね備えており、ワルツとインドという点でビートルズのノルウェイの森を彷彿とさせます。


4位 By Starlight(B13)

最後に泣かせに来る名曲。壮大なシンセと優しいピアノが子守歌のように胸に響きます。ビリーの声はハードな曲にも合いますがやはりこういう優しい曲でこそ輝くと思うんだよな。フェードアウトで終わるのもいい。


3位 Bodies(B2)

初めてこのアルバムを聴いたときからずっと好きな曲。ハードなのに胸を締め付ける切なさはこのアルバムの雰囲気を決定づけています。
突然訪れる静寂が本当にいい。そして繰り返される「Love is suicide」。天才的緩急の付け方。


2位 Tonight,Tonight(A2)

一曲目で感動的なインストを披露し、さあ何が始まるんだとワクワクしているところに満を持して放たれる名曲の雰囲気をプンプン漂わせるストリングスのイントロ。しかし耳を澄ませば確かに聴こえるジミーのイカレてるとしか思えないドラミングがロックな空気感を決して失わせません。
そして歌詞がやはり最強。特にラスト。
The impossible is possible tonight. Believe in me as I believe in you, tonight
いい歌詞だ・・・。


1位 Bullet With Butterfly Wings(A6)

前曲までの名曲ラッシュで上げ切ったギアをここで完全に開放。初っ端から「この世界は吸血鬼だ」で心奪われ、メッセージ性と圧倒的な生命力に満ちたパワフルさで息つく間もなく駆け抜けます。
彼らの特技である中間部の静寂も遺憾なく発揮され、「怒りに満ちながら、檻に入れられたまま」という多くの若者の現状を見抜くビリーの観察力には脱帽です。
個人的に彼らの最も好きな曲。この感動はスマパンでしか味わえません。


このnoteを書くためにこのアルバムを改めて通して聴いたのですが、やはり大名盤です。似ている曲が一切ないまさしくカオス。それでもやはりビリーの描く世界の中に奇跡的に収まっていて、ごちゃごちゃしているとは感じさせません。

読んでいただきありがとうございました。
新譜が楽しみです。

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