本からの気づき
孔子の”論語”が実は世界で初めての“心のマニュアル”だったという斬新な視点を紹介している。
この文章が書かれた時代には“過去”という概念が無かった?!過去という概念から“心”が、そして“不安“が生まれる。それを癒すための「論語」であったと❗️
例えば、古事記
その時代にはまだ日本語がなかった。古事記で初めて漢字をつかって日本語の音が記述されている。この“発明”によって文字を持たない日本語を記述することが可能になったとのこと。
それ以外でも、訓読みの無い漢字は、その漢字が日本に入ってきたときに、それを表すモノや概念が日本語になかったモノ。例えば「死」。日本には「死」という概念が古事記以前には無かったらしい!
など。
数々の面白い気づきを与えてくれました。
また、面白い視点ではAIのシンギュラリティが昨今では話題になっていますが、著者によると“文字の発明”がすでに最初のシンギュラリティであったと!要は脳を外在化して、まったく新しい精神活動への導きになったと語っている。
AIが導入されたあとの世界、これからの世界で求められている“新しい精神活動”はなんだろうか?
自分は如何に「楽しみ」や「幸せ」を追求するか?ということを考えてゆけたらと読書後に感じた。文字の発明による新しい精神活動の内容はぜひ本書を手に取ってお読みください!
上記以外にも、とても面白い視点、解釈、空想?があって、古典に対する概念を良い意味で代えてくれる読み物でした!おすすめです。
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