今の私には人の悩みを解決することはできない

「あなたたちは今悩み相談に乗ってもいいけど、解決できないと割り切った方がいい。冷たいと思うかもしれないけど、あなたたちは今悩みを聞くのに充分な状態ではない。悩みを聞くと自分も落ち込む。ここにいる人たちは元気じゃなかった時に比べたら周囲から元気に見えるけど、まだ完全に元気な訳では無い。社会復帰してももう少し時間が経ってから悩み相談を解決しようと思って。」

昨日リワークの方が言った言葉がすごく胸に刺さった。傷ついてない人にとっては冷たい言葉かもしれない。でもその場にいた誰もが真剣に話を聞いていた。私もその中の一人だった。それは自分に思い当たる節があったからだ。

昨年の11月友人の悩み相談を解決しようとして、喧嘩しかけたことがあった。今振り返ると当時は自分も友人も精一杯な時期だった。自分でもトラウマを受けた11月というのはすごく敏感な時期で早く11月が終わって欲しい気持ちでいっぱいだった。友人も国試前で勉強に行き詰まっていた。にも関わらず3時間くらい悩み相談、解決しない恋の相談を受けてた。最終的にカフェで友人は泣き始めるし散々な結果だった。お互い疲れてるし、今日はもう帰ろうと声をかけてその場を解散した。これで終わっちゃうかもと思った。とりあえず国試までは連絡を取るのはやめよう。謝罪の連絡と共に友人と距離を開けた。

国試は応援したいの気持ちで友人の国試前日に応援の連絡した。するとちゃんと返信が来て、ありがとうと言ってくれたのが嬉しかった。国試後に一緒に出かけた時に友人に言われたのは、昨年の11月にあんな雰囲気になったからもう私たちは終わりだと思った。連絡が来て嬉しかった安心したと言ってくれた。全く同じことを思っていて自分が国試前日に連絡したことが意味のあったこと。そして、国試が終わったあとに出かけようと声をかけてよかったと思ったら安心した。もしその行動をしてなかったら気まずく思い連絡ができず、12年の仲も終わっていたかもしれない。結果的に大切な友人との縁が無くならなかった。

自分が大変な時は相談を受けない。自分の身を守るためにも相手のためにも大切なことだと改めて思った。

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