ゲーム企業にプログラマー新卒で入る攻略本(学校生活編)

Tigerです。
前回の選考編の続きです。

今回は学校でどう過ごすべきかを書きたいと思います。
準備編ですが選考よりも大切なことだと思うので書きます。

小・中学校

準備ゼロでも何も問題ないですが、パソコンの最低限の操作を覚えることと、授業をしっかり受けるのがいいと思います。

特に中学校の数学はゲームプログラミングの基礎になりますし、SPIなどのテストでは中高生の内容がメインになるので、思わぬところで足元を掬われないようにするのに勉強は大切なことです。

あと高校受験を勝ち抜くためにもに勉強は必須です。

しかし、それよりも学生でしかできない経験を積む方が私はとても大切だと思います。

高校

既にプログラマになろうと志しているのであれば、工業高校の情報科などのプログラミングが学べる学科、そうでなければ自分の行きたい高校を目指すのがいいと思います。

まだ準備なくても大丈夫ですが、少しずつプログラミングの勉強をしてもいい機会だと思います。せっかくなので、C言語でコンソールのゲームやC#でUnity開発するのもありだと思います。

それよりも普段の授業内容や経験の方が大切なのでそちらを怠らない上で開発するのがいいと思います。

大学・専門学校

ここからが本編だと思います。
この大学・専門学校の生活で全てが変わると思います。

1.学校選び

技術を伸ばすためにも必ず理系の学校で情報学部のある大学、ゲーム制作が学べる専門学校を選びましょう。

私はゲーム制作の専門学校をお薦めします。
その理由は、先生がゲーム企業出身が多く、そのための知識や経験が豊富で、ゲーム制作について学べることが多いからです。

2.全学年共通

ここに書いてあることができてもプラスにはなりませんが、できないと大きなマイナスになるので、必須です。

・無遅刻無欠席であること
・課題は必ず提出すること
・挨拶をすること

基本的に当たり前のことですが、できるとできないとでは雲底の差がでます。
また学校のイベントやインターンシップへの参加ができなくなったりする直接的なデメリットもあるので、できていない人は必ず、できてる人は続けるようにしましょう。

3.1年生

まずは生き残ること(授業について行くこと)が大切です。
1年生で学ぶことは基礎的なもので今後、必須なものが多いのでできるだけ知識を吸収しましょう。

今後使うので、余裕があればUnityなどのゲームエンジンに手を出すといいでしょう。
進級までになんかしらの作品を作るといいと思います。

基本情報技術者試験などの資格への挑戦を行なってみましょう。(取るならば1〜2年生までに。3〜4年生では勉強する時間がないので間に合わない。)

4.2年生

本格的にゲーム技術を学びましょう。
目標は進級までにDirectXやOpenGLで3Dゲーム作品を1本作りことです。

就活準備はまだいらないのでできるだけ技術を磨くことと、小さいイベントでもいいのでゲーム制作コンテストに応募してみるといいと思います。

また、2〜3月あたりから応募作品について何を作るのか考えておいた方がいいです。

遊ぶことができる最後の年なので、何かしたいことはあればこの年までにしておきましょう。

5.3年生

就活準備を本格的に始める年です。
この年で主に必要なことは

・応募作品の制作
・応募資料の作成
・就活サイトに登録
・ゲームコンテストへの参加
・インターンシップへの参加
・SPIの勉強
・技術研究

だと思います。
これの加えて学校の授業があるので自分の時間はほぼないです。

応募作品はこちらを参考にしてください。

作品は一番重要で2、3ヶ月でできるのものではないので、できるだけ早くから作りましょう。
最低でも5月には何を作るかを決めて、制作を始めましょう。

ポートフォリオは必ず作っておきましょう。
ポートフォリオはとても便利で、企業選考の書類にも使いますし、応募書類に求められていなくても同封しておけばアピールになります。

また求められていなくても結構見てくれているようで、面接でもポートフォリオから質問を受けたり、よかった点などを頂けたりするので作らない点は無いと思います。

夏休みなどの長期休みは最大のチャンスです。
作品制作やインターンの応募に時間を当てましょう。
ここで頑張る人と頑張らない人では大きく差が出てきます。

ゲームのコンテストに力を入れるのも手です。
上手く賞を取ることができると企業からのスカウトを受けられることもあり、他の人よりも有利になることができます。

インターンシップは夏休みと10月、冬休みに集中しているので予定を見ながらエントリーするといいと思います。
インターンで特別選考もある企業もあるので、見逃さないようにしましょう。

またゲームの専門学校だと学年末あたりに作品選考会などのイベントがあり、作品の出来が良いと企業から作品選考免除稀に採用前提での選考などのお声がけを頂けるなど、素晴らしい特典もあります。(ゲーム系企業だけとは限りませんが)
また、エンジニアから作品のアドバイスなども聞けるのもメリットです。

私は大手のゲーム企業2社からや、それ以外の企業4社ほどからお声がけを頂きました。

3年次の結果で就活の運命を左右するので、全力で挑みましょう。
3月から就活解禁になるので、それまでにしっかりと準備をしておきましょう。

6.4年次

いよいよ本番です。
しっかりと準備ができていれば書類も通る企業が多いと思います。

しかし油断していると面接で落とされたり、就活がうまくいかないこともあります。

就職のチャンスは大きく
・昨年の10〜2月の早期選考(いわゆる青田買い)
・3〜4月までの一次募集
・3〜7月までの遅めの一次募集
・9〜10月までの二次募集
・通年募集
に分かれ、下に行くほど企業の数が減っていきます。

ですので、できるだけ一次募集でたくさんに応募しましょう。
内定をもらえるのは20社に1社とも言われており、目標は少なくとも30、できれば50以上に企業に応募を行なってください。

4年生で作品の改良はほぼ不可能だと思ってください。
そんな短い時間で大したものはできませんし、その時間でエントリーをした方がましだからです。

不合格通知で精神が追い詰められても、めげずに応募し続けてください。
時期が下がるほど不利になるので、心が折れて選考をサボると後で地獄をみます。

最低でも10月までには選考を終わらせるイメージで、それでも終わらなければ、一旦ゲーム企業は諦めた方がいいです。(IT企業からの転職が一番近いと思う)

まとめ

長文で申し訳ないですが、最後に一番大事なことをまとめます。

・当たり前のことは絶対にできるように
・常に全力で、今の自分に出来ることを最大限にこなせ
・決してあきらめるな
・深刻に考えすぎるな

これらの考えが就活を生き延びるのに必要なテクニックなんじゃないかなと思います。

ゲーム企業は新卒だと厳しい業界ですが、熱意と実力があれば必ず届く位置にあると思います。
ですので明日から出来ることを考え、自分を成長させて勝利を掴み取りましょう。

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