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#29 退職後こそペットを飼ってほしい

先日、母が「胸椎圧迫骨折」で緊急入院しました。

昨年末に父が他界し、田舎の不便な一戸建てで一人暮らしとなった母、
昔、事故で、右手3本の指の第一関節から先を失った母、
コロナ渦の影響で外出を控えた為、すっかり足が弱ってしまった母、
長年連れ添った伴侶を失い、すっかり食欲を無くしていた母、
ケアマネージャーに誘われても、外出しない母、

どう考えても、このままでは危険、
「自宅で転んで骨折、そのまま衰弱して寝たきりとなる」
世間でよく言われる、その状況に、着実に近づいている💦
なんとかしないと・・・。

そう兄弟で話していた矢先の出来事、
幸い、兄が、実家に見守りセンサーを付けてくれたので、
発見が早く、大事には至らなかったが、
もしセンサーが無く、気づかないまま数日を過ごしていまったら・・・、
と考えるとゾッとします。

もともと、あまり社交的では無い母、
友人と会って、おしゃべりするのが好きだったり、
旅行が好きだったり、買い物が好きだったり、
とにかく、
外出して、人とコミュニケーションを取りたい欲求があれば、回復の見込みもある気がするけど、今は、そのモチベーションが見当たらない。

こんな状況になると、
ますます、ペット、特にイヌを飼ってくれていたら良かったと思います。

イヌを飼うメリットは、3つあると言われています。

「心理的効果」
・元気なきもちになる
・くつろぎ効果
・笑う機会が増える
・親密な感情を生む
・回想作用、など

「生理的効果」
・病気の回復を助ける
・刺激やリラックス効果
・血圧やコレステロール値の低下
・運動の機会が増える
・楽しんでリハビリテーションができる、など

「社会的効果」
・人との出会いのきっかけができる
・コミュニケーションのきっかけになる
・人間関係がスムーズになる
・身体的、経済的な自立を支える、など

どれも、今の母に必要な要素・・・、
でも、身体が弱る前じゃないと、イヌを飼うのは難しい・・・、
ジレンマやモヤモヤした感情が襲ってきますが、
本人の意思を優先し、しっかり考えたいと思います。

こうなってあらためて思う事、それは、
「退職後こそ、ペット、特にイヌを飼って欲しい!」という事。
でも、今の日本の状況では、
高齢というだけで、飼う事を拒否されたり、
本人も、自分が倒れたら可哀そうで飼えない、との思いがついてくる。

これらの不安を解消できるシステム(組織)が創れ、
高齢者でも安心して、イヌを飼える状況を創れたら・・・、

母の出来事をキッカケに、より考えている昨今です。


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