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20181214_ゲスト_清水千浪(車椅子バスケ選手)

アスリートとしての彼女

清水千浪選手は車椅子バスケの日本代表として活躍しており、先日行われたジャカルタでのアジアパラ競技大会で日本代表の準優勝にも大きく貢献しています。

同時に彼女はメルカリアスリーツとして「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションのもと、車椅子バスケという競技を通じてメルカリの価値を高める存在として活動するアスリートでもあります。

そんな彼女が「なぜ、新潟に来るのか」といえば、彼女は新潟に大きく所縁(ゆかり)のある人だから、という他なりません。

彼女はサッカー選手としてアルビレックス新潟に所属するアスリートでしたし、もっといえば、JAPANサッカーカレッジという専門学校でぼくと同期。

当時、選手として女子サッカーのトップリーグで闘っている姿に尊敬の念を抱いてはいたものの、正直に言えば、それほど交流のある関係ではありませんでした。

ただ、アルビレックス新潟レディースから戦力外通告を受けても、まだ現役選手として継続したいという意志があった彼女は、新潟県にある男子チームの練習に参加し、トレーニングの奥深さを身をもって体感したことから"スポーツトレーナー"として活動することを志したんですね。

サッカー選手としての現役を継続する中でNSCAというアメリカに本部を置く団体の資格を取得した上で、スポーツトレーナーとして活動していた彼女。

順調にトレーナーとしての経験はもちろん、造詣を深めていた中で、まだトレーナーとして活動を続けていた僕も彼女にセミナーでお会いすることもありました。

すごく真剣に、ひたむきに「スポーツ」に取り組む彼女がトレーナーとしての活動を始めていたことを知らなかった僕は、当初、驚くのと同時に「すぐに実力的に追い越されるんだろうな」なんて思ったのを思い出します。

それだけ彼女がセミナーで学ぶ姿勢は、サッカーのプレー中の顔と何ら変わることなく、真剣そのものであり、圧倒されるものでした。トレーナーとしての活動に限界を感じていた上に気持ちも落ちつつあった当時の僕だから余計にそう思ったのかもしれません。


褐色細胞腫により一時心肺停止状態

最近では多くのメディアにも露出も増えていることもあり、彼女のバックボーンを含めて知っている人も増えてきていると思いますが、彼女は原因不明の褐色細胞腫という病気を患い、生死を彷徨った末に両下肢機能全廃という身体的多様性が高い状態(障害を負った状態)へ。

彼女とスポーツトレーナー系セミナーであったときに初めて聞く病名だったこともそうですが、両下肢機能全廃なんて状態も味わったことはもちろんありません。

そして、心肺停止状態に陥ってしまうことは本人はもちろん、周りで彼女を知る家族や友人たちの恐怖感は想像するだけでも筆舌に尽くしがたいものがあります。

幸か不幸かは判断が分かれるところだとは思いますが、彼女は行動をおこし車椅子バスケの練習場へと足を伸ばし、その「スポーツ」に出会うことになるわけです。


普通のアスリートから多様性の高いアスリートへ

上でも触れてきましたが、彼女はサッカー選手としてキャリアを積んでいたアスリートです。それがある病気を境にして多様性の高いアスリートへと変貌を遂げることに。

その結果として、2020年という日本の中で行われる世界的なスポーツ大会であるオリンピック・パラリンピックへの出場へと文字通りに足をかけて居るわけです。

そんな彼女に僕は聞きたいんです。

スポーツにどんな価値を求めているのか。

自らの境遇が変わる前と後とでは求めるものが変わったのか。

自らがもつ「アスリートとしての価値」をどう感じているか。

あなたもそう思いませんか?

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