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コミュニケーションをとる上で、事業戦略を無視できるわけがない

どうも、遠藤です。

現在、シーエスレポーターズというIT業界の中でも20年ほどの老舗組織に属しながら、組織内外のコミュニケーションについて思考を巡らしつつ、ふわりふわりとしている者です。

この4月はシーエスレポーターズにとっても、大きな動きがある時でもあり、2020年4月、初めての投稿がこの内容になっているのも、必然かもしれません。当然です。ぼくが書いているんだから。

ぼくが書いていないのに、4月に合わせて書くなんてことはできません。むしろ、それを制御できなかったとしたら、誰がぼくを制御できるのでしょうか。こんなことを書くから、我が家の妻さんには「フラフラの権化」だと言われるのでしょうね...。

そういえば、シーエスレポーターズでは地元の掲示板としてLOCAL PRESS(ローカルプレス)というものを運営しています。

型に沿って情報を埋めていくだけでプレスリリースが完成するため、大いに有効活用してもらいたいと思うのです。サイトの見た目やらなんやらは追々、改修していくつもりではありますが、必要な要素自体は揃っていますし、公式情報を発信する際にも意義のある場所にしていきたいと思っていますので、ぜひ、多くの方(個人・法人問わず)にご利用いただければと思います!

ちょっと宣伝的になってしまいました。

実はこれを無関係に紹介したいわけではなく、ローカルプレスに掲載する情報は公式リリースです。個人や法人の方が「こんなことやってるよ!」とか「こんな企画やります!」という発表の場であり、掲示する行為のできる場所なのです。当然のことながら、この行為はコミュニケーションの一環で、対象が組織や個人の外にある、と言うだけ。言ってしまうと、社内にある掲示板となんら変わりありません。

ぼくはこれまで、課外活動的にイベントをやったり、イベントのための資金調達としてクラウドファンディングなんかを取り組んできましたが、いろいろな場所でたくさんの人と接する機会に恵まれました。本当に多くの人たちに接する機会を得ることができたのですが、まだまだ、実際に会えていない人たちが多くいること。さらに感じるのは、日本にはたくさん人がいるのだな、なんて当然なことです。

人が生きているうちに出会える人間の数なんて"たか"が知れているのかもしれませんが、多くの人と接する機会を設けられる人は、それだけ会話の質が高いんだろうなぁ...なんて思うのです。それだけの人たちと接点を持った上で話すんですからね。

そんな風に考える機会が多くなってきていますし、同時に「こんなに人が多かったら、意思疎通を図るのも一苦労だよなぁ...」なんて客観的に見つめたりもするようになりました。

だからこそ、マス的な報道や情報発信などの全体統一的な意思表示を受信するではなく、個別具体的な意思疎通をSNSが普及するのに合わせて求められるようになっているのだとも感じます。どちらいいとか悪いとかって一元論的に語ることはナンセンスだって、誰もが気づいてるのだと思うのですが、みなさん、どうですか?

一つの事業体・組織として活動をする上では、どうしても中の人たちとの会話をはじめとした意思疎通もそうですが、同時に、外の人たちにも意思表示・意志発信をしていかなければならない時代です。だって、自分たちが何をしているのか、どんな人たちの集まりなのかなんて誰も知る由がありません。

丁寧な意思交換、つまりコミュニケーションを図っていくことが前提になりつつあるのだ、とぼくは理解と実感をしているところで、それを長らく(といっても長くても20年ほど)大事にやってきた組織や企業、個人が評価されるような時代だともいえます。

中でも、『ほぼ日』は際たるものでしょうが、今となっては高級な物販ECだと捉えることもできてしまうため、少々、立ち上げ当初から比較すると趣が変わってきたように感じます。

他にも、ぼくがこうやって書いているnoteを運営しているピースオブケイクス社もスタッフ一人一人の顔が見えるのと同時に、ユーザーの顔まで見えてきます。スタッフが取り組んでいる内容については、note自体が媒体でもあるため、いろいろと発信されていますし、それに対してユーザーが反応すると言う循環を構築できている点で言うと、現代においては模範的なコミュニケーションをしているのではないか、とぼくは考えています。

個人でも、事業体・組織でも、それらが果たすべき目的や意義など、それぞれに存在することの明文があるはずで、その目的や意義を果たす・叶えるための過程として戦略を練るはず。それは、はじめたことを持続するためであり、継続することを目指すからこそ、自分たちの力を存分に発揮できる場所と時間と流れを踏まえた上で行動していく、つまり、適切な時・空間と流れの中で、「勝てる勝負」をする必要があるのです。

大きな流れの中で自分たちの力を存分に発揮して勝つために、戦略というものを練るのです。

メインとなる事業やサービス、製品など、それを買ってくれる人やこれから買ってくれそうな人、つまりは投票権を持つ人たちに対して、どんな風にアプローチして、何を見てもらいたいのかを明確にし、実際に見てもらうところまでの導線を確保する必要があるということです。

となれば、必然的にコミュニケーションが必要になります。

誰に対して、どんな方法で、自分の情報を届けるのか。ただ製品を出すだけではダメだし、それをユーザーやクライアントと呼ばれるお客さんが喜び勇んで紹介したくなるものである必要があります。それを作り出した人たちに会いたい、会ってお礼を言いたい!と思えるようなものである必要があります。

それをわざわざ設計する必要があるのかと言えば、設計することで、よりユーザーとの物理的・心理的な距離感が近くなるでしょうし、魅力として捉えてもらえるでしょう。そのためには、どこまでならユーザーに歩み寄って、どこから先は...といった線引きやルールなども必要かもしれません。

いずれにしても、コミュニケーションを前提にして組織活動をする立場に身を置いていると、あらゆることを整理した上で適切に届けたいと欲が出てくるものです。

出てくるものの、同時に事業戦略を無視したコミュニケーションなどあり得ない。広報やPRを担う立場にいる人たちの仕事に関しては、非常に趣深く、いろいろと情報を見させていただいていて、日々、勉強になることばかりです。

それらを見ている中で、圧倒的に惹きつける情報を出せているところは、確実に事業戦略とマッチした情報発信になっているのだと実感します。それはもう、圧倒的です。

そんなことをツラツラと書いていたら、2,700文字を超えました。やめます。


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