僕は何を求めているのか、というお話

09月23日(日) 新潟経営大学を会場に行うイベント『 #スポーツの未来に僕たちができること 』のトークイベントの内容について、悩みに悩んでいるところです。

というのも、ゲストの方々にお聞きしたいことがワンサカ湧いてくる状況で、サポーティングチーム内でも聞きたいことが止まらない状態。おそらく収集がつかなくなると思い、あえて意見を言わないという選択をしている人もいるのだと推察されるぐらい。

それぐらいにスポーツという枠で見たときに、圧倒的なまでに魅力的な人たちがゲストとして、新潟にお越しいただける機会を設けることができたんだなぁ、と少しだけ感慨深い思いです。少しだけ。

翌日の福岡も盛り上がってるみたいですし、23日と24日は地方都市からの逆襲の狼煙が上がる気配がプンプンしてきました。

(福岡でのイベントリンク)

ところで、僕はそんなイベントを開催することに何を求めているのでしょうか。ふと考えて見たんですね。


繰り返しになりますが、僕は本業としてスポーツに関わっているわけでもありませんし、はたまた組織の中でセールスをする立場にもありません。あくまでも組織内の、いうてしまえば治安維持というかなんというか...つまりは表立った行動をするような立場におりません。

立場にいないからといって制限をかけるのもどうかとは思いますが、だからと言って、僕がこのイベントに何を求めているのかを再確認した方が良さそうです。

というのも、個人で開催に向けて動いているとはいえ、すでに僕個人の枠で収まるような話でもなくなってきていること。それはつまり、クラウドファンディングでご支援をいただいた方々に対する責任と、ゲストの方々との約束を反故にはできないということ。

そして、それを楽しみにしている参加者の方々と共に共感したいと願っていること。

先日、ラジオの収録にいってきた旨を記事にしました。

その収録でも述べたことですし、以前から変わらない意見として僕が持ち続けていることがあります。

(僕が出演させていただく番組)

何かしらのスポーツ組織というのは、そのスポーツが好きな人たち、それを愛する人たちが盛り上げるために作り上げたものです。

この段階が1段目。

次の段階は何かと言えば、スポーツに「スポーツ以外の人たち」が入り込んでくること。つまり、外で活躍している、もしくは活躍していた人が入り込んでくることによって、スポーツの組織が活性化すること。

それが2段目。

その次の段階がハードルが高いと思っていて、スポーツの中の人が外の業界に入り込んでいくことです。まだまだ、スポーツは「特別な業界」だと思われていますし、僕はそれを外に出てみて痛感しています。

スポーツを仕事にするというのは「すごいね」と言われはするものの、それは決して羨望的な意味での言葉ではなく、「大変だね」という言葉をうまく濁らせてるだけだということ。

なぜなら、スポーツのイメージがいまだに「体育」や「部活」という言葉を引きずっているというか、その認識が外れていない人が地方にいればいるほど実感します。

それは新潟だけなのかもしれませんが、新潟でそうなのだから、他の都市でも似たような状況にはなっているのではないでしょうか。

過去にスポーツの仕事で新潟の外へ出た時に「新潟ってすごいよね」という言葉をよく耳にしてきました。何がすごいのかといえば、一つの冠の元に多競技が募っている状態のことを指し、日本の中でも先進的な取り組みだと評価されていたからです。

今では関東圏を中心に、冠を一つにした多競技の組織は増えてきているのですが、それにしたって津々浦々で勃興しているわけではありません。

割と先進的な取り組みをしていた新潟という土地に住んでいる僕が感じているスポーツのイメージは、今後の日本がスポーツによってことをなそうとする際、いかに払拭するのかということが大きな課題になるのではないでしょうか。

ですが、スポーツの中にだって優秀な人は存在します。

特にチームを率いるようなマネジャークラスというのは、他の競技や組織に移ったとしても、そのマネジメントスキルを活かし活躍することは可能だと思っています。

ペップ・グアルディオラ然り、エディ・ジョーンズ然り、岡田武史然りです。

このクラブチームであろうが、代表チームであろうが、短期的な結果を求められることと、結果的に長期的な視野での戦略を求められることを両立させるという難題をクリアしている人たちは、他のビジネスにおいても活躍できる素養を備えているでしょう。

そんな風に他の競技やビジネスへスポーツの人たちが「移籍すること」、それを求められる状態になることが次の段階です。

それが当然のようになった時に、スポーツは他のビジネスと肩を並べたと実感できるのではないかと考えていて、僕はそれを目指すきっかけに今回のイベントがなればいいと思っています。

スポーツが本当に成熟して他のビジネスと対等になるためのステップとなりたいというのが、今回、僕がイベントに求めることです。

そんな風な気持ちで開催しますので、どうかご参加を!


まだまだチケットは販売しております!

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