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#えんどうnote 「SDGs」だけでなく「地方創生」にも違和感を抱いてるのでした

どうも、えんどうです。

少し前に「SDGsに懐疑的ですよ」なんて雑談を書きました。

内容としては、国連決議で出された方針なのにもかかわらず、参加国でありながらも最も多くの海洋ゴミ(プラスチック)を出してる中国に是正させないって態度なんかをみていて「そういうことなんだ」と悲しみに暮れているものです。

そういえば...と思い出したのですが、「地方創生」にも同じような感情を抱いてまして、いくら「このままでは地方(の地方)がなくなる!」と国から発令が出されたとしても、随分と遠い世界の話だし、何ならまったく関係ないと思われてしまってるよね、なんてところから以下のエントリを書いたこともあります。

ところが、そもそもそれ以前にボクは「地方創生」って標語を経済産業省が出して動かしてることに違和感があるんだな、なんてことを思い始めたので、今回は地方創生ってカッコいい標語について雑談です。

地方創生ってなに

「地方創生ってなに」って方もいると思いますので、改めて確認してみると「東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策」だそうです。(以下、各種資料や内閣府地方創生推進事務局のWebサイトをご覧ください。)

つまりは東京に人も金も仕事も集まってる状態を地方にも分散して行けるようにしようって話なんですね。

都会の仕事を地方に持ってくるとかそんな意味合いにも聞こえてしまいますが、本質的には地方が国からの支援を受けることなく自立した自治体になれるよう、人口や経済を盛り立てていこうねって取り組みです。

特別なことをすべきなのか

「じゃー、その地域だけでしかできない特別なことをするのか」ではなく、「地域特性を踏まえて経済をきちんと回せるかどうか」って話なんですよね。

もちろん、都会のような人口の多いところでビジネスを取り組むのと、人口の少ない場所でビジネスを行うのとでは機会の数には差があることは事実です。

けど、だからといって地方でビジネスを展開して回らないのかといえば、そうではありません。

地方創生って言葉は知名度があるため、それに群がる有象無象が多くなってしまい、なんだか中途半端な形でファッション的に使われていることに少しシビレています。

それをきっかけにして何事かの事業が産声を上げること自体は歓迎すべきことでしょうし、#ビジネス の循環が発生することも市場主義経済においては歓迎すべきでしょう。

ただ、どうでもいいことを繰り返し生み出し続けていけばいいのかと言えば、それは違うだろう...と。

まずはきっちりビジネスを

DX (デジタルトランスフォーメーション)もそうですが、経済産業省 が音頭をとった施策でうまくいったものってあるんですかね...なんて愚痴みたいなものを書きたくもなるのですが、補助金や助成金ビジネスを生み出すだけの標語を掲げるのってどうなのかなぁと思います。

そこで思うのは、本当に地域に根付いて持続可能なビジネスを生み出すための政策って可能なんですかね。

結局、大切になってくるのって東京ではもちろんだけど、地方でもきちんと経済的に成立するビジネスモデルの作り方だろうし、いかにして循環的に経済を回せるのか、支援をできるのかって仕組みを整えることだとボクみたいに末端に属する人間は思ってしまうわけですよ。

もちろん、ビジネスをすることや生活をするだけでも困難な人たちはいますし、生活をがんばることができたとしても経済を回すまでは...って人もいるでしょう。

そういう人たちに国や自治体からの支援は必要でしょうし、セーフティネットとして存在すべきだと思います。同時に、地方創生ってのは地方でビジネスを回して経済的に独立できている人たちが、利益の中から分配金的に支援が必要だったり、踏み出すためのアクセルとしての支援を求める人たちに対して少しでも力を貸してあげられることだと思うんですよね。

言葉だけの綺麗事ではなく、実務としての綺麗事を自分が取り組むこととリンクさせる、関連させることで経済的な循環を作ることが本来的な意味での地方創生なのかな、なんて思ってたりするわけです。

こう、地域で相互補助や相互支援ができるエコシステムっていうんですかね。そもそもが「挑戦しよう」を許容したいし、それを「応援しよう」「支援しよう」って空気も醸成しなきゃって考えると、やらなきゃいけないのってビジネスをきちんと回して経済的に自立しなきゃだよね...なんてことだったりします。

そうなると、地方だろうが都会だろうが関係ないじゃん。とか斜に構えてしまうボクなのですが、地方創生って何なんでしょうね。もう、何でもかんでも「良さそうなこと」は地方創生って呼ばれることにも納得感が低いし。

"ことば"って大事です。ことばに思いが宿って力に変わるってのは、それなりに実感するところでもありますが、ことば遊びみたいになってしまうのは本末転倒だよね、なんてことも思ってしまうのでした。

ではでは。

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著者の紹介

えんどう

人事/広報(PR)ディレクター/ 株式会社アシスト(新潟エナジー) http://niigatadenki.com (新電力)【これまで】PR/ Maketing / SNS /オフィスえんどう(個人屋号) 【ほか】 #えんどうnote

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