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social mediaを活用した人でもメリットやデメリットを感じているそうです_1357本目

ようこそ、お越しくださいました。

どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

いま公私の境目はどこにあるのかが不透明な人も少なくはないだろう。物理的な意味での仕事とプライベートの切り分けもそうだが、インターネット上の活動であるsocial mediaの活用も同様で、簡単に切り分けられるものではない。

実際、以下のリリースにもある通り、メリットを感じているユーザーがいる一方、オンオフの区別がつかなくなるなどのデメリットを実感しているユーザーもいるといった結果となっている。

【仕事でのSNS活用についての実態調査】〜仕事関係者とのSNSでのつながりに「メリットを感じている」という回答が約6割。一方で、「デメリットを感じている」という回答も約6割という結果に。〜

類似の調査は調べればたくさん出てくるが、おおよその回答傾向としてずれるものはない。結局は欲張りな要望でしかないうえ、詰まるところ、嫌ならやらなければないいだけの話になる。

social mediaを利活用しているような気分に浸っている立場として、この点について少し考えてみたい。

▶︎ えんどうは「やった方がいい派」

上記の調査にもある通り、social mediaを利用することはメリットもデメリットもあるものだ。

実名でやるのなら一定の覚悟を決めなければならないだろうし、もしかしたら炎上なんかも気にしてしまう人もいるのかもしれない。匿名でやるのなら、好き勝手投稿できるかもしれない「匿名」であることが足枷となってしまう可能性だってある。

FacebookやLinkedinのようなSNSであれば実名が登録の前提となっていることもあり、投稿される内容には十分に気を配りながら極めて物理的な対人関係を想定した投稿をするようなきらいがある。

かたや、Twitterなどやブログといったsocial mediaは、匿名でも情報発信が可能だ。

投稿内容を誰の顔を気にすることなく自由に考えた上で気兼ねなく投稿できる面において他の追随を許さないものがあるが、同時に、匿名だからこそ真に迫った情報を出すためには実名顔出しのアカウントよりも芯をくった根拠や事実の提示が求められる。

それらを含めて、ぼくはアカウントを持って投稿をする方向で舵を切った方がいいと思う派だ。

▷ 「アカウントを持っていない=”怪訝な人”想定されかねない」

インターネットの登場以後、あらゆることがオープンになった。

物理的な距離の制限は回線速度が速くなるほどに取り除かれ、意思疎通を図るのに非同期型のメッセンジャーを利用すれば円滑にやり取りが可能になっただけでなく、カメラを携えた高性能な端末を保有しているため、可視化することに価値があるような状態になってきた。

おそらく、この流れを止めることなど誰にもできない。

今後も「オープンな言論空間」や「開かれたプラットホーム」みたいなキレイゴトをなくせるだけの主張など誰も持ち得ることはできないはずで、そうは言いながらもペイウォール(課金による敷居」を設けることで有益な情報はドンドンと閉鎖空間へ入り込んでいくのだろう。

なんだか矛盾するような事態であるものの、そんな世界線でアカウントを保持していない。保持していても何の投稿もしていない場合には”怪訝な人”認定を受けてしまう可能性が高くなってきた。

無料で利用できるオープンな言論空間にアカウントを保持していないことは「やましいことがあるのではないか」といった訝しげな視線からはじまり、「そのようなサービスやツールを利用できないような人」認定を受けかねない。

もしかしたら、ビジネスにおける機会損失を生み出すのかもしれないし、雇用選定における判断がアカウントを保持して投稿している人との比較で不利に働いてしまうかもしれない。

些細なことから有利不利を決定づけることまで、インターネットの登場以後は無理やりオープンな土台に引き上げられるようになってしまった。

そのため、アカウントを保持していないとかアカウントを持っていたとしても投稿をしていない人に向けた視線は冷ややかになってしまっているのはある意味で仕方のないことだといえるだろう。

▷ ネット上にあるのは物事の上澄み

アカウントを保持しているからといって何でもかんでも好き勝手投稿できるのかといえば、そんなことはない。むしろ、制約を感じてしまい投稿内容に偏りが生じてしまう人もいるだろう。

匿名アカウントを運用している人たちは、実名の顔出しアカウントよりも確たる根拠や事実を基にした投稿をしなければならないし、そうしなければ情報の優劣でどうしても不利になってしまう。

クリティカルな情報を出すにも、実名を顔を出してしまっては社会的に不利な立場に追いやられるかもしれないリスクを犯すことはしたくないものだ。

そこで匿名アカウントを運用し、問題や課題点を提示する姿勢を崩さないようにしているアカウントも目にするが、それもこれも人格設定が明確にできているからこそ成立する。

何について言及をするのか。その言及する対象は何か。言及する上での根拠はどこにあるのか。それらをsocial media上の人格に上乗せし、内容を検討し精査の上で投稿していく。

別に承認欲求が満たされることを期待しているから行うのではなく、アウトプットを前提にした生活を行うことで自身の情報を整理したいのが主だった運用理由な人もいれば、有益な情報を提供することによって仕事を得る機会を得ようと貪欲に活用をしている人なのかもしれない。

だからといって、本当に有益な情報がネット上に出ているのかといえば、それはまた別の話だ

ネット上やsocial media上に掲載される情報は”本当に有益な情報”ではなく、その上澄みである可能性が高い。むしろ、そうだ。

何でもかんでもオープンになっているのではなく、上澄みに群がる人たちが多くなったからオープンのように見えるし、そう振る舞っている人たちが多い、といった方が適切なのかもしれない。

▷ 物理的に初対面なのに「知っている人」を増やす

ただ、ぼくがインターネットを利用できるようになって以後、これまでに体験値として非常に「よかった」と思えるのは、物理的には初対面なのに「既知の人」が増えることにある。

むしろ、これ以外にはないと思えるほどだ。

中学生の頃、なぜだか自宅にインターネット環境が用意され、訳もわからぬままに掲示板サイトを訪問しては見知らぬ大人なのか子どもなのかわからない人たちと交流し、別途メールアドレスを交換しあっては個別にやり取りをはじめる、といったことを行っていた。

その頃に交流をしていた人たちが、今どうなっているのかはまったくわからない。生死はもちろん、ぼくとのやりとりなど覚えていない可能性の方が高いし、ぼくだって当時のハンドルネームを思い出せないほどだ。

その体験が素地となり、ネット環境に入り浸るような状況に喜びを感じるようになったのだろうと自己理解している。結局、物理的な距離での友人は少ないかもしれないが、初対面の人と話すのが好きなだけなのかもしれない。

そんな風にして物理的には初対面だけど既知の人が増えることが、自己拡張されていくような実感を得ているからこそ、飽きもせずにこんな雑記を書き連ねているのだ。

social mediaを活用したいと思うのであれば、意気込むのではなく、よそ行きな態度を取るでもなく、公序良俗の範囲内でありのままを晒していけばいい。

それで得をすることもあれば損を被ることもあるだろうが、それはそれだ。
ただ、いろいろと既知の人が増えることと、その人と会話ややり取りを増やせる状態にすることは、やっていてそれなりに楽しいものである。

そんなわけで、ぼくはネット環境があってよかったと思っている派閥なので、アカウントを保持しているのであれば色々なところに顔を出しつつ節操なくやって行った方がいいと思っている派なのであった。

ではでは。

えんどう

▶︎ おまけ

▷ 紹介したいnote

SNSが苦手なわたし
苦手だと実感している時点ですばらしいと思う。大概は苦手だとか得意だとかを感じる間もなく、コミュニティやタイムラインに毒され最適化されはじめる。問題は何の意識もなく最適化することであり、自覚があれば距離を取ることを覚えられるし、適切な距離関係を保てると思うのだ。

SNS発信の続け方
こんな風に雑談を書くようになり、1,400本を越える無駄をネット上のゴミとして排出している立場としては「趣味」だという他に続けられている理由がない。しかし、それでいいように思っている。続け方なんて具合に大そうなことは書けないが、あくまでも趣味にすることで意志も何もなくなる。

SNSは、他人の価値観のオンパレードだから。
上記しているように、結局は他人の価値観に毒され、そこに最適化をしはじめることと、最適化しはじめることに気づき、道を違える決意をできることが向き合う上での条件な気がしている。それがなければドンドンと訳のわからない方向に走り出す。

▷ 紹介したい関連書籍

自分の名前で仕事がひろがる 「普通」の人のためのSNSの教科書
普通の人だからこそ、やって得することを実感できるのではないか。ぼくはそう考えていて、実際に仕事もそうだし、依頼を受ける機会を得るに至った。別に大した実績も経験もないが、毎日書き続けることで得た機会は確かにある。そんな実例を込めて書かれているものだ。

以下から試し読みもできる!

▷ えんどうのTwitterアカウント

僕の主な生息SNSはTwitterで、日々、意識ひくい系の投稿を繰り返している。気になる人はぜひ以下から覗いてみて欲しい。何ならフォローしてくれると毎日書いているnoteの更新情報をお届けする。

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