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映画ドラえもん『のび太の新恐竜』を子どもたちと観賞しました #映画ドラ2020感想

##なに書いた
映画ドラえもん のび太の新恐竜を子どもたちと鑑賞したことについて(最下部のネタバレを含む内容だけ有料にしてますので、基本全部読めます)

どうも、えんどう(@ryosuke_endo)です。

毎年、春は”映画ドラえもん"の時期。

長男くんは3月に保育園を卒園し、映画ドラえもんを見て奮い立っては、「がんばろうか!」と小学校へ入学...なんて流れになることを想定してました。

東宝MOVIEから出ているYouTube動画を見れば、その感情が昂ることこの上なしだったのです。

ところが新型コロナウィルスの影響を受けて他の作品同様、映画ドラえもんの公開が延期。

想定していた流れを踏襲することは叶いませんでした。恐竜のことが好きな長男くんが映画の公開が延びたことに対して残念な表情をしていたことが忘れられません。

毎回、映画ドラえもんはエンドロールまで観終わると次回映画の告知が流れます。

昨年、『のび太の月面探査機』を長男くん、次男くんとの三名体制で鑑賞に行った際、エンドロール後に流れた2020年映画の告知を観て「次の映画も楽しみ!」と興奮していたのを覚えていただけに余計でした。

首を長くして待っていたドラえもん映画の公開が08/07だったので、まだ二時間も続くような映画の鑑賞が難しい三男くんを妻さんに任せ、上の二人と共にドラえもんやのび太たちの新しい冒険を鑑賞してきましたので、少しだけ感想を書いていきます。


映画ドラえもんで恐竜といえば、フタバスズキリュウのピー助が出てくる「のび太の恐竜」(1980)が記憶に残っている人も多いと思います。

初めてのドラえもん映画であり、藤子・F・不二雄さんが書いた初の長編作品で、名作だとファンの間でも名高い作品です。かくいう、ボクもリアルタイムで観れたわけではありませんが、子どもの頃にビデオを借りてきて視聴し、のび太とピー助の別れのシーンに目頭を熱くしたのを鮮明に覚えています。

時を経て、2006年にリニューアルされたわけですが、Amazonプライムで長男くんと視聴した際に、当時3歳だった長男くんが最後の別れのシーンで涙を流しながら鑑賞していたのを観て、3歳でも理解できるぐらいに秀逸な作品なのかと驚嘆しました。


「のび太の恐竜は」、フタバスズキリュウのピー助を1億年前の白亜紀へ返すことで終わりましたが、今回の「のび太の新恐竜」も舞台は白亜紀。

化石となっているたまごを持ち帰り、タイム風呂敷に包んで孵化させる流れが一緒であり、そこで生まれたのがピー助なのか、今回の新恐竜で登場するキュートミューなのかによって世界線が変わるような印象です。

実際、物語内でも「のび太の恐竜」とシンクロしているかのような世界観を演出していることもあり、まったく別の話ではなくドラえもん特有の「SF(少し・不思議)」を忠実に守っている作品なのだと感じます。

恐竜が現代にまで生き残ることができており、その現存する子孫は鳥だというのは、恐竜が好きな子どもと本を読んだ経験がある方ならば知っていることではあると思いますが、今回の映画はそこに踏み込んだ内容です。

今回の映画でのび太やドラえもんと相対する立場として登場するキューとミューと名付けられる恐竜は、名前がありません。

まったく新種の恐竜という設定。

羽が生えており、空を飛ぶことができるのですが、「なぜ、恐竜が鳥になったのか」「なぜ、空を飛べるようになるのか」をといったことを、見慣れているドラえもんの世界から観ていくことでの検証、それと同時に、のび太のやさしさや成長も添えながら鑑賞できる作品です。

ちなみに、映画の公開日となった8月7日はのび太くんの誕生日。制作に関わった方々が、夏に公開するのであれば...とこだわったのかもしれません。

ただ、STAND BY ME ドラえもん2の公開も予定されていたので、もしかしたら当初、この公開日をSTAND BY MEで利用したかったのでないかなぁ...と大人な推察をしています。


今回ものび太をはじめとしたいつものメンバーが、それぞれの個性を出しながら互いに補完し、手助けをしながら、協力しあって壮大な事柄に向かって邁進する様子が楽しめます。それに増して、所々で出てくるギュッとする感情の揺らぎも含めて、いろいろと思案を巡らせるのも楽しめる作品ではないでしょうか。

いずれにしても、鑑賞できて良かったと思っています。


とかいいながら、過去にこんなnoteを書いているのですが、それはそれとして...はい。すいません。

(ここからはネタバレOKな人だけ)

言葉が荒くなります。

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