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#何気ないツイートから始まる物語 (21話)〈当日の朝〉

何気ないツイートをきっかけに、スポーツビジネス界の大物と地方都市に住む一般人であるぼくがイベントを企画・実施することになり、その後の人生に大きな影響を与えることになったことを記した、ちょっとした物語。

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前回まで
打ち合わせ内容は全てオンラインで進捗をしてきた。できたことよりもできなかったことの方が眼についた。誰かを頼らなくては開催にまで辿り着けなかった。そんなことを長々と綴ってきたが、いよいよ本番当日。

本番当日の朝

いよいよ本番当日を迎えた。

ここまで来るのに7ヶ月かかったが、ひとまずは今日を迎えることができたこと、Web上のスポーツに関心や興味がある人たちには、それなりに届いていたように実感しているし、実際に会場へ足を運ぶまでは行かなくとも、Web試聴を申し込んでくれている方々も多数いらっしゃった。

クラウドファンディングも、ほぼほぼ自分では何もしていないのと同義だが、何とか目標額を超えた金額を調達することができた。額面上の金額は目標金額を超えたものの、金額の設定を必要経費よりも低く設定していたのもあり、正直に言えば収支的にギリギリ赤にならない、本当にトントンといったところ。

ただ、クラウドファンディングを手がけたことによって、自分が本気であることを周知することにはなったようには感じていて、「なんだよ、あいつ、ちょっとだけ頑張ってるじゃないか」と同情的に支援をしてくださった方も、中にはいらっしゃったのではないか。

いずれにしても、イベント自体の広告宣伝費(クラウドファンディング手数料)と、本気で取り組んでいるのかどうかを確認される意味での時間を捧げたことも含め、このプロジェクトを取り組むことで「本気になれる時間」を見つけることができたように思う。

それが今日、この日に形になることを存分にうれしく思うし、何よりも自分自身がイベントに対しての高揚感を強く感じていた。

ゲストも、参加者も、

...とはいえ、岡部をはじめとしたゲストの方々とは面識がない。そう、面識がないのだ。一度も会ったことがないどころか、声すら聞いたこともない方だっている。

そんな状況の中で、大きな懸念点を挙げるとすれば、「ゲスト、ちゃんと来てくれるんだろうか」だ。いや、彼らのことを信用していないわけではない。最寄り駅までの時間をタイムスケジュールを出し、電車の時刻まで共有をさせていただいたし、あとは来てもらう他にないのだが、如何せん、ボクは「普通の人」だ。

足蹴にされたとしても、ボク自身の信用が足りないがために起こってしまったことなのだと諦める他にない。

ゲストだけではない参加者の方々も来てくれるのだろうか。

会場である新潟経営大学は新潟県は加茂市という山に囲まれた街の、小高い丘にある大学だ。そう、田舎だ。電車で来るにも新幹線から考えると電車を2本乗り継いでこなければならない。当初、東京から来るのであれば新潟だろうが加茂だろうが変わらないだろう、と思っていたものの、よくよく考えたら全然違う。利便性が全く異なるじゃないか。

電車を乗り換えることに対し、困難さや面倒さを感じてしまい、途中で離脱しないだろうか。離脱した末に、帰宅されるならまだしも、迷子になってしまったり.....

あらゆることを頭の中で巡らせてしまうものの、ボク以外の状況や環境については制御できないため諦めざるを得ないが、いずれにしても当日の朝を迎え、ソワソワしていたことが伝わったかと思う。

慌てふためく自分

緊張している。それに尽きる。

ボクは何でも緊張するタイプで、人前で話すのも緊張をする。他社からは堂々を話してると評価されることも少なくはないが、内心はビビりまくってる。それを悟られないように心の中で必死に走り回ってることは内緒だ。

会場に到着するまでに、ボクの自宅からは1時間ほど車を走らせなければならない。1時間も車に乗るのだから、それはもう随分と長い時間、走らせることになる。その間に、それとなく落ち着くのかもしれない、と自分に期待を寄せていたものの、むしろ逆だ。

ソワソワが止まらない。もっというとザワゾワしている。何かが起こるのではないか。何かとてつもない失敗をしてしまうのではないか。あれはどうなっている?そういえばあれってどうしたんだっけ。

そんなことを車の中で考えていると、どんどんと不安に駆られては忘れ物をチェックするためにコンビニに寄ろうとする。が、田舎町のためにコンビニがなかなか見つからない。コンビニにたどり着いた時点で、すでに後戻りできない距離を離れてしまっているのと、時間が差し迫っている。

あ。

参加者名簿を印刷できていない。

あ。

ゲスト用の水を買ってないじゃないか。

いや、それはそういえば用意してもらえることに。。いやいや、ちょっと待て。それは......

長くなったので次回に引き継ぐ。

次回、『当日の朝②』

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このマガジンは何気ないツイートからでも自分の人生の幸福度に大きく貢献できるだけの行動につなげることができることを実証した内容を書いてます。何もない普通の人だとしても、勇気次第で前向きでステキな人生にできるような気になります。

地方に住む「普通の人」であるぼくが、ある業界の大物に何気ないツイートで絡んだところから、イベントを企画・実施するところまでを追ったちょっと…

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