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デプスインタビュー

こんにちは!UXデザイン会社ajikeが提供するUX改善サポート&UIUXデザイナー育成サービスのDods(@Dods_ajikeInc)です。

プロダクトやサービスを改善するためには、ユーザーの本当の思いや要望を詳しく聞き取ることが大切です。1対1の対話形式で行われる「デプスインタビュー」はよく使われる手法ですが、インタビューのアプローチ別に種類が分かれていることをご存知ですか?

今回はそのデプスインタビューの種類やメリデメ、選び方について詳しく解説します👀


デプスインタビュー

デプスインタビューとは

デプスインタビュー(深層インタビュー)は、ユーザーの行動や心理的側面を掘り下げて理解するために1対1の対話形式で行われる定性調査のことです。

基本的にはあらかじめ用意された質問ガイドラインに沿って進めますが、自然な対話の流れに合わせて、その場で質問を変更したり、追加したりと柔軟に対応することもできます!


デプスインタビューのメリット

デプスインタビューは、数値データだけではわからないユーザーの深層にある心理や感情を掘り下げて明らかにします。ユーザーから直接話を聞くことで、プロダクトやサービスの設計や改善に対して、より具体的で実用的な洞察を得ることができます。

デプスインタビューのメリット
個人の深層心理や本音を引き出せる
状況に合わせて質問を柔軟に変更できる
ユーザーの行動理由や背景を深く理解できる
予期せぬ発見や新たなアイデアが得られる可能性がある



デプスインタビューの3つの種類

デプスインタビューは、アプローチの方法別に3つの種類に分けることができます。構造化インタビューが情報を体系的に収集しやすいのに対して、非構造化インタビューはより深い洞察を得るのに適しています。半構造化インタビューはその両方のバランスを取った方法です。

構造化インタビュー

構造化インタビューは、あらかじめ準備した質問項目に沿ってインタビューを行う方法です。

・メリット:データが一貫しており、比較・分析がしやすい
インタビュアーのスキルに関わらず同じ観点で回答を集められ、同じ基準で集計・評価ができる
・デメリット:インタビュー中に新たなトピックに対応しにくい
回答に重ねて質問をしないため、心理や背景までを深堀りしずらい


半構造化インタビュー

半構造化インタビューは、あらかめじめ準備した質問項目の大まかな流れに沿ってインタビューを行いますが、ユーザーの回答に応じて質問を重ねたり、深堀りを行う方法です。

・メリット:より自然な会話が可能で、予期せぬ洞察が得られることがある
目的に合わせて深堀りすることで回答者の真意を汲み取ることができます
・デメリット:インタビュアーのスキルに左右される
インタビューごとの比較が難しい場合がある


非構造化インタビュー

非構造化インタビューは、質問項目を準備せずに、大きなテーマを決めて自由に対話する方法です。

・メリット:深い理解や新たな視点を発見する可能性が高い
回答者に自由な意見を求めることで、予測していなかった興味深い発見が生まれる可能性がある
・デメリット:データの一貫性が保たれにくく、分析が困難な場合がある
話が脱線しやすく、テーマに沿った軌道修正のスキルがインタビュアーに求められる



デプスインタビューの種類の選び方

どのアプローチでデプスインタビューを行うかは、調査の目的や調査対象者、時間やリソースなどのコスト、調査後のデータ分析の方法を考慮して決定しましょう!それぞれのアプローチのメリデメを踏まえて、最適なアプローチを選ぶことが重要です。



おわりに

ユーザーの声を反映させたUXの向上のために、デプスインタビューの方法の参考になれば幸いです!

今の実務の状況やプロジェクトに合わせたアドバイスや具体的な手段を専門家にもっと詳しく聞いてみたい!という方は無料相談へもぜひ🕊

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