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カリマンタン オラウータンと出会う旅

今回はインドネシアの旅行記をお伝えします!
カリマンタン島のオラウータンツアーは、
ネットを探しても具体的な情報が少ないので、
ツアーの取り方、具体的な宿泊なども含めて、
情報記載しようと思います。お読みいただけると嬉しいです。

1.旅行概要

今回のカリマンタン島のオラウータンツアーは、
タンジュンプティン国立公園の川をボートで進み、
オラウータンに出会っちゃおうというツアーです。
ボートに寝泊まりするワイルドな体験となりました。


参照https://www.researchgate.net/

タンジュンプティン国立公園は、インドネシアの首都ジャカルタがあるジャワ島ではなく、カリマンタン島(ボルネオ島)にある国立公園です。
インドネシアの中でもカリマンタン島は落ち着いた田舎で、
ジャカルタの人口密度が14,464人/km2(世界第9位)である一方、
カリマンタン島では30人/km2となんと400分の1の人口密度です。笑
日本で最も人口密度が低い北海道でも約70/km2とのことなので、
人の少なさが理解してもらえると思います。
そんな素朴なツアーを、今からご紹介します。

2.ツアー準備

まず行く前の準備段階について、
説明しておこうと思います。
必要な準備としてはツアー予約/飛行機予約/荷物の準備があります。

・ツアー準備
 「tanjung puting tour」と調べると、数多くのツアー会社が出てきます。
 日本から行かれる場合は、日本のツアー会社を日本語で調べた方が安心か
 もしれませんが、駐在や現地に在住されているかたは、ローカルツアーを
 英語やインドネシア語つかって予約されるのをお薦めします。
    値段が全然やすいことが多いです。
 私は以下のサイトから2泊3日のツアーを予約しました。

・飛行機の準備
インドネシアの国内線の予約であれば、
Travelokaがおすすめです。
Pangkalan Bunが到着先の空港になります。
ジャカルタからはNam Airが一日一便だけでています。
この便が後程大きなトラブルを引き起こすことになります。。

・荷物の準備
後程詳しく説明しますが、ボートで食事・飲み物など準備してくれるので、
そこまで多くの物は持っていく必要はありません。
ただし、熱帯のジャングルなので、蚊除け・長袖長ズボンはマストです!
私も一日だけズボンの防御が弱い時がありましたが、
20ヶ所以上刺されてしましました。。
欧米系の方など半袖半ズボンの方も多いですが、
感染症なども怖いので、ぜひ完全防御で行きましょう。。

3.ピックアップ・ボートツアー

パンカランブン空港から車でピックアップです。
とても小さな空港で、飛行機も一日数便しかないので、
飛行機が到着した時にはピックアップの人で出口が賑わいます。

パンカランブン空港

港まで空港から20分ほどで到着します。
沢山の船がつらなっているので、
船と船の間を渡って、自分の船に乗り込みます。

港の様子

今回の船は私と妻の2人の貸切でした。
その2人に対して、英語ができるガイド、船長、船員、コックの4人が乗っている大所帯です。
ここまで多くの人のサポートを借りて、3食付きという至れり尽くせりで、
おおよそ8juta(約7万円)でした。
カリマンタン島へインドネシアの首都を移転するという話もありますので、
ここまで安くツアーができるのも今だけかもしれませんね。

2泊3日お世話になったボート

食事はインドネシア料理ですが、
外国人向けで辛さ控えめの料理でした。
とても美味しく、旅を彩ってくれました。
トイレとシャワー付きですが、あまり綺麗ではなかったので、
そこは我慢できることが必要でしょうか。。
ベットはマットレスに直で寝る形で、
蚊除けをひいてくれました。
ただ猿や猫が入ってきたりと、
ホテルではあり得ないお客さんも来ることがあります。笑

4.オラウータンとの対面

オラウータンは川下りの中でも会うことはありますが、
餌付け場での対面がメインです。
2泊3では一日目に1ヶ所、2日目に2ヶ所の餌付け場に立ち寄り、
そこでオラウータンが現れるのを待ちます。
オラウータンとの遭遇率は高く、
私たちが行った際には全ての場所でオラウータンに出会うことが出来ました。

餌付け場にいるオラウータン

ただ一番興奮したのは、餌づけ場そとでオラウータンに遭遇した時です。
基本的にオラウータンは臆病で、木の上から降りてきませんが、
例外的に大きなオスは人がいてもお構いなしに餌に突っ込んできます。

バナナ倉庫に餌を取りに来るオラウータン


大迫力のオラウータン

柵もなんにもないところで、オラウータンを見れるのは、
世界中でもインドネシアだけでしょう。
最後にはもう一生分オラウータンみたなと思うくらい満足出来ました。

ただし私は10月の雨季に訪問したので、
蚊が多かったり、道に水が溜まってしまっていて、
そこを裸足で歩かされたりと、
不便が多少ありました。
もし可能であれば、乾季の訪問をお勧めします。

水の溜まった道を歩く

オラウータン以外もテングザル、猿、食虫植物など、
珍しい動物、植物を沢山みることができます。


5.まさかのフライトキャンセル

沢山のオラウータンにあった後、
大満足で港に到着して飛行機を待っていると、
衝撃の連絡が届きます。。
「フライトがキャンセルになった。明日まで他の飛行機はない
 飛行会社が指定するホテルに一泊して明日振り返便にのるか、
 払い戻しするので選んでほしい。」

私は日曜日にジャカルタに戻って、月曜日には仕事に戻るつもりだったので、衝撃でした。。
何を言っても通じず、諦めてもう一泊しました。。
さらに悲劇は、パンカランブンの街はオラウータンツアーの人々も泊まるような街ではないので、宿泊施設も充実しておりません。
ローカルの水シャワーしかない場所に泊められることになってしまいました。。
みなさまも、飛行機の数が少ない場所へインドネシア国内旅行される際は、
余裕をもったスケジュールをお勧めします。。

6.総括

全体的にアドベンチャーな旅で、
多くのオラウータンをはじめとした野生動物に出会えて、
とても満足度の高い旅でした。
野生のオラウータンの生態を間近で見れるのは、
インドネシアの限られた場所だけですので、
多少アドベンチャーが好きな方であれば、ぜひ検討ください。
個人でボートを貸し切ってもそこまで高額ではないですし、
自分の体調や希望に合わせたスケジュールが組めるので、
グループや個人での貸切をお勧めします。

何かご質問等あれば、
問い合わせいただければご回答させていただきます!

お読み頂きありがとうございました。

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