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子どもとの接し方を変えたら子どもの反応が変わったというお話。

子どもは厳しくしたほうがいいのか、褒めたほうがいいのか。
どう接するのがためになるのか。
悩み悩みしている毎日です。

ここ1週間ほど子どもとの接し方を変えたら、
子どもの反応が変わったように思います。
・話を聞くようになった。
・話するようになった。
・表情が穏やかになった。
・自分も気分が穏やかになった。

どれも実感レベルなので、
「気がする」という感じですが、
的外れな感想ではないと思います。

どうしたかというお話は後半あたりからします。

子どもとの接し方を変えようと思ったきっかけ

先日こちらの本を紹介しました。

マルトリートメント(≒「児童虐待」(mal(悪い)+treatment(扱い))によって脳が委縮したり、肥大したりするということが書いてありました。

最近あれはダメ、これはダメとがみがみ。
いらいらを含めて叱る・怒ることが増えました。

子どもが成長するにつれて、
行動できること・理解できることが増えたので、
しっかり教えなければということの現れなどと考えていたりしましたが、
どうもうまく回っていない気がするという日々が続いていました。

子ども:やらない、言うことを聞かない、ダメなことをする
→何回も言う
→聞かない
→イライラ
→怒鳴ったり。。ものを取りあげたり。
結果子ども大泣き、こっちも気分が悪い。
というぐるぐる。

そんななかで先述の本と出合いました。

なに、脳が委縮するのか。

それはよくないなとか思いながら読みました。

子どもの向き合い方も考えないとなぁと考えるに至りました。

ほめて育てることはいいことなのか

本を読んで、厳しくするのはよくなさそうだという考えに至り、
では褒めまくるかと考えてみましたが、
ネットを見ると賛否が分かれているようです。

「ほめる」ことに対しての批判的な意見
・叱られていない子どもはメンタルがタフに育たず本番に弱い
・ほめる行為というのは、相手を上から目線でみていることになる。
・ほめられること自体が目的となり、その目的のために行動することになってしまう
・暗黙のうちに「それ以上は努力をしなくてもいい」というメッセージを送ることになり、逆に学習のモチベーションは下がってしまう。

たしかに、そのとおりな気がする。。

じゃあどうしよう。
ふりだしにもどる。。

とはいえ、ほめること自体はそこまで悪いのかなと思う節もあったりします。
悪口について、人の脳は自分のことか、他人のことか判断できず、メンタルが悪化するそうです。
反対に考えるとほめることは自分に返ってきてよい気分になるのではと考えてみたり。

自分自身の意識を変えてみる。

いずれにしてもイライラするのはよくない。
怒りの感情をなくそうと思いました。

子育てにおける自分のイライラの原因を改めて考えてみることにしました。

原因は大きくこの2つかなと。
・時間の制約
・疲れ・寝不足

・「時間の制約」について、気にしないことにした。

うちの子どもは自分の思ったとおりに行動しないことが多い(ほとんど)です。
朝この時間までに家を出たい、この時間までに食事を終わらせたい、など時間に制約があると一気にストレスを感じます。

子どもは思うとおりに動かない。
結局声が大きくなっていって、
気分がわるくなることがしばしば。

時間に関して気持ちの持ちようを変えました。
「時間過ぎてもいいや。」と考えることにしました。

まあ、遅れてもなんとかなるでしょ。
と思うことにしました。

結果ストレスを感じることが随分減りました。
実際それで時間を過ぎたこともまだありません。

朝など特に焦りすぎていたのかなと。

・「疲れ・寝不足」について、とにかく無理しない。

疲れているとイライラしやすいです。

ほんと、よくないです。

自己嫌悪になります。

疲れてると感じたら、できるだけ早く寝ます。
無理はせず自分に優しくします。

最近スマホとも距離を取るようになり、
眠りの質もよくなり疲れも以前ほど感じなくなった気がします。

・子どもとしっかり向き合うぞという意識を持ってみる

そのままですが、子どもとの向き合い方の意識を変えました。

・きっちり向き合う。(という気の持ちよう)
・声を荒げない、感情的にならない
・ダメなことはダメというけれど、向き合ってお話する。
・子どもはかわいいと思う。

子どもときっちり向き合うという気合を入れるのが一番だと思いました。

「休日は休みだ」と考えていると、
オフモードといいますか、
自分が疲れないようにという意識があるので、
子どもと接するにしても
許容範囲が少ない状態になります。

許容範囲が少ない。
→子どものやっていいことが少ない。
→子ども不完全燃焼
→子どもイライラ
→こっちもイライラ
→空気が悪くなる
という流れで、
悪循環におちいっていた気がします。

子どもの休日は自分の休みではない
と認識を変えてしっかり向き合うぞと思いました。

遊びでも、
制限したり、理由を付けて断ることもありましたが、
よし!と、
子どもが全力出せるように遊ぶことにしました。

ただ、休みは大事なので、
保育園のときや、周りに助けてもらっているときは
全力で自分の休みにしてます。

・冷静さを保つための一句

あー、気分が乱れてるなと思った時はこちらの句を思い出すことにしています。

ふればぬれ ぬるればかわく 袖のうえを あめとていとう 人ぞはかなき一遍上人(時宗開祖 1239-1289)
【意訳】
雨が降れば当然濡れる。
濡れた着物も太陽が出れば自然に乾く。
雨にこだわっている人の哀れなことよ。

いつか過ぎさることに、とらわれても。
ですね。

子どもがギャーギャー泣いてても乱れないようになりました。

武田鉄矢先生ありがとう(*´ω`)

結果どうなったか

まだ1週間ほどしか経ってませんが、
子どもとの距離が近くなった気がします。

子どもが自分のことをたくさんお話してくれるようになりました。
今までは話したいのにこちらがきちんと向き合っていなかったから、
お話したかったのにできていなかったのかなと(反省)。

お話した分こちらのお話も聞いてくれるようになりました。
会話が増えた。という感じでしょうか。

子どもと会話していると気付きも多いです。

子どもにああしろこうしろという前に自分が変わるのが大事なのかなと。

子育てではトライ&エラーの繰り返し中ですが、
試行錯誤しながら自分も成長していきたいものです。


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