ディアペイシェント最終回を見て思う介護問題。

ディアペイシェントとアンサングシンデレラの
病院設定がごっちゃになって、最初の頃、
アンサングの方で危険なお薬が
盗難に!という際には、田中哲司演じる
座間さんが盗んだんだ!と、
ごっちゃになって見てましたが
ドラマが違ってて、哲司は無実でした。

そんな哲司が毎週のように、
気持ち悪いクレーマーで怖かったんですが、
先週ぐらいから人間らしい、優しい表情が
出てきて、悪者ではないんだな臭が。
お母さんに接する哲司が本当に素敵で。

そういえば、独身の哲司を心配して、
缶詰とかいっぱい送ってくれていた、
三重の本当のお母さんお元気でしょうか?
はなまるカフェで照れながら缶詰の
写真の紹介をしていたのが懐かしいです。

黒幕は升毅か浜野謙太かどっちだと?
思ってたら先週升毅理事長はかっこよく
退職していったので、残った方でした。

哲司は一生懸命働いて育ててくれた
母の介護のために、離職して、家で面倒を
みながら自分も糖尿病の治療でお金がかかり、
生活保護を絶対に受けたくないという
プライドからどんどん生活が困窮していって、
クレーマーになれば、病院代と、月3万という
お手当に最終的にのってしまったという・・。
結局、とっても切ない展開でした。

確かに、介護だけでもお金がかかるのに、
糖尿病の治療となると無職には厳しいです。
いや、働いていても厳しいですね。
働こうにもどんどんひどくなる家族を
自宅に置き去りにすることもできず、
1人で悩んだときにライバル病院をつぶせと
命令された浜野さんからの悪の誘いが。酷い。

今日も朝新聞で、小さい時に面倒を見て
もらってたおばあちゃんの介護を1人で
しながら保育士として働いていた22歳の
女の子が、夜通し起されたうえに朝
暴言を吐かれて、いつもは笑ってこらえて
いたのに、その日はなぜか許せずに
首をしめてしまったという事件の記事が。

あやめることは絶対にいけないけど、
でも、そんな状況になってない
私には何が正しいのかわからない。
司法もそのような判断のようで、
執行猶予がついていました。

その女の子は小学生の時に、
母子家庭だったのに母が亡くなり、
親戚をたらいまわしにされていて、
それでも、保育士さんになって、
おじいちゃんが亡くなって1人きりになり、
認知症を患ったおばあちゃんを
ほっておけなくて、自分が面倒を見る!
と同居をしてがんばってたそう。

一度親戚に相談したらそれぐらいのことで
弱音吐くな的なことを言われてしまった。

貫地谷しほりも哲司にいってたけど、
本当に助けてっていったら誰か1人ぐらい
話を聞いてくれたり、助けてくれる人がいる。
いて欲しいと願いたいんですけど。

頑張らない人は最初から自ら投げ出して、
こんな不幸に陥ることは絶対ないのに、
頑張ってる人がこんな悲しい目にあわない
ようにするにはいったいどうしたらいいのでしょう。

近くに誰かそんな空気を感じる人がいたら
嫌がってもちょっとおせっかいしても
いいのかもしれないなぁと、昨日の夜から
今朝にかけて見た介護問題を見て思いました。
そして自分も苦境を投げ出す勇気は必要かも。

そういえば貫地谷さんのよき理解者
内田有紀もニコニコしながら悩んだ末
自ら旅立ってしまたんです。
ガマンしなくていいよと訴える
ドラマだったんですね、きっと。

中島ひろ子さんの便秘入院の回は
ちょっとおもしろすごかったけど、
役者さんたちもみんな素敵で、
深くていいドラマでした。
自分も病院に通うことが多くなったので
気持ちがわかることも多かったし。

そして、やっぱりNHKってお金かかってるから
映像も内容も役者さんの揃え方も抜群。
治療も介護もドラマ作りも何でもお金なのか。
辿りつくのはお金があれば・・・になるのが
切ないけど現実なのかもしれません。

山口恵以子さんのエッセーで
自宅介護のすばらしさと、苦しさと
お金のかかり方がよく勉強できました。
とてもよく現実的なエッセーです↓


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