見出し画像

作品「G.F.」の解説

DOCTRINE

タイトルは「G.F.」。
G.F.とは何のことだろうと思うかも知れません。
とあるゲームに登場する存在とシステムを示す略称で、意味も含めそのまま取っています。
この作品では「G.F.」をテーマに制作しました。
G.F.の正体はGuardian Forceです。
ゲームが好きな人にはピンときたでしょう。

概要

主人公となる女性は荒廃した世界に生きる、なにか使命を帯びた人物です。
孤独なのかも知れないし家族がいるのかも知れませんが、寡黙にただ目的のために生きているようです。

常に女性の傍らに寄り添うようにいる男性は、実体を持ちません。
女性に纏わり付く大きな布のように煙のように存在し、女性の意志に呼応して力を貸しているようです。
男性は女性の求めに応じて力を貸し守護者として共にありますが、その力を頼るほどに女性の生命や記憶を奪っていくという隠された事実があります。

女性はまだその事実には気付いていません。
女性が寡黙なのは語るべき思い出や記憶が喪われているからかも知れません。記憶とは脆いもので崩れてなくなるときは一瞬です。
大切な記憶を繋ぎとめる方法はあるのでしょうか?

本編の写真集はいずれ発行するZINEにてご覧ください
こちらで案内しています。

_A3_4000 - コピー

_A3_3990 - コピー

解説

本作ではモデルの身体的特徴を活かすことがテーマでした。
同時に男女ペアでのモデルを起用するのは初めての試みでしたが、あえて性別を意識させないように世界観を作りたいと考えていました。
そのため事前にモデルには「性別逆転している感じ」とだけ伝えています。
男性らしさとか女性らしさは取っ払った雰囲気が出せているのではないでしょうか。
そして、感情や気持ちといったものを極力排除して乾いた印象だけを残そうとしました。
男女の物語を描くとか女性を魅力的に見せるとか、そういったことはやりたくなかったのでそのようにしています。

モデルの特徴を上手く表現するために、天野喜孝の絵画を意識したりもしました。実際に氏が描くイメージイラストっぽいカットなども撮っています。
特に本作でもフィーチャーフォトグラファーを務めるMargaryさんはゲームのシーンを実写化するのに長けているため、上手くそんな世界を切り取ってくれたように思います。

この制作に携わった方の紹介

モデル:進藤渉( @RUCO_inc )さん
モデル:ノグチユキ( @rumico_jp )さん

画像1

進藤さんは全身の美しい刺青と黒髪の中性的なモデルのイメージが強いですが、本業はベーシストとして音楽活動をされています。また、その他多岐にわたる活動もされています。
引き締まった筋肉質な身体ときわどいポーズにも耐えられる素晴らしい体幹はステージ上で激しい音楽を奏でるための基礎体力として培ったものだということがよくわかりました。

ノグチさんはアンダーグラウンドシーンでの一風変わったモデルのイメージが強いですが、本業はイベントの企画・運営をされています。
ジャンルにとらわれない個性的なイベントを数多く手がけられています。
力強い眼光と高身長の颯爽とした姿は、進藤さんと並んでも霞むことのない存在感が溢れていました。

今回のモデル2人もパンデミックの煽りをモロに喰らってしまった職業で活躍しており、この2年間は翼を折られたような状況にあったのではないでしょうか。
それでも力強く、自身の使命や目的を喪わずに逆境を乗り越え活躍し続けています。ぜひそちらの活動にも関心を持っていただければと思います。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!