4/5開催【ドコモベンチャーズピッチ】働き方を変えるWorkTech~新時代のオフィス、マニュアル、ナレッジ共有、コミュニケーションなど~イベントレポート
皆さんこんにちは! ドコモ・ベンチャーズです。
今回は、2022年4月5日(火)に行ったイベント、
【ドコモベンチャーズピッチ】働き方を変えるWorkTech
~新時代のオフィス、マニュアル、ナレッジ共有、コミュニケーションなど~
についてレポートしていきたいと思います!
本イベントでは、WorkTechに関連する新しい事業に取り組まれている注目のスタートアップ5社をお招きしピッチをしていただきました。
働き方がどのような方向に発展しようとしているのか関心のある方
WorkTechに興味のある方
にぜひお読みいただきたい内容となっております!
以下、ピッチいただいた内容をご紹介します!
■1社目 : ソニックガーデン株式会社
1社目は、ソニックガーデン 八角様にご登壇いただきました!
<ソニックガーデン株式会社 Remottyカンパニー
カンパニー長 八角 嘉紘様>
・ソニックガーデンの事業概要
ソニックガーデン社は、「プログラミングで遊ぶ文化をつくる プログラミングを一生の仕事に」という理念を掲げ、システムの受託開発、働き方に関わる自社サービスの開発に加え、リモートワークに関する情報発信や普及支援をしている企業です。
ソニックガーデン社は、働き方がとても特徴的なんです!
2016年にはオフィスを撤廃し、全国各地の従業員がバーチャルなオフィス
空間「Remotty」で働くワークスタイルをとっています。
リモートコミュニケーションの課題
ソニックガーデン社では、リモートコミュニケーションの課題は複数あり、それらは同時に起こるのではなく、前の課題が次の課題を引き起こすと考えています。次の図をご覧ください。
課題発生の順序
状況・働いている様子が見えない
気軽な声かけができない
雑談・相談ができないメンバーとの関係性が希薄に
孤立したメンバー・若手のフォローができない
教育ができない
※1だから2、2だから3、3だから4の状態へと課題が増えていきます。
これらを解決するには、課題の発端である「状況・働いている様子が見えない」を対策する必要があります。これはリアルのオフィスで解決できる問題だと言えるでしょう。
そこで、ソニックガーデン社は、仮想オフィス空間「Remotty」を開発
しました。機能は以下の通りです。
仮想オフィス空間「Remotty」の特長
1人1席
自分の席では挨拶などを発言。他人に話しかける時は移動。タイムライン機能がある
各自の「席」で交わされる会話(テキスト)は全て、画面の横に表示出社状況・現在の状況が見える
2分に1回、顔写真が自動撮影され、パソコンの前に実際にいるかわかる入退室ログ、活動ログが取れる
複数ルームがある
モバイルアプリに対応している
ツール(Teams、Outlook、slack、zoom、Google Calender、Google Meet等)との連携が可能
これらの機能により、以下の効果があります。
チャットやテレビ会議をする前に、話しかけて良さそうかわかる
社内メンバーがどんな感じで相談しているかがなんとなくわかる
「Remotty」によって、リモートワークで失われつつあったスピード感の改善と、さらなるリモートワークの普及が期待できますね!
■2社目 : 株式会社OPSION
2社目は、OPSION 深野様にご登壇いただきました!
<株式会社OPSION 代表取締役 深野 崇 様>
・OPSIONの事業概要
OPSION社は、「work as play - 仕事をゲーム化する -」をミッションとして掲げ、次世代のワークプレイスとして、ビジネスシーンで活用できるバーチャル空間オフィス「メタバースオフィス RISA」を提供している企業です。
現在、提供中のバーチャル空間の種類には
①オフィス空間 ②イベント会場 ③教育の場があります。
OPSION社が考えるリモートワークやハイブリッドワークにおける課題は「コミュニケーション不足」です。コミュニケーションと言っても、双方向で行う「同期」向きのコミュニケーションと、一方通行の「非同期」向きコミュニケーションに分解され、それぞれに次のような課題があるそうです。
同期向きコミュニケーション
イレギュラー系 : 緊急性の高い会話
定例系 : 定期的な進捗報告などの会話
イベント系 : 社内飲み会やクイズ大会など
息抜き系 : 繋がりが強い人とのたわいもない会話
非同期向きコミュニケーション
一方的な報告や伝達 : 出社/退社、進捗報告、簡単な指示など
ログ系 : 開発要件の伝達などの明確に伝える必要があるやり取り
この中で「イレギュラー系」、「イベント系」、「息抜き系」のコミュニケーションが既存の仮想空間ツールでは、実際のオフィスにいるように行うのは難しいものです。これらの問題を「RISA」なら解決できるのです。
仮想オフィス空間「RISA」の特長
アバターが直感的で状況把握がしやすい
UIがわかりやすく社内で導入しやすい
I P制限や多要素認証など充実のセキュリティ対応
OPSION社では、RISAの活用により以下の効果が実証されました。
業務効率改善(会話を始めるまでの時間94%削減 : 5分 → 10秒)
固定費削減(オフィス家賃95% 削減 : 60万円/月 → 3万円/月)
現在は、RISAのアバター/エンタメ性という強みを生かした「work × NFT」により、仕事を頑張るとアバターのパーツや家具などのNFTがもらえ、それを使ってRISAをカスタマイズしたり、売買する仕組みを開発中です。
仕事がゲームのようになることで、新たなモチベーションが生まれる未来が楽しみです!!
■3社目 : ラウンズ株式会社
3社目は、ラウンズ 合田様にご登壇いただきました。
<ラウンズ株式会社 代表取締役 合田 翔吾様>
・ラウンズの事業概要
ラウンズは、「すべての人にテレワークという選択肢を」というビジョンを掲げ、「roundz」というテレワーク専用音声会話ツールを提供している企業です。余計なビジュアルを排除した「声だけの仮想オフィス」であることが最大の特長です。
リモートワークを始めて、このような課題を感じることはないでしょうか?
新人がチームに馴染みづらく成長が遅い
メンバー同士の助け合いが弱くなり、個別管理が大変になった
チャットの雰囲気が悪くなってきた
また、リモートワークを続けられてきた方は
仮想オフィスをだんだん使わなくなってきた
TeamsやZoomの繋ぎっぱなしに入らないメンバーが出てきた
雑談ミーティングや月次のイベントの参加者が減ってきた
リモートワークのためのツールが重くて通常業務の邪魔
という課題を感じることもあったかもしれません。このような環境では、
新人も育ちづらく、既存メンバーも新たな関係を築きにくいです。
声だけの仮想オフィス「roundz」の特長
roundzでは、仮想オフィスでの仕事のみならず、毎日の「ちょっとした
会話」で人を繋ぎ、信頼関係を作ることができます。
roundzの特長は以下の通りです。
会話と集中の「ちょうど良い」バランスで生じる安心感
いつも表示、オフィスにいるようにメンバーの存在を感じる
自然体での会話が、ただ聞こえてくる
AIが話せるタイミングを教えてくれる
全員が使い続けられるサービス
カメラなし、Zoomは自動で停止するため、ストレスなく使える
とにかく簡単、年齢・PCリテラシー関係なく誰でも使える
軽くて高クオリティの音声で通常業務の邪魔をしない
roundzにより10分未満のソフトタッチの会話を多く作ることで、きっかけを作り、幅広いコミュニケーションを創り出すことができます。
中小企業から上場企業まで400社以上の営業・CS・マーケティングチームに導入されています!
毎日使い続けられる「声だけの仮想オフィス」は、気軽に会話ができ、信頼関係の構築に期待できますね!!
■4社目 : 株式会社エスケア
4社目は、エスケア 根本様にご登壇いただきました!
<株式会社エスケア 代表取締役 根本 雅祥様>
・エスケアの事業概要
エスケア社は、「誰もが WELL-being でいられる社会をつくる」というビジョンを掲げ、マニュアルを「ナビ化」するサービス「ツギナビ」を提供している企業です。
これまでにマニュアルを作成・共有するシステムを利用する中でこのような悩みを感じたことはありませんか。
マニュアル作成・共有時の悩み
写真・動画を上手く撮れない
上手く撮れても上手く編集できない
頑張って編集してもなんか見づらい
「ツギナビ」とは
これを解決したのが、「ツギナビ」です。マニュアルの理解に最適な独自のUIシステムを提供します。
サービス利用の手順
編集前のコンテンツを専用サイトからアップロード
2営業日程度で高品質のステップ動画を制作
Instant App、App Clipで閲覧可能なページのQRコードを発行!
飲食店の料理マニュアル、工場の材料加工マニュアル、さらに家電の取扱説明書などにも対応しています。また、音声コントロールを搭載しているため、手が塞がった状態でも手順を追うことができます。
また、「ツギナビ for Cooking」というサービスのアプリもリリースされています!
両手が塞がることの多い料理などの場面で、音声操作によってマニュアル操作ができるのは、大変便利ですよね!今後の活用範囲の拡大に期待です!
■5社目 : noco株式会社
5社目は、noco 猪岡様にご登壇いただきました!
<noco株式会社 ビジネス開発部 マネージャー 猪岡 遥妃様>
・nocoの事業概要
nocoは、「働く人と組織をテクノロジーでエンパワーメントする」というビジョンを掲げ、マニュアル&ナレッジ管理アプリ・クラウド顧客獲得ツールの開発・運営を行っている企業です。
皆さんの会社では、社内マニュアルを活用できているでしょうか。また、
現場に定着しているでしょうか。マニュアルの作成・運用面で、以下の課題を感じていませんか?
マニュアル作成・運用の課題
バラバラのフォーマットで作成されている
保管場所が把握できていない
更新ができていない
作成者ごとに品質が異なる
作り方がわからない
マニュアルが読みづらく、頭に入らない
これはマニュアルに「型」がないため、感じる課題です。さらに、「型」ができても
日本語がわからない(外国語がわからない)
専門用語がわからない
テキストだらけで理解できない
といった新たな課題が生じます。
「toaster team」とは
「toaster team」は、このようなマニュアルの抱える課題(現場の知らない/わからない/できない)を解決するクラウドサービスです。
toaster teamの特長
ガイダンスに従うだけでかんたん作成
社内用語や専門用語の解説が自動で表示
ワンタッチ簡易翻訳
専用の編集ソフト不要、画像をワンクリックで編集可能
動画編集未経験者でもカンタン編集
日報・議事録・企画書 情報共有のノート機能も搭載
リリース開始から2000社以上の企業への導入実績があります。
誰でもわかりやすいマニュアルを簡単に作成できるこのサービスは、企業の生産性向上に大きく貢献できそうですね!!
まとめ
今回は、WorkTech関連の代表的な5社のお話をお聞きしました。
いつでもどこでも誰とでも働ける時代の到来には、多くの課題がありますが、それを解決するために様々なサービスが開発されているんですね!WorkTechによって、仕事へのモチベーションアップ・企業の生産性向上が
もっと進んでほしいですね。
今後もドコモ・ベンチャーズでは毎週1回以上のペースで定期的にイベントを実施し、その内容を本noteでレポートしていきます!
引き続きイベントレポートを配信していきますので、乞うご期待ください!!
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