見出し画像

視点の自由研究No.126「視点_ブランドは動詞」

企業ブランディングは広告業に関わらす、コンサル業なども主戦場となった2020年代。ブランディング理論は、今も研鑽され、それを扱ったビジネス本も数多く見ることができようになりました。
今回は地方の零細企業もよく扱うブランディングについて考えてみたいと思います。実は自分たち自身もどうすべきか?そんなことも考えてみようと思います。

「ブランディング」

あまりにも有名になってしまいましたが、そもそもブランディングとは牛の放牧における所有権の認識のために押された焼印に起因していること。
情報が溢れかえり、商品も山のような種類がある世の中で、自分たちの商材を見分けてもらうために、どう目立つ焼印を押し出すか?そこに広告は今も昔も全力をかけています。
映像制作でもブランディング映像は需要の最も高いもので、私たちもよく制作しています。かつてのような企画の面白さや斬新さが求められた時代とは打って変わり、商品に即したイメージアップや企業の活動をしっかりと伝える内容が求められています。

「企業の活動として」

そんなブランディング。今はさらに進んでいるような気がしています。
企業のイメージを良くしていくブランディングはもちろんですが、SDGsやパーパスを代表とする社会的活動が、企業活動においても重要な要素になりました。
環境保全や人権尊重などかつてブラック企業では蔑ろにされていた点にスポットライトがあたり、そうした要点にどう取り組んでいるか?が問われています。一概にイメージだけをよく伝えるだけでは足りなくなってきているのかもしれません。

「ブランディングは動詞で語る」

思い起こせば、企業も法人と呼ばれるもの。人という文字が入っています。法的な人という意味でもありながら、人であるなら社会においての活動も求められる。

「ウチの会社は何が売り」から
「ウチの会社は何をしていく」

ブランド認識としての本当のことなのかもしれません。
さて、最後に私たちの会社のことも書いておきましょう。

「困ったを解決する」

以前このコラムでも書かせて頂いた弊社のパーパス。文化を継承していくのはもちろん大切にしていることですが、今ブランディングとして考えていることがあります。前述の動詞にしていくこと、お客様に何ができるかを考えていくこと、このあたりを踏まえて言語化しておこうと思います。

「困ったを解決する」

あえて言葉にしておくなら、この一言でしょう。映像制作はお客様含めて様々な人が関わります。当然制作プロジェクトを進めるにあたり、課題や障害が起きます。AIやデジタル編集で、作業効率が上がっているのも間違いありませんが、それでも撮影という面倒なことは残っています。デジタルで作業を進めながらも、最後にアナログなことをする必要があります。まさにラストワンマイルが重要なことだと考えています。

めんどくさいこと、そこに汗をかく。

自分たちが関わる人々に対してできる最大のことがそこにあると考えています。



この記事が参加している募集

仕事について話そう

映像でお困りの方、静岡で撮影されたい方、ぜひ一度お声掛けください。