【書評】「サラリーマン球団社長」
阪神野崎前社長はプロ野球版「半沢直樹」!阪神、広島という当時の「二大低迷球団」の改革、立て直しに奔走した野球素人「サラリーマン球団社長」2人の活躍を、彼らと同時期に巨人の球団代表を務めていた清武英嗣氏が描くノンフィクション。
FAで巨人移籍濃厚だった緒方を自宅に招いて振る舞った「焼き肉丼」で思いとどまらせ、黒田にメジャーの大型契約を蹴って広島復帰を決意させるなど、お金がないなりに知恵と足と情熱で球団立て直しに奔走した鈴木清明氏(現常務取締役球団本部長)。一方でオーナーから押