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【大切な家族の大麻使用が発覚!?】

始めまして、DoaNE(どーん)と申します。
僕は大麻経験者です。今現在は大麻を辞め、主にTwitterで大麻に関する情報発信をしております。
アカウントの特性上、フォロワーさんの殆どが大麻経験者や大麻に関心がある方等、大麻に対して肯定的な意見を持っている方が殆どです。
しかしそんな中で、先日ある一通のDMが届きました。
その内容は「旦那の大麻使用が発覚したので、大麻の事を良く知りたいです」と言うものでした。
見慣れないタイプのDMに僕は少し驚きました。
ここで考えてみて欲しいのは、彼女は何故、大切な旦那さんのトラブルにも関わらず、元犯罪者で大麻に対して肯定的な意見を持っていて、その上嘘か本当かも分からない様な超胡散臭い僕なんかにDMを送るに至ったのでしょうか。
「調べるよりも経験者の意見が手っ取り早いから」でしょうか。見ず知らずのネット上の人に大切な家族のトラブルの相談をしますか?そんなはずは有りませんよね。
彼女と同じ様な経験をお持ちの方ならお分かりかも知れません。
彼女は既に散々調べ尽くしています。旦那さんともしっかり話し合っています。僕へのDMは最終手段であり、苦肉の策に過ぎません。
では、何故そんな苦肉の策に踏み切ったのでしょうか。これは追ってお話しします。

大麻大賛成派の僕が大麻問題で悩む人の相談に乗る

「旦那の大麻使用が発覚したので、大麻の事を良く知りたいです。」
何故彼女が僕の様な者にそれ程大切な相談をしてきたのか、僕には分かっていました。そして、ここまでする奥さんは相当苦しんでおられると言う事も、この一文から痛いほど伝わりました。
「それは驚かれた事と思います。パニックかとは思いますが、どうか冷静な御判断を。何でも聞いて下さい。」
実は僕も過去に付き合っていた彼女に大麻使用を隠していた事が原因で破局したという経験があります。分かっていた事は、彼女は大麻がどうこうよりもまず、隠し事をされていた事に大きなショックを受けていると言う事。加えて、大麻がどう言う物か分からず、旦那さんの健康を心配していると言う事。
僕は自身の6,7年間の大麻経験を通して、大麻がもたらす健康被害の低さは身を持って理解しているので、「健康面については安心させてあげられるかも知れない。」と思い、相談を受ける事にしました。

まず第一声に聞かれた事は「依存性はあるんですか?」との事でした。やはりそこが一番気になりますよね。旦那は大麻を辞める事が出来るのだろうか。大麻が無いと生きていけない体になってしまったんじゃないだろうか。と。

「依存性は有ります。ですが、「タバコの様な吸いたくて仕方が無い!」と言う様な依存性とはまた種類が違います。お子さんもいらっしゃる様なので、もちろん辞めて貰いたいとお思いですよね?きっと辞められます。僕も今の妻と付き合う前に大麻を吸っていた事を打ち明け、それ以降辞めています。
タバコは何度も失敗しましたが、大麻なら大丈夫です!」
その返信に続けて、大麻の依存性に関しての過去記事のリンクを送りました。

彼女のプロフィールを見る限り、3人の小さなお子さんがいる様でした。僕は大麻を辞めてはいますが、もちろん大麻に肯定的であり、法を犯して大麻を吸う人に対しても、正直に言うと「別にえぇんちゃうの?」と言った感覚です。なんなら最初は「この奥さんに大麻の有害性の低さを伝えて安心させてやろう!」ぐらいの勢いだった僕が、気付けば旦那さんに大麻を辞めさせる為のアドバイスをし始め、早くも奥さんの立場に立っていました。
その理由は、「大麻が危険な薬物だから」では無く、「逮捕されてしまう可能性がゼロでは無く、さらには彼には守るべき妻子が居たから」です。

そこから、年齢や家族構成含む詳細な状況をお話しして下さり、「旦那さんの健康面はそこまで心配しなくても大丈夫」と言う事と、「僕がどう言う経緯で大麻を辞めるに至ったのか」や「旦那さんに大麻を辞めてもらう為の説得はこうした方が効果的かも」などのお話をしました。
奥さんは3人のお子さんを抱え、誰にも相談出来ず、心配で夜も眠れず、食事も喉を通らず、本当に苦しんでいた様で「お話が出来て凄く心が軽くなりました。本当に有難う御座います。」と僕みたいな元犯罪者に、何度も何度もお礼を言って下さいました。

そんな大切な相談を何故僕なんかに

ここで、最初の疑問についてお話しします。
何故彼女が、これ程大切でシリアスな相談を、僕なんかにしたのでしょうか。
彼女は言いました。
「大麻について調べると、やっぱり悪いことしか書いてなくて、旦那にそれを話しても反抗するだけで、やっていた人に直接話をきいてみたかったんです。学校の授業ではだめ!としか言われておらず、ネット上の情報も矛盾していて何を信じたら良いか分かりません。」
そうです。大麻に関する情報が、「国の発信する情報」と、彼女の旦那さん含め僕の様な「経験者の言う情報」が大きく食い違っている事態が、更に彼女を苦しめていたんです。加えて日本国内では大麻に関する話題はタブーとされがちで、多くの人にとって「触れたくない話題」となってしまっています。
恐らく彼女も、本当は家族や友人に相談したかったと思います。ですが「旦那が大麻を吸っている」なんて事は安易に話す事等出来ず、孤独に、両極端な情報の数々に混乱しながら、苦しんでおられたんだと思います。

新しい大麻の情報発信の形

僕は今回、たまたま彼女の相談を受け、同じ様な境遇の方も多くいらっしゃるんじゃないかと言う事に気付かされました。
僕が大麻の情報発信を始めた目的は、もちろん「自分が堂々と日本で大麻を吸いたいから」です。
ですがそれは「自分のわがままを通す為に嘘を付く」という訳では無く、実際の大麻経験を通して、国の情報と実体験がかけ離れている事に衝撃を受け、世間に浸透している情報には数々の誤解や偏見が含まれていると言う事を知った為、「まずは世間の誤解を解く必要がある」と言う所から始まりました。
個人的に合法化を望み、「国が言う程ヤバイもんじゃないよ!」と言う事を発信をする活動が、まさかこういう形で大麻問題で苦しむ誰かを安心させる事に繋がるとは、考えてもいませんでした。

この記事は、今回相談を受けた彼女と同じ様な境遇の方に届いて欲しいと思っています。そして、僕の様に大麻を経験し、大麻とはどう言う物かを知っている人達が、「こう言う形で誰かを助ける事も出来る」という事を一つの形として参考に出来る事もあるんじゃないかと思っています。
今後ももし、同じ様な事で苦しんでいる方がいらっしゃいましたら、DMでもなんでも結構なのでご連絡頂いて構いません。
一応サラリーマンの傍らやっている事なので、スムーズな返信は出来ないかも知れませんが、もしもお困りでしたら頼ってみて下さい。

僕は大麻を6,7年間使用しました。大麻に対しては完全に肯定的な意見を持っています。ですが、今現在は辞めており、「大麻を辞める」と言う経験も持っています。僕に出来る事があれば、是非頼って見て下さい。

以上、最後まで読んで頂き、有難う御座います。

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